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2017年版 1月30日はこんな日


● 今日(1月30日)の主なできごと

1649年 チャールズ1世処刑……1628年、イングランド議会から国王チャールズ1世に対して出された「権利の請願」は、大憲章(マグナカルタ)・権利章典とともにイギリス国家における基本法として位置づけられているが、チャールズ1世はこれを無視して議会と対立。3日前に公敵として死刑の宣告を受けた国王が、この日処刑された。こうして議会が国政に参加する権利を確立した「清教徒(ピュリタン)革命」が終結した。

1902年 日英同盟……清(中国)や韓国に進出しようとするロシアに対抗するため、この日ロンドンで「日英同盟」が結ばれた。イギリスの清の権益、日本の清や韓国の権益を相互に認め、一方が戦争になったときは中立を守り、そこに第三国が参入したときは援助しあうというものだった。当時のイギリスは、アフリカでの戦争に消耗しており、ロシアの南下をおさえる「憲兵」の役割を日本に期待したもので、日本は日露戦争への道を歩みはじめた。


● 今日生まれた人

1823年 勝海舟……幕末から明治初期の幕臣・政治家。日米修好通商条約の批准書交換のため咸臨丸でアメリカへ渡航。江戸城無血開城に貢献。

1879年 鳥井信治郎……明治・大正・昭和期の実業家。「サントリー」創業。日本の洋酒産業の創始者。

1882年 フランクリン・ルーズベルト……アメリカ第32代大統領。アメリカ政治史上で唯一4選された大統領。

1883年 秋田雨雀……明治・大正・昭和期の劇作家・小説家・童話作家・社会運動家。

1907年 高見順……昭和期の小説家・詩人・評論家。代表作『高見順日記』(貴重な昭和史資料)『如何なる星の下に』『いやな感じ』など。

1920年 長谷川町子……昭和期の漫画家。代表作『サザエさん』など。1992年に国民栄誉賞。


● 今日亡くなった人

1841年 徳川家斉……江戸幕府第11代将軍。田沼意次を罷免し、白河藩主の松平定信を老中首座に任命し「寛政の改革」を主導させるなど、在位50年は歴代の征夷大将軍の中でも最長。

1914年 石井十次……明治期の社会事業家。岡山孤児院の創設。「日本児童福祉の父」

1946年 河上肇……明治・大正・昭和期の経済学者・社会主義者。

1948年 ガンジー……インドの独立運動家。非暴力・不服従主義を提唱してインドを独立に導くものの暗殺される。「建国の父」

1981年 宮本常一……昭和期の民俗学者。代表作『忘れられた日本人』『日本の離島』『民俗学への旅』など。

1993年 服部良一……昭和・平成期の作曲家。代表作『蘇州夜曲』『東京ブギウギ』『青い山脈』『銀座カンカン娘』など。


● 過去のマイブログ「1月30日」のテーマ

2014年 「離島振興法の父」 宮本常一
全国3000もの村を歩き、「宮本民俗学」を打ち立てた民俗学者の宮本常一(みやもと つねいち)が、1981年に亡くなった日です。1907年、山口県周防大島の貧しい農家の長男として生まれた宮本常一は、小学校を卒業すると父母に負担をかけまいと、中学校には進学せず小学校高等科へ行き、卒業後は郷里で農業を手伝いました。16歳で大阪に出ると、郵便局員として働きながら……。

2013年  [おもしろ民話集 71] ふるやのもり
むかしある村に、古くて小さな農家がありました。この家には、おじいさんとおばあさんと、幼い孫の3人が住んでいて、家の片隅にりっぱな馬が一頭いました。ある晩のことです。その馬を盗もうと泥棒がしのびこむと、屋根裏にかくれ、みんなが寝てしまうのを待つことにしました。ところが、この馬をねらっていたのは、この泥棒だけではありませんでした。それは、村中で恐れられている「虎おおかみ」でした……。

2012年 「おもしろ古典落語」の57回目 『二番煎(にばんせん)じ』
火事と喧嘩は江戸の花とかいって、名物といわれるほど火事がよくありました。特に真冬は乾燥してるために大火事がたえません。そこでどこの町内にも番小屋というのがありまして、町内のだんな方が交代で番小屋を出まして、時間をきめて町内を回って歩きます。寒いので手をぬきたくても、町奉行の役人が見まわってるので、しかたがありません。しんしんと冷えこむ夜更けの町を連れだって……。

2009年  インド建国の父・ガンジー
非暴力・不服従主義の提唱者で、マハトマ(偉大なる魂)とよばれ、インドを独立に導いたガンジーが、1948年に暗殺された日です。1869年、裕福な商人の家に生まれたガンジーは、13歳で、後に共にインド独立のためにたたかったカストルバイと結婚、19歳のときイギリスに留学して法律を学んで弁護士の資格をとりました。1893年、イギリス領南アフリカにわたり、外国商社の訴訟問題にかかわるうちに……。

2008年  貧しい人たちにつくした経済学者・河上肇
「貧乏物語」 「資本論入門」 「自叙伝」 などの著作で知られ、日本におけるマルクス主義の考えを推し進めた経済学者河上肇(かわかみ はじめ)が、1946年に67歳で亡くなった日です。明治時代の中ごろ、栃木県の足尾銅山の毒が渡良瀬川に流れて、おおくの人が死亡したり失明したりする事件が起こり、その被害者を救うための演説会が東京で開かれたときのことです……。

2007年  多様な思考をする子に
親は、一般に、子どもになにかをやらせるとき、いちど決めたことを、どこまでも守らせようとします。しつけには習慣がたいせつですから、いちど決めたことを守らせるのは、よいことです。しかし 「決めたことを守らせる」 という考えにとらわれすぎるあまりに、多くの場合、忘れられていることがあります。それは、行動の習慣化にあわせて、子どもの自由な思考を育ててやることへの配慮です……。

2006年  ドラマ仕立ての楽しさは比類がない
1987年に刊行した英国レディバード社とのタイアップ企画第3弾、「レディバードブックス特選100点セット」のカセットの内容は、どのようなものかを教えてほしいという問い合わせをいただきました。当時ダイヤモンド社から、ハイテク時代の知的生活情報誌と銘打った「BOX」というビジネスマン向けの月刊誌がありました。1988年11月号で「英語の強化書」という特集記事が掲載され、その頃話題になっていた9種類の語学テープの音質比較をイギリス人英会話講師の辛口評というコラムで紹介。「レディバードブックス特選100点セット」は、最上位にランクされ……。
投稿日:2017年01月30日(月) 05:08

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)