児童英語・図書出版社 創業者のこだわりブログ Top >  2017年版 こんな日 >  2017年版 1月17日はこんな日

2017年版 1月17日はこんな日


● 今日(1月17日)の主なできごと

1991年 湾岸戦争勃発……アメリカ軍を主力とする多国籍軍は、クウェートに侵攻したイラク軍がこの日に設定されていた撤退期限が過ぎてもクウェートから撤退しなかったため、クウェートのイラク軍拠点に攻撃を開始し、1か月あまりにおよぶ湾岸戦争が勃発した。

1995年 阪神・淡路大震災……午前5時46分、淡路島北部を震源とするM7.3の巨大地震「兵庫県南部地震」が発生した。神戸市・芦屋市・西宮市などで震度7の激震を記録、神戸市を中心に阪神間の人口密集地を直撃して、鉄道・高速道路・港湾等の交通機関や電気・水道・ガスのライフラインが壊滅状態となった。自宅を失なって避難した人は30万人以上、死者6400人以上、負傷者43000人余、倒壊・損壊家屋は40万棟を越える大惨事となった。戦後に発生した自然災害では、犠牲者数で伊勢湾台風の5098人を上回り、東日本大震災が発生するまでは最悪のものだった。


● 今日の主な記念日・恒例日

防災とボランティアの日……阪神・淡路大震災では、学生を中心としたボランティア活動が活発化し、「日本のボランティア元年」といわれた。これをきっかけに、ボランティア活動への認識を深め、災害への備えの充実強化を図る目的で、1995年12月の閣議で制定された記念日。

おむすびの日……米に関係する民間企業やJA等でつくる「ごはんを食べよう国民運動推進協議会」が2000年11月に制定。

今月今夜の月の日……尾崎紅葉の小説『金色夜叉』の中で、主人公の貫一が熱海の海岸で、貫一を裏切った恋人のお宮に「可(い)いか、宮さん、一月の十七日だ。来年の今月今夜になったらば、僕の涙で必ず月は曇らせて見せる」と言ったことにちなむ記念日。


● 今日生まれた人

1820年 アン・ブロンテ……イギリス小説家。ブロンテ三姉妹の三女。代表作『アグネス・グレイ』『ワイルドフェル屋敷の人々』。

1863年 ロイド・ジョージ(初代)……イギリスの政治家。首相として第一次世界大戦に勝利し戦後処理を指導。老齢年金・健康保険・失業保険制度を導入。

1885年 大杉栄……大正期の評論家・社会主義運動家。妻の伊藤野枝、6歳の甥とともに憲兵隊に虐殺される。

1899年 アル・カポネ……アメリカのギャング。シカゴを拠点に密造酒製造・販売、売春業、賭博業などで組織を拡大したマフィアのボス。

1929年 村田英雄……昭和・平成期の演歌歌手。代表曲『王将』『皆の衆』『人生劇場』など。


● 今日亡くなった人

1935年 石川千代松……明治・大正・昭和期の生物学者。日本の動物学の基礎確立や進化論の啓蒙・普及活動。

1950年 波多野精一……明治・大正・昭和期の宗教哲学者。西田幾多郎とならぶ京都学派の立役者。

1965年 河井酔茗……明治・大正・昭和期の詩人。『無弦弓』『塔影』などの詩集で口語自由詩を提唱。

1974年 朴烈……朝鮮の社会運動家・無政府主義者。

1984年 児玉誉士夫……昭和期の右翼運動家。米ロッキード航空会社秘密代理人。


● 過去のマイブログ「1月17日」のテーマ

2014年  無実で22年も服役した朴烈
朝鮮の社会運動家・無政府主義者の朴烈(ぼくれつ=朝鮮読みパク・ヨル)が、1974年に亡くなった日です。1902年、朝鮮の東南部にある慶尚北道の農家に生まれた朴烈は、今のソウルにあった京城高校に在学中の1919年3月1日に、日本の統治から独立しようとする運動「三・一運動」に参加した後、高校を中退して日本へ渡り、在日朝鮮人を中心とする無政府主義活動に参加しました……。

2013年  [おもしろ民話集 69] はなたれ小僧さま
昔ある山奥の小屋に、ひとりの貧しいおじいさんが住んでいました。おじいさんは、毎日、薪をかついで、町へ売りにいくことで暮らしをたてていました。この日も朝早くから、薪の束をかついで、山をおりていきました。「薪、まき、まきはいらんかね」 と一日じゅう売り歩きましたが、どうしたわけか、ひと束も売れません。しかたなく、かついできた薪をそのまま背負って、山へもどることにしました……。

2012年 「おもしろ古典落語」56回目 『らくだ』
「くずーぃ、ぐずやぁ、おはらい…」「ぐず屋、おい、くず屋」「いけねぇ、らくださん家(ち)の前だ、向こうの道をまわりゃよかったな。…へ、へい、らくださんのお宅ですね」「そうだ、おめぇらくだを知ってんのか?」「へぇ、いつもくずをいただいております」「そいつは都合がいい、まぁ、入れ」「…らくださんはお留守で?」「留守じゃねぇ、死んじまった……。

2011年 型やぶりの社会主義者・大杉栄
明治後期から大正期の社会運動家で、一時、無政府主義者(アナキスト)として知られた大杉栄が、1885年に生まれた日です。香川県に生まれた大杉は、父が軍人だったため、軍人をめざして名古屋にあった陸軍幼年学校に入りましたが、軍隊に疑問を感じ、上官に反抗したため退校となって上京しました。1903年に東京外国語学校へ入学してから、足尾銅山の鉱毒事件に関心を持つうち……。
投稿日:2017年01月17日(火) 05:38

 <  前の記事 2017年版 1月16日はこんな日  |  トップページ  |  次の記事 2017年版 1月18日はこんな日  > 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://mt.izumishobo.co.jp/mt-tb.cgi/4005

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

         

2017年01月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

月別アーカイブ

 

Mobile

児童英語・図書出版社 社長のこだわりプログmobile ver. http://mt.izumishobo.co.jp/plugins/Mobile/mtm.cgi?b=6

プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)