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2017年版 2月13日はこんな日


● 今日(2月13日)の主なできごと

1689年 権利宣言の承認……ジェイムズ2世の専制からイングランドを救ったオレンジ公ウィリアムと妻のアンは、即位の前に議会の立法権、課税の同意権、討論の自由などの盛りこまれた「権利宣言」を読み上げ、ウィリアム3世とメアリー2世として共同統治する文書に署名。「権利宣言」は同年12月に「権利章典」として立法化され発布された。ジェイムズ2世の追放から二人の即位までのクーデターが無血だったことから「名誉革命」ともいわれ、「権利章典」は大憲章(マグナカルタ)・権利請願とともにイギリス国家における基本法として位置づけられている。

1875年 「平民苗字必称義務令」の布告…1870年9月に農民や商人など武士以外の平民も苗字(姓)をつけるようにという布告が出ていたが、まだつけていない者が多くいたため、この日必ずつけなくてはいけないという布告が出された。文字も書けない人たちは、大変苦労しながら苗字を考えたといわれている。


● 今日の主な記念日・恒例日

地方公務員法施行記念日……1951年のこの日、「地方公務員法」が施行されたことにちなむ。


● 今日生まれた人
 
1754年 タレーラン……フランスの政治家・外交官。フランス革命から第一帝政、ウィーン会議以後も首相・外相・大使など長期にわたってフランス政治に君臨。

1766年 マルサス……イギリスの経済学者。代表著作『人口論』で、人口は制約されなければ25年毎に倍加すると主張。過少消費説、有効需要論提唱。

1840年 渋沢栄一……明治期・大正期の大蔵官僚・実業家。「資本主義の父」

1861年 内村鑑三……明治・大正期の思想家。キリスト教無教会主義の創始者。

1899年 宮本百合子……大正・昭和期の小説家。代表作『貧しき人々の群』『播州平野』『道標』など。

1915年 アウンサン……ミャンマー(ビルマ)独立運動指導者。「ビルマ建国の父」


● 今日亡くなった人

1883年 ワーグナー……ドイツの作曲家。代表作『さまよえるオランダ人』『タンホイザー』『ローエングリン』 『トリスタンとイゾルデ』 『ニーベルングの指環』など。「楽劇王」

1931年 小出楢重……明治・大正期の洋画家。代表作『Nの家族』『喇叭をもてる子供立像』『支那寝台の裸婦』など。

1958年 ルオー……フランスの宗教画家。代表作『キリストの顔』『ヴェロニカ』『老いた王』など。

1967年 鮎川義介……明治・大正・昭和期の実業家・政治家。「日産コンツェルン」創設。

1982年 江利チエミ……昭和期の歌手。「テネシーワルツ」の大ヒットなど、美空ひばり・雪村いづみとともに「三人娘」と呼ばれ一世を風靡。

1984年 植村直己……昭和期の冒険家。世界初五大陸最高峰登頂。マッキンリーに登頂成功後消息を絶つ。

2008年 市川崑……昭和・平成期の映画監督。代表作『ビルマの竪琴』『野火』『炎上』など。


● 過去のマイブログ「2月13日」のテーマ

2014年 『東京オリンピック』 の市川崑
映画『ビルマの竪琴』『野火』『炎上』『おとうと』『犬神家の一族』、テレビ映画『木枯し紋次郎』などを監督した市川崑(いちかわ こん)が、2008年に亡くなった日です。1915年、現在の三重県伊勢市に呉服問屋の子として生まれた市川崑(幼名・儀一)は、幼いころに父が亡くなったため伯母の住む大阪に住むものの、身体が弱かったことで長野県に転地療養しました。その後広島市で暮らすうちディズニーのアニメ映画にあこがれ……。

2013年  濃密美を追求した小出楢重
『Nの家族』『喇叭をもてる子供立像』や一連の裸婦像など、大正・昭和初期に活躍した洋画家で随筆家の小出楢重(こいで ならしげ)が、1931年亡くなった日です。1887年、現在の大阪・東心斎橋の薬問屋の子として生まれた小出楢重は、子どものころから芝居や見世物小屋が立ちならぶ、典型的な大阪の街を歩き回るのが大好きな子どもとして育ちました。小学時代から絵を描くのが好きでしたが、中学生になるとますますその傾向が強まり……。

2012年  歌劇王・ワーグナー
歌劇『タンホイザー』『さまよえるオランダ人』、楽劇『ニュールンベルクの指輪』などたくさんの作品を作曲し、ロマン派歌劇の巨匠といわれるドイツのワーグナーが、1883年に亡くなった日です。1813年、ドイツ中南部の都市ライプチヒの下級官吏の家に生まれたリヒャルト・ワーグナーでしたが、生れてまもなく父を失い、母は父の親友だった俳優と再婚しました。親類の多くが歌手や俳優で身を立てていたことで……。

2009年  日本実業界の父・渋沢栄一
幕末には幕臣、明治から大正初期にかけて大蔵官僚、実業家として活躍した渋沢栄一が、1840年に生まれた日です。第一国立銀行、王子製紙、日本郵船、東京証券取引所や一橋大学、日本女子大学などたくさんの企業や学校の設立や経営に関わりました。明治になって、資本主義の道を歩みだした日本は、わずか60年あまりの間に、世界経済に追いつき、肩をならべるまでに発展しました……。

2008年  [おもしろ民話集 33] ねこの王様
ある冬の夕方のこと。お寺の墓掘りの家では、おかみさんと大きな年とった黒ねこのトムが、だんろにあたりながら、墓掘りの帰りを待っていました。でも、なかなか帰ってきません。やっと帰ってきた墓掘りは、家へとびこんでくるなり、「トミー・トルドルムって知ってるか?」といいました。おかみさんも、トムもびっくりして墓掘りをみつめました。「あらっ、いったい何のこと?」 とおかみさん。「さっき、大変なことに出あったのよ……。

2007年  秘密主義の子にしないために
子どもは、学校でも、外でも、家のなかでも、親の目のとどかないところで、いろいろな失敗をくりかえしています。いたずらをして痛いめにあったり、人に叱られたりしています。そして、心のなかには、おもしろかったけど失敗したこと、痛かったこと、叱られたことを、だれかに話してしまいたい気持をもっています。しかし、子どもが、そんなことを話しはじめたとき、失敗したり、痛いめにあったり、叱られたりした結果だけを問題にして 「どうして、そんなバカなことをしたの……。

2006年  80日間世界一周 1
「幸福の王子」は好評で、面白いという声に応え、もう一編、フランスの作家ジュール・ベルヌ(18428-1905)の「80日間世界一周」の全文を何回かに分けて掲載してみることにする。この作品が発表されたのは1873年、飛行機はまだ存在せず、ようやく汽船が海をわたるようになった時代のこと。80日間で世界一周をしてみせると賭けをしてロンドンを発ったフォッグだか、次々に現れる難問が行く手を阻む……。
投稿日:2017年02月13日(月) 05:43

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)