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最新記事【2017年05月26日】


● 今日(5月26日)の主なできごと

1180年 以仁王・源頼政の死……保元の乱、平治の乱を経て平清盛が台頭し、平氏政権が形成されたことに対し、後白河天皇の皇子以仁王(もちひとおう)と源頼政が打倒平氏のための挙兵を計画。これが露見して追討を受け、宇治平等院の戦いで、この日敗死した。しかしこれを契機に諸国の反平氏勢力が兵を挙げ、治承・寿永の乱が6年間にわたって続き、鎌倉幕府誕生の前哨戦となった。

1467年 応仁の乱……10年以上も続いた日本最大の内乱といわれる応仁の乱が、本格的な戦闘に入った。

1933年  滝川事件……京都帝国大学の滝川教授の休職を、国が一方的に下す思想弾圧事件「滝川事件」がおきた。京大事件とも呼ばれる。


● 今日の主な記念日・恒例日

東名高速道路全通記念日……1969年のこの日、大井松田IC〜御殿場ICが開通し、東京から愛知県小牧市まで346kmにおよぶ東名高速道路が全線開通。これにより、小牧ICで、4年前に完成していた名神自動車道と接続し、東京〜西宮536kmを結ぶ日本の大動脈となった。

ル・マンの日……1923年、自動車耐久レースの最高峰といわれるル・マン24時間耐久レースの第1回大会が、フランス北西部の町ル・マンで開催された。これにちなんだ記念日。


● 今日生まれた人

1825年 頼三樹三郎……幕末の儒学者・尊攘派志士。頼山陽の子。「安政の大獄」で捕らえられ、橋本左内らとともに斬首。

1832年 中村正直……明治期の洋学者・啓蒙思想家。

1877年 荒木貞夫……大正・昭和期の陸軍軍人。陸軍大臣・文部大臣歴任。皇道派のカリスマ的存在。

1877年 イサドラ・ダンカン……アメリカの舞踏家。裸足で踊るモダン・ダンスを確立。女性解放の象徴。

1895年 谷川徹三……昭和期の哲学者・評論家。

1905年 加藤楸邨……大正・昭和期の俳人。

1907年 ジョン・ウェイン……アメリカの映画俳優・監督。『駅馬車』などの西部劇スター。


● 今日亡くなった人

1855年 村田清風……江戸時代後期の長州藩士。藩政改革指導者。

1877年 木戸孝允……幕末・明治初期に活躍した西郷隆盛・大久保利通と並ぶ「維新の三傑」の一人。

1922年 ソルベー……ベルギーの工業化学者。炭酸ナトリウムの製造法を発明。

1946年 三浦環……明治・大正・昭和期のオペラ歌手。「蝶々夫人」で世界的な名声。

1976年 ハイデッガー……ドイツの哲学者。主著『存在と時間』などで、独自の存在論哲学を展開。


● 過去のマイブログ「5月26日」のテーマ

2015年 「長州藩大改革」 の村田清風
長州藩の天保改革を指導し、幕末・維新期に活躍する人脈の土台づくりをした村田清風(むらた せいふう)が、1855年に亡くなった日です。1783年、長州藩士郡代官の長男として大津郡三隅に生まれた村田清風(幼名・亀之助)は、藩校明倫館で国学や兵学を学び、成績優秀だったことから学費免除のうえ明倫館書物方に抜てきされ……。

2014年 『蝶々夫人』の三浦環
日本で初めて国際的な名声をつかんだ女性オペラ歌手の三浦環(みうら たまき)が、1946年に亡くなった日です。1884年、東京・芝に公証人の子として生まれた環は、幼いころから母に長唄、琴、日本舞踊などを学ぶうちに音楽の才能を見せ始め、1900年に東京音楽学校(東京芸大の前身)に入学して無理のない発声法を身につけると……。

2011年 「おもしろ古典落語」23回目 『首屋(くびや)』
江戸時代に、自分の首を売って歩くという不思議な男がおりました。風呂敷包みをひとつしょって、町にやってきました。「くびーっ、首屋でござーい。首・くび、首はいりませんか」こんな調子で、番町あたりまでやってきます。むかしは、このあたりは旗本屋敷が多かったところで、この売り声を、ある殿様が聞きつけました。「これ、三太夫、あれへまいる者が、首…くびやと申しておる。おかしな稼業があらわれたものじゃ……。

2010年  応仁の乱
10年以上も続いた日本最大の内乱といわれる応仁の乱が、1467年に本格的な戦闘に入った日です。この戦乱の主な原因は、室町幕府8代将軍足利義政に仕える管領の細川勝元と山名持豊(宗全)ら有力守護大名の対立でした。当時、守護大名たちは将軍よりも力をつけていました。15世紀のはじめころから、地方の村の武士(小武士)たちは、京都の公家や社寺の荘園の警備にあたっていましたが、一部の小武士の中に……。

2009年  滝川事件発生
1933年のこの日、国が京都帝国大学の滝川(たきがわ)教授の休職を、一方的に下す思想弾圧事件がおきた日です。滝川事件は京大事件とも呼ばれます。この事件は、前年に、他の大学で行なわれた京都帝国大学(京大)滝川幸辰法学部教授の講演内容に、無政府主義的な傾向があると、政府に目をつけられたのがきっかけでした。そして、1933年4月、内務省は教授の著書『刑法講義』『刑法読本』が共産主義的だとして、発売禁止処分を下しました……。

2008年  明治維新の立役者・木戸孝允
幕末から明治にかけた波乱の時代に生き、西郷隆盛・大久保利通とともに、明治維新の大功労者のひとりとして活躍した木戸孝允(きど たかよし) が、1877年に亡くなった日です。長州藩(山口県) の藩士だった孝允は、薩摩藩(鹿児島県) の西郷隆盛や大久保利通とならんで 「維新の3傑」 といわれています。高杉晋作なきあとの長州藩の軍隊をひきいた孝允が、西郷や大久保たちの薩摩藩と力をあわせ……。

2006年  片耳の大鹿
「片耳の大鹿」 椋鳩十作(ポプラ社刊)のあらすじは、次の通りです。鹿児島県の屋久島……この島で、少年たちはシカ狩りの名人吉助おじさんたちと、冬の山へシカを撃ちに行きます。めあては鉄砲で片耳をもがれたシカの大将。ところが急にあらしになり、ずぶぬれになった一行8人はほら穴にもぐりこみます。するとそこには仲間をつれてあらしをのがれた大シカがいました……。
投稿日:2017年05月26日(金) 05:50

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)