« 2017年02月19日 | 児童英語・図書出版社 創業者のこだわりブログ Top2017年02月21日 »

最新記事【2017年02月20日】


● 今日(2月20日)の主なできごと

1607年 歌舞伎踊り……出雲の阿国が、江戸城で将軍徳川家康や諸国の大名の前で初めて歌舞伎踊りを披露し大喝采をあびた。これにちなみ、この日は「歌舞伎の日」記念日となっているる。

1928年 初の普通選挙……それまでの選挙権は、国税を3円以上おさめる成人男性に限定されていたが、大正デモクラシーの勃興や護憲運動によって、納税額による制限選挙は撤廃され、25歳以上の成年男性による普通選挙が実現した。なお、女性も参加する完全な普通選挙が実施されるようになったのは1946年4月10日の総選挙から。


● 今日の主な記念日・恒例日

旅券の日……1878年のこの日、「海外旅券規則」が通達され、「旅券」という用語が日本で初めて使用されたことにちなみ、外務省が1998年に制定。

アレルギーの日……1966年のこの日、免疫学者の石坂公成・照子夫妻が、ブタクサによる花粉症の研究からアレルギーを起こす原因となる免疫グロブリンを発見したことを、アメリカのアレルギー協会が発表したことにちなみ、日本アレルギー協会が1995年に制定。


● 今日生まれた人

1876年 伊波普猷……大正・昭和期の沖縄研究家・歴史家・民俗学者。

1883年 志賀直哉……大正・昭和期の小説家。代表作『暗夜行路』『和解』『小僧の神様』『城の崎にて』など。白樺派を代表する小説家の一人。

1886年 石川啄木……明治期の歌人・詩人・評論家。代表作『一握の砂』『悲しき玩具』(歌集)『あこがれ』(詩集)『時代閉塞の現状』(評論)など。「永遠の青年詩人」

1915年 水の江瀧子……昭和・平成期の女優・映画プロデューサー。日本初の女性映画プロデューサーとして『太陽の季節』『狂った果実』など70本以上制作。

1925年 栃錦……昭和期の力士・親方。第44代横綱。若乃花とともに1950年代の黄金期 「栃若時代」を築く。

1936年 長嶋茂雄……昭和・平成期のプロ野球選手・監督。「ON砲」として並び称された王貞治とともに巨人のV9に大きく貢献。


● 今日亡くなった人

1919年 村山槐多……大正期の洋画家。代表作『庭園の少女』『尿する裸僧』『コスチュームの娘』など。

1933年 小林多喜二……昭和期のプロレタリア小説家。代表作『蟹工船』『不在地主』『党生活者』など。

1947年 林古溪……昭和期の歌人・漢詩人・国漢文学者。『浜辺の歌』の作詞。

1962年 鳥井信治郎……明治・大正・昭和期の実業家。「サントリー」創業。

1985年 中野好夫……昭和期の評論家・イギリス文学者。代表作『シェイクスピアの面白さ』『世界史の十二の出来事』『蘆花徳富健次郎』など。

1996年 武満徹……昭和・平成期の作曲家・エッセイスト。『ノヴェンバー・ステップス』など、日本を代表する現代音楽家。


● 過去のマイブログ「2月20日」のテーマ

2014年 「国際的作曲家」 武満徹
『ノベンバー・ステップス』『弦楽のためのレクイエム』などの純音楽、数かずの映画音楽の作曲で話題を集め、エッセイストとしても知られる武満徹(たけみつ とおる)が、1996年に亡くなった日です。1930年、東京・本郷で生まれた武満徹は、生後1か月で父の勤務先である満州の大連に渡りました。1937年に単身帰国すると、7年間にわたって叔父の家ですごし、叔母が箏(そう)曲の師匠だったことから……。

2013年  [おもしろ民話集 73] 乞食のくれた手ぬぐい
むかし、都のある町に、海産物の大問屋がありました。この店に、お梅という、山国育ちのとても働きもので気だてのよい若い娘が奉公していました。おしいことに器量のほうはよくないため、近所の若者たちから、山猿、山猿とからかわれていました。ある日のことです。お梅が店先で掃除をしていますと、そこへひとりの乞食(こじき)がやってきて、「水を一ぱいもらえませんでしょうか」といいました……。

2012年 「沖縄学の父」 伊波普猷
大正・昭和前期の歴史家・民俗学者で、沖縄研究に生涯をささげた伊波普猷(いは ふゆう)が、1876年に生まれた日です。沖縄県那覇市の地元名士の家に生まれた伊波は、幼少のころから漢学塾に通った後、師範学校付属の小・中学校に学びました。ところが中学5年のとき、校長が英語科廃止の方針や生徒に信望のあつかった教師を辞職させる命令をくだしたことへ反発、ストライキ事件をおこして退学させられ……。

2009年 『蟹工船』 の小林多喜二
日本プロレタリア文学の代表作家といわれる小林多喜二が、1933年に拷問によって殺された日です。小林多喜二の書いた『蟹工船』『不在地主』『党生活者』などは、日本のプロレタリア文学の代表作といわれています。プロレタリア文学というのは、労働者や農民の貧しいすがたや、そのまずしさの原因となっている社会のしくみをありのままにえがいた文学です。それは、はたらく人びとの立場から……。

2008年  歌舞伎のルーツ・出雲の阿国
江戸時代の初期、日本の伝統芸能である歌舞伎の基礎をきずいた芸能者・出雲の阿国 (おくに) が、1607年初めて江戸で歌舞伎おどりを披露した日です。天下分け目の関ヶ原の戦いが起こった1600年ころのことです。賀茂川(京都府)のほとりの四条河原で、かね、太鼓を打ち鳴らし、念仏をとなえながら踊る一座が、人気を集めていました。人気のまとになっているのは、すがたが美しく、声がきれいで踊りのじょうずな……。

2007年  東ヨーロッパ諸国の独立と民主化 (2)
[ハンガリー] 10世紀に「ハンガリー王国」として建国後、モンゴルやトルコの侵入、オーストリアの支配など幾多の変遷を重ね、さらに第2次大戦中はドイツに占領されて、食料倉庫の役割をおしつけられました。1945年ソビエト軍のたすけを借りてドイツ軍を追い出し、1949年人民共和国として再出発しました。ハンガリーは、東ヨーロッパのなかでは指おりの大平野が広がる恵まれた風土にあります……。

2006年 「80日間世界一周」6
パスパルトゥーはこの遅れにいら立ちました、しかし、フィリアス・フォッグの気分を妨げるものは何もありませんでした。彼は長い間トランプをしてすごしました、まるで時間など気にならないかのように! やっと列車が動きだせるようになったとき、雪が降りはじめました。パスパルトゥーはふたたび心配になりました、まもなく平原が雪でおおわれることを知っていたからです。大雪は線路をこわし……。
投稿日:2017年02月20日(月) 05:36

2017年02月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        

月別アーカイブ

 

Mobile

児童英語・図書出版社 社長のこだわりプログmobile ver. http://mt.izumishobo.co.jp/plugins/Mobile/mtm.cgi?b=6

プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)