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2016年版 7月29日はこんな日


● 今日(7月29日)の主なできごと

1855年 長崎に「海軍伝習所」開設……江戸幕府はこの日、海軍の士官を養成するための教育機関「海軍伝習所」を開設した。オランダ商館長クルチウスの意見を採り入れたもので、第1期生にはのちに軍艦奉行となる勝海舟らがいた。


● 今日の主な記念日・恒例日

アマチュア無線の日……1952年のこの日、戦中に禁止されていたアマチュア無線(営利を目的としない短波を用いた無線通信)が解禁され、全国の30人に無線局予備免許が交付された。これにちなみ、日本アマチュア無線連盟が「無線の健全な発達と普及」をはかりたいと、1973年に制定。


● 今日生まれた人

1872年 山室軍平……明治・大正・昭和期のキリスト教社会事業家。公娼廃止運動を推進。

1883年 ムッソリーニ……イタリアの政治家。国家ファシスト党党首。

1887年 重光葵……大正・昭和期の外交官・政治家。ソ連との国交回復、国連加盟に尽力。

1905年 ハマーショルド……スウェーデンの政治家。第2代国連事務総長。

1909年 大原総一郎……昭和期の実業家。倉敷紡績社長。

1937年 橋本龍太郎……昭和・平成期の政治家。第82・83代首相。


● 今日亡くなった人

1099年 ウルバヌス2世……ローマ教皇(159代)。第1回十字軍を派遣。

1179年 平重盛……平安時代後期の武将。平清盛の長男。

1856年 シューマン……ドイツの作曲家。代表作『謝肉祭』『子どもの情景』 など。

1890年 ゴッホ……オランダの画家。代表作『ひまわり』など、10年間に850点以上の油絵の佳作を描く。

1974年 ケストナー……ドイツの小説家・詩人。代表作『エミールと探偵たち』『ふたりのロッテ』など。

1999年 辻邦生……昭和・平成期の小説家。代表作『安土往還記』『背教者ユリアヌス』『西行花伝』など。


● 過去のマイブログ「7月29日」のテーマ

2015年ブログ 「第1回十字軍」 とウルバヌス2世
クレルモン教会会議での演説により、第1回十字軍を派遣させたローマ教皇ウルバヌス2世が、1099年に亡くなった日です。1042年、北フランスの地方貴族の家に生まれラゲリウスのオド(のちのウルバヌス2世)は、聖職者になるための教育を受けました。今のブルゴーニュ地方にあったクリュニー修道院に入り、院長を務めたあと、教皇グレゴリウス7世の招きでローマに赴き、枢機卿(教皇に次ぐ僧職)となりました……。

2014年ブログ 「国連加盟」 を実現させた重光葵
昭和の激動期に、外交官・外務大臣として力を尽くした重光葵(しげみつ まもる)が、1887年に生まれた日です。今の大分県豊後大野市に生まれた重光葵は、旧制第五高校を経て、1911年東京帝国大法科を卒業後に外務省に入りました。ドイツ、イギリス、アメリカ、ポーランド各国に公使として勤務後、1931年に中国公使となりました。まもなく、日本陸軍の一部が中国東北部を制圧しようと「満州事変」をおこしたことで、重光は外交による協調路線によって収めようと奔走します……。

2013年ブログ 平氏政権をになった平重盛
平清盛の長男で、清盛の後継者として期待された平重盛(たいらの しげもり)が、1179年、清盛に先だって亡くなった日です。1138年、平氏全盛時代を築いた平清盛の長男として生まれた平重盛は、12歳で天皇を補佐する役人の蔵人(くろうど)となり、1156年に後白河天皇と崇徳上皇の戦い「保元の乱」、1159年の平氏と源氏の戦い「平治の乱」に、若き武将として父とともに戦い、いずれも勝利したことで武名を高めました……。

2011年ブログ 「おもしろ古典落語」32回目 ばけもの使い
人使いの荒いことで有名な隠居がありました。日本橋にあった桂庵という、私設の職業安定所から、何人も紹介されて来ますが、あんまりきつくて、だれも長く勤まりません。もく兵衛が紹介されて来てみると、仕事はみんな片づいているといいます。「たいした仕事はないが、物置に薪が10ぱばかり手ごろに割ってもらおう。それが終わったら縁の下にある炭を適当な大きさに切っておくれ。ついでに縁の下のクモの巣を払って、天井裏のクモの巣も払ったついでにネズミの死骸や糞もキレイに掃除して、塀のイタズラ書きを消したらその下の どぶを掃除して、隣の家の前を掃除したら反対側の家の掃除をして、ついでに向こう三軒もきれいにしとけ……。

2010年ブログ 少年小説のケストナー
『エミールと探偵たち』『飛ぶ教室』などの児童文学で名高いドイツの作家・詩人のケストナーが、1974年に亡くなった日です。代表作『エミールと探偵たち』 のあらすじは次の通りです。実業学校に通う母子家庭のエミールは、休暇を利用してベルリンにいるおばあさんやいとこに会いに行くことになりました。ところが、エミールは乗っていた汽車の中でいねむりをしているすきに、母からあずかったおばあさんに渡す金を、相席だった山高帽の男にすられてしまいました……。

2009年ブログ 炎の画家ゴッホ
明るく力強い『ひまわり』など、わずか10年の間に850点以上の油絵の佳作を描いた後期印象派の代表的画家ゴッホが、1890年に亡くなった日です。オランダに生まれフランスで活躍した画家ゴッホ。若くして画才を認められ、その才能を着実に開花させた画家がほとんどなのに対し、ゴッホが絵かきをめざしたのは1880年、27歳になってからでした。1886年、33歳になったゴッホは、弟テオの世話でパリに出ます。日本の浮世絵のみごとな単純化を知っていた彼は、パリで印象派の画家につきあうと、いっぺんに色が明るくなりました……。

2008年ブログ 「子どもの情景」 のシューマン
「謝肉祭」 「子どもの情景」 などを作曲し、ドイツ・ロマン派のリーダーといわれるシューマンが、1856年に亡くなった日です。なお、有名な 「トロイメライ」 は、全13曲からなる 「子どもの情景」の7曲目に登場する曲。『トロイメライ』で親しまれているドイツの作曲家ローベルト・シューマンは、幼いころから音楽がだいすきでした。1810年に生まれ、7歳ですでに作曲を始めたといわれています。また、10歳ころから、ハイネやバイロンらの叙情詩を愛するようになり、音楽と文学にひたって少年時代をすごしました……。

2005年ブログ F商事を訪ねる
W氏のセールス現場に立ち合わせてもらい、いかに一般家庭に「ポケット絵本」を売り込めばよいかのイメージをつかんで勇気を得た私は、J・チェーンのことを思い出していた。系列会社のJ総業が倒産した以上、どんなに頑張っても2、3ヶ月後にはJ・チェーンも破綻してしまうだろう。そうなると、多額の加盟料を支払って手にした加盟店の営業権の価値もなくなってしまう。全国に1000店を越える加盟店があるそうで、みんな路頭に迷うはずである。加盟店の中には、当社の「ポケット絵本」を中心に営業活動をしてくれた人がたくさんいると聞いている。散り散りになってしまう前に……。
投稿日:2016年07月29日(金) 05:14

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)