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2016年版 7月19日はこんな日


● 今日(7月19日)の主なできごと

1856年 ネアンデルタール人の骨発見……ドイツのデュッセルドルフ郊外ネアンデルタール渓谷にある洞窟で、原始的な人骨が発見された。その後の研究により、この骨は、3〜25万年前に存在していた現生人類ホモ・サピエンスに最も近いヒト属とされた。

1864年 蛤御門(禁門)の変……「尊王攘夷」(天皇を尊び、外敵を斥けようとする思想)を掲げる長州藩の志士たちが京都に攻めのぼり、京都御所の警備にあたっていた会津・薩摩の両藩と激突。わずか1日で長州の敗北に終わり、長州は一時勢いを失った。

1870年 普仏戦争……フランスがプロイセン王国に宣戦、プロイセンが大勝して、翌年にプロイセン主導によるドイツ帝国が成立した。


● 今日の主な記念日・恒例日

女性大臣の日……1960年のこの日、日本初の女性大臣が誕生したことにちなむ記念日。岸内閣の後を受けて池田勇人内閣が発足し、中山マサ衆議院議員が厚生大臣として入閣。在任期間は5ヶ月と短かったが、母子家庭への児童扶助手当支給を実現した。

戦後民主主義到来の日……1949年のこの日、石坂洋二郎原作の『青い山脈』(今井正監督)が封切られた。原節子主演の青春映画は、藤山一郎と奈良光枝のデュエットによるテーマソングとともに大ヒットし、戦後民主主義の到来を感じさせることで制定。


● 今日生まれた人

1834年 ドガ……フランスの画家。「踊り子」の絵を多数描く。

1896年 クローニン……イギリスの小説家。代表作『星は地上を見ている』『帽子屋の城』『天国の鍵』など。

1897年 加藤唐九郎……大正・昭和期の陶芸家。

1923年 三波春夫……昭和・平成期の歌手。


● 今日亡くなった人

1374年 ペトラルカ……イタリア・ルネッサンス初期の詩人・人文学者。

1864年 久坂玄瑞……幕末の長州藩士。「蛤御門の変」に加わり負傷して自刃。

1888年   山岡鉄舟……幕末から明治期の幕臣・政治家・思想家。剣・禅・書の達人。

1965年 梅崎春生……昭和期の小説家。代表作『ボロ家の春秋』『桜島』など。

1965年 李承晩……韓国の1〜3代大統領。

1968年 子母沢寛……昭和期の小説家。代表作『国貞忠治』『父子鷹』など。

2007年 河合隼雄……昭和・平成期の臨床心理学者。代表作『ユング心理学入門』『昔話の深層』など。


● 過去のマイブログ「7月19日」のテーマ

2013年ブログ  [おもしろ民話集 92] 塩ふきうす
むかし、ある村に兄弟が住んでいました。よくばりな兄は、大きな家にすみ、正直な弟は、小さい家に住んでいました。ある年の暮れのことです。びんぼうな弟は、兄の家にいき、「兄さん、すまないが、米とみそを貸してくれないかな?」といいました。ところが兄は、「年越しに食う米やみそがないとは、どういうことだ。そんなやつにやるものなんか、なにもない」と、戸をぴしゃりと閉めてしまいました。弟はあてもなく、とぼとぼと引きかえしました……。

2012年ブログ 「おもしろ古典落語」78回目 金明竹
骨とう屋のおじさんに世話になっている与太郎が、猫のヒゲを抜いています。「なんでそんなことするんだ、ねずみをとらなくなっちゃうだろ。それに、よそさまの赤ちゃんに、なにか食べさせちゃいけないよ、お隣の赤ちゃんになにをたべさせたんだ?」「かかとの皮。でも食べなかった」「馬鹿もん!」いつもこんな調子なので、おじさんの気が休まるひまがありません。表の掃除をさせればホコリを立てる、掃除の前には水をまくものだと教えれば、二階の床にも水をまくしまつ……。

2011年ブログ 「人文学の父」 ペトラルカ
ダンテと並び、イタリア・ルネッサンス初期を代表する詩人で、人文学者のペトラルカが、1374年に亡くなった日です。1304年、イタリア中部のアレッツォに生まれたペトラルカの父は、『神曲』で名高い ダンテ とともにフィレンツェを追われた法律家でした。そのためペトラルカは5歳の時に、フランス南部の古都アビニョンに一家とともに移り住みます。やがて、ボローニャ大学などで法律学を学びましたが、興味は詩作や、ラテン語を古代ローマ時代の古典的形式に整備したりすることでした……。

2007年ブログ ホーホー ツカレタ ツカレタ……
もう何年も前から気になっている声が、今年も聞こえます。この声は、6月はじめころから始まって8月頃まで続きます。時間は早朝から午前10時頃まで。けっこう低音なので、玉川上水にでもいるカエルかしらと思っていました。でも、カエルの声をいろいろ調べてみましたが、どうも似た鳴き声をみつけることができません。1週間ほど前、またこの声が聞こえだしたので、声の主を見つけてみようと100メートルも走ると、人家のあるあたりで、しかも高いところからの声です……。

2006年ブログ 読書の楽しさ、すばらしさ
次の詩は 「けしょう」 というタイトルで、小学4年生の男の子が書いたものです。パタパタ/ポンポン/シュー/母のけしょうがはじまった/ひどい土台にクリームぬって/口べにぬって/おしろいつけて/スプレーかけて/けしょうしてる/「けしょうするのはハエが一番で/ネコが二番で/女が三番っていうけど/ほんとやな」/と ぼくがいった……。

2005年ブログ 成功するための心構え
5月30日にブログを開始して以来、6月末まで17回にわたり、創業期の大苦戦物語を綴ってきた。今思い返しても、よくもあの苦境が乗り越えられたかと思う。まさに、若さの賜物だといえよう。しかしこれも、30余年間のいずみ書房の歴史にとっての序章、シチュエーションを変えながら、それに近いことがその後、何度もおこるのである。何もかもうまくいくことなどありえない。必ず何らかの障害や困難に突き当たる。それが人生なのだと割りきってしまうほうがよいのかもしれない……。
投稿日:2016年07月19日(火) 05:00

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)