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2016年版 7月6日はこんな日


● 今日(7月6日)の主なできごと

1783年 浅間山大噴火……長野と群馬の県境にある浅間山がこの日に煙を吐き出し、2日後に大爆発、火砕流が村々を襲って2万人の命を奪った。火山灰が広い地域をおおったため作物が出来ず、天明の飢饉の要因となった。

1885年 狂犬病ワクチン……フランスの細菌学者・化学者のパスツールが、1885年に狂犬病ワクチンを初めて人体に接種した。

1912年 日本がオリンピック初参加……ストックホルムで開催された第5回オリンピックに、日本選手2名が初めて出場した。


● 今日の主な記念日・恒例日

サラダ記念日……1987年のこの日、俵万智が歌集『サラダ記念日』を刊行。タイトルとなった一首「この味がいいねと君が言ったから 七月六日はサラダ記念日」とあり、この歌集がきっかけとなって [短歌ブーム] がおこったことから制定された。また、「記念日」を一般に定着させるきっかけともなったことで、「記念日の日」にもなっている。

公認会計士の日……1948年のこの日、「公認会計士法」が制定されたことから、日本公認会計士協会が1991年に制定。


● 今日生まれた人

1837年 津田仙……明治期の農学者。日本初の通信販売。津田梅子の父。新島襄、中村正直とともに「キリスト教界の三傑」

1874年 佐藤紅緑……明治・大正・昭和期の小説家・児童文学作家。サトウハチロー、佐藤愛子の父。

1920年 ミヤコ蝶々……昭和・平成期の漫才師・女優。

1935年 ダライ・ラマ14世……チベット仏教法主・チベット亡命政府指導者。


● 今日亡くなった人

1535年 トマス・モア……イギリスの思想家・大法官。代表作『ユートピア』。

1715年 稲生若水……江戸時代中期の本草学者。

1893年 モーパッサン……フランスの小説家。代表作『女の一生』『脂肪の塊』『首飾り』など。

1894年 高橋由一……明治期の洋画家。代表作『花魁』『鮭』など。

1916年 ルドン……フランスの画家。代表作『眼=気球』『トルコ石色の花瓶の花』など。

1932年 グレアム……イギリスの小説家。代表作『たのしい川べ(ひきがえるの冒険)』。

1962年 フォークナー……アメリカの小説家。代表作『響きと怒り』『サンクチュアリ』『八月の光』など。

1999年 ロドリーゴ……スペインの作曲家。代表作『3つのスペイン風小品』『アランフェス協奏曲』など。


● 過去のマイブログ「7月6日」のテーマ

2015年ブログ 「日本博物学の祖」 稲生若水
民(中国)の本草(ほんぞう)学書の欠点を補い、日本独自の『庶物類纂』を著した本草学者の稲生若水(いのう じゃくすい)が、1715年に亡くなった日です。1655年、京都の南にあった淀藩領主永井家の医師の子として江戸屋敷に生まれた稲生若水(本名・宣義 若水=号)は、医学を父から学び、11歳のとき大坂の本草学者福山徳潤に学び、京都の儒学者伊藤仁斎から古義学派の儒学を学びました。ところが、不幸にも主家の永井家がお家断絶になってしまったため、26歳で浪人の身となり……。

2011年ブログ 『ユートピア』 のトーマス・モア
イギリス・ルネサンス期の法律家、思想家で、『ユートピア』を著わしたトーマス・モアが、1535年に斬首刑により亡くなった日です。1478年、ロンドンの裁判官の家に生まれたトーマス・モアは、大司教・大法官のジョン・モートンの家で教育を受け、オクスフォード大学で古典学を学びました。その後、リンカーン法学院で5年間法学の研究をしているときエラスムスと知り合い……。

2010年ブログ 短編の名手・モーパッサン
今日7月6日は、『脂肪の塊』『首飾り』などの短編をおよそ260編も遺したフランスの作家モーパッサンが、1893年に亡くなった日です。モーパッサンには『女の一生』など長編6編もあります。短編の代表作『首飾り』は、次のような内容です。下級役人ロワゼルと結婚したマルチドは、パリでつつましい生活を送っていました。でも、気位の高い美ぼうを鼻にかけた性格のマルチドには、それが不満でなりません。毎日のように、豪華な居間や晩さんを空想しては、気をまぎらすのでした……。

2009年ブログ 『星の王子さま』 のサン・テグジュペリ
1943年に発表されて以来世界じゅうの子どもやおとなに愛され続けている『星の王子さま』をはじめ、『夜間飛行』『人間の土地』などの飛行機の小説を書いた飛行家のサン・テグジュペリが、1944年に亡くなったと思われる日(7月31日説あり)です。アントワーヌ・ド・サン・テグジュペリは、1900年にフランスのリヨンに生まれました。20歳の頃から、志願兵として飛行機に乗りはじめ、やがて民間航空界に入り、夜間飛行の先駆者となりました……。

2007年ブログ 英語の7月〜11月のこと
45年以上前、高校時代の「世界史」の授業で教わった、英語の月の名前のエピソードをなぜか急に思い出しました。英語で、7月〜11月は順にJuly, August, September, October, November です。でも、Septemberは本来、seventh で7番目、October はoctopus (8本足の)「たこ」のように8の意味、Novemberはninthで9番目を意味する言葉でした。ところが、ローマ時代に活躍したユリウス・シーザーとアウグスッスが自分たちの名前であるJulyとAugustを入れてしまったために、2か月ずつずれてしまったという話……。

2006年ブログ はけたよはけたよ
「はけたよはけたよ」(神沢利子文・西巻茅子絵 偕成社刊)は次のように展開します。主人公のたつおくんは、ひとりでパンツがはけません。なんどやっても、はけません。はこうと思って片足をあげると、どてん!。たつおくんは、とうとう、「パンツなんか、はかないや」と、言って、はだかのまま外へでていきます。ところが、犬、ねこ、ねずみ、それに牛や馬に 「しっぽのないおしり」 と、わらわれてしまいます。たつおくんは、どんどん逃げて行き、1本足で立っているサギのまねをして、自分も1本足で立とうとすると、またどてん! ……。

2005年ブログ こだわりの教育カリキュラム
「セサミストリート」が、テレビによる「子どもの学校」をめざした教育番組であることは、先に記述したが、「セサミえいごワールド」の映像も、同じような独創的なカリキュラムを基に制作されている。1話15分、全52話は、日本語も英語も話せる小学生の主人公ティンゴが、ニューヨークに住む女子高校生ニッキの家に1年間ホームステイし、さまざまな異文化交流をしながら成長していく楽しいストーリーとして展開される……。
投稿日:2016年07月06日(水) 05:04

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)