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2016年版 7月26日はこんな日


● 今日(7月26日)の主なできごと

1945年 ポツダム宣言の発表……アメリカ、イギリス、ソ連(現ロシア)3国首脳の名で、日本に無条件降伏をせまる「ポツダム宣言」を発表した。日本が回答を引き延ばすうち、8月に入って広島と長崎に原爆を投下され、日本と不可侵条約を結んでいたソ連の参戦などの情勢の変化により、8月14日の御前会議で受諾を決めて終戦をむかえた。発表から受諾までの20日間で、およそ38万人もの人が亡くなったといわれている。

1956年 スエズ運河国有化宣言……エジプトにあるスエズ運河は、地中海と紅海を結ぶ国際的な水路で、開通した1869年から100年近くものあいだ、通行料はフランスやイギリスが株を占める万国スエズ運河会社に入り、エジプトには何の利益も受けられなかった。エジプトのナセル大統領はこの日、スエズ運河国有化を世界に宣言。これを不服としたフランスやイギリスは、国際連合に解決を求めたが、その解決を待たずに両国は、10月にイスラエルと連合してエジプトに戦争をしかけた(スエズ動乱・中東動乱)。これに対して世界中から非難がまきおこり、連合軍は11月に撤退した。翌年4月にエジプト国有になって、スエズ運河は再開された。


● 今日の主な記念日・恒例日

幽霊の日……1825年のこの日、江戸の中村座で鶴屋南北作『東海道四谷怪談』が初演されたことにちなむ記念日。この怪談は、夫の伊右衛門に殺された妻お岩が幽霊となって復讐する話で、元禄時代に起きた事件を基に創作されたといわれる。


● 今日生まれた人

1856年 バーナード・ショー……イギリスの劇作家。代表作『ピグマリオン』『聖女ジョウン』『ウォレン夫人の職業』など。

1875年 ユング……スイスの心理学者・精神分析学者。分析心理学(ユング心理学)を創始。

1881年 小山内薫……明治・大正・昭和初期の演出家・劇作家。

1891年 宇野浩二……大正・昭和期の小説家。代表作『思ひ川』『蔵の中』など。


● 今日亡くなった人

1486年 太田道灌……室町・戦国時代の武将。江戸城を築城。

1651年 由井正雪……江戸時代前期の軍学者。「慶安の変」を首謀。

1988年 武智鉄二……昭和期の演出家・演劇評論家・映画監督。

1992年 大山康晴……昭和・平成期の将棋棋士。永世名人。

1994年 吉行淳之介……昭和・平成期の小説家。代表作『驟雨』『砂の上の植物群』など。

1997年 小平邦彦……昭和・平成期の数学者。「調和積分論」で日本初のフィールズ賞。

2011年  小松左京……昭和・平成期のSF作家。代表作『日本沈没』『首都消失』など。


● 過去のマイブログ「7月26日」のテーマ

2012年ブログ 「近代演劇の確立者」 バーナード・ショー
19世紀末から20世紀前半に活躍したイギリスの劇作家バーナード・ショーが、1856年に生れた日です。アイルランド東部にあるダブリンの穀物商の家に生れたジョージ・バーナード・ショーでしたが、幼い頃に家が没落し、きびしい境遇の中で少年時代を送りました。小学校を卒業すると、不動産会社の事務員をつとめたのち、20歳のころにロンドンへ出て、会社勤めをしながら雑文を書いたり小説を書いたりしました……。

2011年ブログ 「江戸城」 と太田道灌
室町時代中期の武将で、江戸城を築城した太田道灌(おおた どうかん)が、1486年に亡くなった日です。1432年、関東管領上杉氏の一族である扇谷(おおぎがやつ)上杉家の重臣で、太田資清(すけきよ)の子として鎌倉で生まれた道灌は、幼少から抜群の才能を示し、9歳から11歳まで建長寺で学問を修め、足利学校で学び、22歳で従五位上、24歳で家督を継いで、父に代わって扇谷上杉家の執事となりました……。

2007年ブログ 子どもの言い分に創造的にこたえる
ある女優さんが語っていた母の思い出です。「私が小学生のときのことです。家に自分の勉強部屋を持っている子がうらやましくて、母に、私も自分の勉強部屋が欲しいとねだったことがありました。家族全体で6畳ひと間のくらしをしているのに、そんなものを望めるはずもありません。ところが、母は〈そうかい、わかったよ〉と答え、つぎの日、私が学校からもどってくると 〈はい、ここが、おまえの勉強部屋だよ〉と言ってくれました。押し入れの半分を片付けて、そこに小さな机と小さな電気スタンドを持ちこみ、ふすまに『マリコのへや』 と書いた紙を貼ってくれたのです……。

2006年ブログ はだかのおうさま
小学校1〜3年生の子どもたちに、アンデルセンの名作 「はだかの王さま」 を読み聞かせたときのことです。2年生の女の子が、こんなことを言いました。「だいじんたちが、自分はバカだと思われたらたいへんだから、王さまのきものは、ほんとうは見えないのに見えるというのは、ずるいと思いました。さいごのところで、子どもが王さまは、はだかだよと言ったとき、とっても、すっとしました」 すると、ほかの1、2年生の子どもたちも 「子どもはしょうじきで、おとなはずるいと思いました」 と、口を合わせました……。

2005年ブログ ノミとり物語
わが家の愛犬モカにノミがとりついたのは、1ヶ月ほど前のこと。かゆがっているので、ひさしぶりにシャンプーをしてあげた。モカは4年10ヶ月のパピヨンの女の子(最近はメスといわなくなった)、人間でいえば妙齢のご婦人ということになる。白い毛がふさふさしているため、ノミにとっては住むのに実に環境のよい場所のようだ。しばらくは、シャンプーの甲斐あって、かゆみはおさまっている感じだったが、半月ほど前からかゆがり方が常軌を逸している。しっぽから、腰のあたりに集中しているようで、たえずそのあたりを掻いている……。
投稿日:2016年07月26日(火) 05:51

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)