2018年版 1月16日はこんな日
● 今日(1月16日)の主なできごと
BC27年 オクタビアヌスがアウグストゥスの尊号……カエサル(シーザー)の養子オクタビアヌスが元老院からアウグストゥス(尊厳な者)の尊号を受け、事実上のローマ帝国初代皇帝となる。
1854年 ペリーが2度目の来航……前年7月に来航したペリー米東インド艦隊指令長官は、この日7隻の軍艦を率いて再来航。江戸幕府は3月にペリーと「日米和親条約」を結び、下田と箱館(今の函館)を開港したことで鎖国体制は終焉した。
1974年 電力使用制限令……この日、石油危機(第1次オイルショック)により電力使用制限令が発動された。街からネオンサインが消え、電車の暖房が切られ、NHKテレビが23時で放送終了になる。
● 今日の主な記念日・恒例日
禁酒の日……清教徒(ピューリタン)の影響が強かったアメリカではアルコールに対する強い批判があり、20世紀初頭までに18の州で禁酒法が実施されていた。1920年のこの日、アメリカ全土で「禁酒法」が実施され、飲料用アルコールの製造・販売等が禁止された。ところが、密造酒による健康問題や、アル・カポネら密売にかかわるギャングの出現等逆効果を招いたため、1933年2月に廃止された。
囲炉裏の日……「い(1)い(1)炉(6)」の語呂合せから、囲炉裏を囲んで温かい会話をはずませようという記念日。
籔入り……かつて、商店に奉公している人や、嫁入りした娘が、休みをもらって親元に帰ることができた。この日と7月16日だけ実家に帰ることが許されており、7月のものは「後(のち)の藪入り」とも言われた。
初閻魔/閻魔賽日/十王詣……正月16日と7月16日は「閻魔賽日」(えんまさいじつ=地獄の釜の蓋が開いて鬼も亡者も休むとされる日)といわれ、寺院では「十王図」や「地獄相変図」を拝んだり、「閻魔堂」に参詣したりする。「十王」とは地獄にいて亡くなった人の罪を裁く閻魔をはじめとする10人の判官のこと。
● 今日生まれた人
1103年 鳥羽天皇……第74代天皇で、崇徳・近衛・後白河天皇の上皇となって28年に及ぶ院政を行い、「保元の乱」の遠因となる。
1905年 伊藤整……昭和期の小説家・詩人・評論家・翻訳家。翻訳した『チャタレイ夫人の恋人』がわいせつ文書に当るとして警視庁が摘発。
● 今日亡くなった人
1794年 ギボン……イギリスの歴史家。代表作『ローマ帝国興亡史』。
1855年 江川英龍(36代江川太郎左衞門)……幕末の伊豆韮山代官・兵学者。
1986年 梅原龍三郎……大正・昭和期の洋画家。代表作『横臥裸婦』など、昭和洋画界の重鎮。
1992年 入江泰吉……昭和期の写真家。大和路風景、仏像、行事などの写真に高い評価。
2002年 いぬいとみこ……昭和・平成期の児童文学作家。代表作『ながいながいペンギンの話』『北極のムーシカミーシカ』『トビウオのぼうやはびょうきです』など。
2008年 片岡球子……昭和・平成期の日本画家。代表作『渇仰』『桜島の夜』『富士山』シリーズなど。
2009年 ワイエス……アメリカの画家。代表作『クリスティーナの世界』『海からの風』『松ぼっくり男爵』など。「20世紀アメリカの国民的画家」
2014年 小野田寛郎……昭和期の陸軍情報将校。ルバング島で戦後30年間潜伏。帰国後小野田牧場経営、小野田自然塾を主宰。
● 過去のマイブログ「1月16日」のテーマ
2014年 『ローマ帝国衰亡史』 のギボン
不朽の名著といわれる『ローマ帝国衰亡史』を著したイギリスの歴史家ギボンが、1794年に亡くなった日です。1737年、ロンドン近郊パトニーに地主の子として生まれたエドワード・ギボンは、幼少年期は病弱のため通学することができずに、読書にふける毎日でした。健康が回復した1752年、紳士階級の子息としてオックスフォード大学のカレッジに入れられたものの……。
2013年 「西洋流砲術」 と江川英龍
地方の一代官でありながら、西洋砲術を幕末に活躍する多くの志士に教え、幕閣入りを果たして江戸湾防備につとめた江川英龍(えがわ ひでたつ)が、1855年に亡くなった日です。1801年、伊豆国韮山(にらやま)の豪族で、鎌倉時代から代々江川太郎左衛門を名乗る35代目の代官の子として生まれた英龍は、1835年に36代目として代官職を継ぐと、支配地は伊豆・駿河・相模・武蔵の4か国(のちに甲斐を加えて5か国)におよび……。
2012年 「倭の五王」のひとり仁徳天皇
第16代天皇にあたる仁徳天皇(にんとくてんのう)が、399年に亡くなったとされる日です。大阪府堺市に、前の方は四角でうしろの方は円く、全体の長さが486メートル、前方の幅が306メートル、そのまわりに堀をめぐらした、「前方後円墳」とよばれる日本最大の墓があります。1日に1000人ずつ働いたとしても、完成までには、4年以上かかったといわれる、仁徳天皇陵です。しかし、この陵が、まちがいなく……。
2009年 国民画家・梅原龍三郎
豊かな色彩と豪快な筆づかいで独自の世界を拓き、昭和画壇を代表する梅原龍三郎(うめはら りゅうざぶろう)が、1986年に亡くなった日です。こまかい部分にこだわらない、太く力強い線、かがやくような、ゆたかな色彩。これが梅原龍三郎のえがく油絵の特色です。梅原龍三郎は1888年に京都に生まれました。家は大きな染物商でしたので、着物の図案をかいたり染物をする人びとの仕事を見ながら成長しました……。
2008年 [おもしろ民話集 29] 小ウサギの悪徳商法
あるところに、少しばかり土地を持った小ウサギがいました。ある日、袋いっぱいのトウモロコシと豆をとり入れました。小ウサギは、これでひと儲けができないかと、悪知恵を思いつきました。翌朝早く起きた小ウサギは、メンドリの家へ行ってこういいました。「トウモロコシと豆をひと袋ずつとり入れたので、売ってあげてもいいと思って、まずお宅にうかがいました。どう、たったの1000円でいいですよ……。
2007年 よい友だち悪い友だち
子どもが、思いがけないような友だちを、家につれてくることがあります。そんなとき、その友だちがわが子よりも、服装のきたない子、ぎょうぎの悪い子、成績の悪そうな子だと、あとで、わが子に 「あんた、あんな子と遊んでるの?」 「あの子のうち、なにやってるの?」 「あの子、勉強はできるの?」 などと問いつめて、やはり、なんとなく気にくわない子だったら 「ダメよ、あんな子と、あまり仲よくしちゃ……。
2006年 おばあさんと こぶた
この話も、幼児の大好きな繰り返し話です。しかし、「ひよこのリキン」 や 「にげだしたホットケーキ」 とは型の違うユーモラスなイギリスに伝わるお話です。おばあさんが、ひろった銀貨でこぶたを買い、市場から帰る途中、こぶたがさくの前に坐りこんで動かなくなってしまいます。帰れなくて困ってしまったおばあさんは、通りかかった犬に、こぶたにかみつくようにいいますがいうことをききません……。
投稿日:2018年01月16日(火) 05:25