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2017年版 7月24日はこんな日


● 今日(7月24日)の主なできごと

1972年 「四日市ぜんそく訴訟」原告勝訴……四日市ぜんそく訴訟で津地裁が、ぜんそくの原因となった大気汚染は、被告6社(石原産業・中部電力・昭和四日市石油・三菱油化・三菱化成工業・三菱モンサント化成)の共同不法行為を認める原告勝訴の判決をくだした。訴えから5年にわたる裁判の間には、肺気腫で亡くなったり自殺者も出た。


● 今日の主な記念日・恒例日

劇画の日……1964年のこの日、劇画雑誌『ガロ』を創刊されたことにちなむ記念日。『カムイ伝』で知られる白土三平を始め、水木しげる、つげ義春らが競いあい、大人向けの劇画ブームがおこった。


● 今日生まれた人

1802年 デュマ……フランスの小説家。代表作『モンテクリスト伯』『三銃士』など。

1860年 ミュシャ……チェコのグラフィックデザイナー。代表作『ジスモンダ』『黄道12宮』『4芸術』など。

1876年 ジーン・ウェブスター……アメリカの女流作家。代表作『足ながおじさん』『続あしながおじさん』など。

1886年 谷崎潤一郎……明治・大正・昭和期の小説家。代表作『細雪』『春琴抄』『痴人の愛』(小説)『源氏物語』(現代語訳)など。

1901年 中村草田男……昭和期の俳人。石田波郷・加藤楸邨らと「人間探求派」。「萬緑」を創刊・主宰。第1句集『長子』(降る雪や明治は遠くなりにけり他収録)など。


● 今日亡くなった人

1346年 虎関師錬……鎌倉後期から南北朝期の臨済宗の僧・仏教史家。代表著作『元亨釈書』(日本初の仏教通史)など。

1398年 洪武帝(朱元璋)……中国・明朝の初代皇帝。

1788年 田沼意次……江戸時代中期の大名。江戸幕府の老中として「田沼時代」と呼ばれる権勢を握る。

1899年 佐倉常七……明治期の西陣織職人。「西陣織」を近代化。

1927年 芥川龍之介……大正期の小説家。代表作『杜子春』『蜘蛛の糸』 『鼻』『河童』など。36歳で自殺。


● 過去のマイブログ「7月24日」のテーマ

2015年 「初の仏教史書」の虎関師錬
仏教伝来以来、700年もの仏教の歴史書『元亨釈書』を著した鎌倉後期から南北朝時代にかけての臨済宗僧侶・虎関師錬(こかん しれん)が、1346年に亡くなった日です。1278年、京都の下級貴族の子として生まれた虎関師錬は、8歳のとき山城国(京都府)三聖寺で出家すると、1291年から南禅寺で無学祖元の弟子規庵祖円らに禅を学ぶいっぽう……。

2014年 「西陣織」 を近代化させた佐倉常七
織物の最高峰といわれる「西陣織」の織工として、欧州の織機の研究を深めて近代化し、普及させた佐倉常七(さくら つねしち)が、1899年に亡くなった日です。1835年、京都御苑と金閣寺のほぼ中間に位置する西陣伊佐町に、織元の子として生まれた佐倉常七は、子どものころから竹内佐久兵衛のもとで修行し、優れた織工に成長しました。「西陣織」とは……。

2013年  野菜と果物はどうちがうの?
イチゴ、トマト、スイカ、メロンなど、野菜(やさい)なのか果物(くだもの)なのか、はっきりわからないものがあります。どちらなのでしょう? 結論からいいますと、はっきり区別があるわけではありません。それでは、野菜といっても果物といってもいいのかというと、そうでもありません。野菜と果物の分類には、次のようないくつかの基準があるためです……。

2012年  明の初代皇帝・洪武帝
中国・明朝の創始者で初代皇帝「洪武(こうぶ)帝」となった朱元璋(しゅ げんしょう)が、1398年に亡くなった日です。1328年に濠州(現・アンホイ省)の貧農の家に生まれた朱元璋は、元末の政治混乱に伴って飢きんが頻発し、兄弟のほとんどは飢え死にして孤児になりました。朱だけは近くの寺に入って托鉢僧となって各地をさまよいながら、なんとか生きのびる……。

2009年 「大化の改新」の中大兄皇子
古代最大のクーデターともいうべき「大化の改新」を藤原鎌足とともに成し遂げた中大兄皇子(なかのおうえのおうじ)が、661年に母親の斉明天皇の死後、執政をはじめた日です。皇子は、後に天智天皇となります。645年に大化元年と定め、都を、それまでの飛鳥から難波(いまの大阪市)へ移した中大兄皇子は、つぎの年の正月、歴史に残る「大化の改新」の4つの方針……。

2008年 「三銃士」 の大デュマ
「三銃士」 や 「モンテクリスト伯」(巌窟王) などの長編小説を著したフランスの作家アレクサンドル・デュマが、1802年に生まれた日です。固い友情でむすばれた青年ダルタニアンと3人の剣士が活やくする、痛快な歴史物語『三銃士』。無実の罪でとらえられた男が、やがて牢獄をぬけだして、次つぎに復しゅうしていく冒険物語『モンテ・クリスト伯』……。

2007年 大正時代の短編作家 芥川龍之介
童話から大人向小説まで百数十篇もの名作をのこし、35歳の若さで自殺した作家芥川龍之介が、1927年に亡くなった日です。『蜘蛛の糸』『杜子春』などの童話や、『地獄変』『河童』『奉教人の死』などすぐれた小説を書いた芥川龍之介が、作家として活動したのは、大正から昭和のはじめにかけてわずか10年あまりにすぎません。しかし、今もなおその作品は……。
投稿日:2017年07月24日(月) 05:15

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)