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2017年版 7月3日はこんな日


● 今日(7月3日)の主なできごと

607年 遣隋使……聖徳太子は、小野妹子に国書を持たせ、隋(中国)に派遣させた。隋皇帝への手紙に「日出づるところに天子、日没するところの天子に致す。つつがなきや」と記されていたため、日本を臣下と考えていた煬帝は、立腹したと伝えられている。

1549年 キリスト教伝来……スペインの宣教師ザビエルが、弟子のヤジロウを案内役として、日本にキリスト教を伝えるため、鹿児島に上陸した。

1863年 ゲティスパークの戦い……アメリカ南北戦争の最大の決戦「ゲティスパークの戦い」が決着し、北軍が勝利する転換点となった。


● 今日の主な記念日・恒例日

ソフトクリームの日……1951年のこの日、明治神宮外苑で行われた米軍主催のアメリカ独立記念日を祝うカーニバルで、ソフトクリームが販売され、初めて一般の日本人がソフトクリームを食べたことにちなむ記念日。

通天閣の日……1912年のこの日、大阪市浪速区に通天閣が完成した。1903年の第5回内国勧業博覧会会場跡地に作られた「新世界ルナパーク」に、パリのエッフェル塔を模して作られた。第二次大戦中に金属回収のため撤去されたが、1956年に再建。

その他の記念日……波の日・七味の日などがある。


● 今日生まれた人

1854年 ヤナーチェク……チェコの作曲家。代表作『イェヌーファ』『シンフォニエッタ』『モラヴィア舞曲』『タラス・ブーリバ』など。

1883年 カフカ……チェコの小説家。代表作『変身』『審判』『城』『失踪者』など。

1885年 梁田貞……大正・昭和期の作曲家・教育家。代表作『どんぐりころころ』『とんび』『城ヶ島の雨』など。

1888年 村上華岳……大正・昭和期の日本画家。代表作『阿弥陀之図』『日高河清姫図』『裸婦図』など。

1930年 深作欣二……昭和・平成期の映画監督。代表作『仁義なき戦い』『蒲田行進曲』『火宅の人』など。


● 今日亡くなった人

1993年 加藤楸邨……昭和・平成期の俳人。石田波郷・中村草田男らとともに「人間探求派」。「寒雷」を主宰し、伝統派から前衛派まで多様な俳人を育成。

1993年 吉田忠雄……昭和期の実業家。「YKK」創業。

2010年 梅棹忠夫……昭和・平成期の民俗学者・情報学者・未来学者。代表著作『文明の生態史観』『知的生産の技術』など。


● 過去のマイブログ「7月3日」のテーマ

2015年 「ファスナーを世界に広めた」 吉田忠雄
YKKを創業し、ファスナーで世界シェア45%を誇り、アルミサッシ分野にも進出する大企業に築き上げた吉田忠雄(よしだ ただお)が、1993年に亡くなった日です。1908年、今の富山県魚津市に小鳥の飼育や販売をする家に生まれた吉田忠雄は、地元の高等小学校を卒業後の1928年に上京、中国陶器などを輸入販売する古谷商店に就職しました。辛い肉体労働に励むものの店が閉店したことで……。

2014年 「城ヶ島の雨」 の梁田貞
日本声楽界のパイオニアとして「城ヶ島の雨」などを作曲し、「どんぐりころころ」「とんび」などの童謡まで、広いジャンルにわたる名曲を残し、音楽教育に尽力した作曲家の梁田貞(やなだ ただし)が、1885年に生まれた日です。札幌市に生まれた梁田貞は、子どものころから琴や笛、琵琶に親しみ音楽家をめざしました。1905年に東京音楽学校(現・東京芸大)を受験するものの……。

2012年 「仏画の最高峰」村上華岳
『日高河清姫図』『裸婦図』などを描いた日本画家の村上華岳(むらかみ かがく)が、1888年に生まれた日です。大阪に生まれた村上華岳(本名・武田震一)は、家庭の事情により幼いころに実の父母のもとを離れ、叔母の嫁ぎ先である神戸の村上家で育てられ、のちにその養子となりました。子どものころから病弱だったため、好きだった絵の道にすすみたいと……。

2009年 『変身』 のカフカ
『変身』『審判』『城』など、孤独と不安に悩む人間が陥る非現実的な世界を描き、現代世界文学に大きな影響を与えたチェコの作家カフカが、1883年に生まれた日です。プラハのユダヤ人の家庭に生まれたカフカは、プラハ大学入学、当初は哲学専攻を希望していましたが、父親から哲学では飯が食えないと反対され、法律を学んだといわれています……。

2008年 遣隋使の小野妹子
聖徳太子の命により、小野妹子(おのの いもこ) が607年、中国(当時の隋)につかわされた日と伝えられています。聖徳太子は、用明天皇の第二皇子で、推古天皇(叔母)の摂政として、内外の政治を立派に整えた飛鳥時代の政治家です。隋は、すぐれた先進国として知られ、そのため太子は大陸のすすんだ技術や学問、仏教などを日本にとり入れようと考えました……。

2007年  [おもしろ民話集 4] カメのピクニック
あるところに、3びきのカメの親子がいました。父さんガメと、母さんガメと、むすこのカメです。ある晴れた日、遠くにある森へ、ピクニックに出かけることにしました。父さんガメが持ったバスケットには、サンドイッチと、いろいろなかんづめがはいっています。それまで食べたこともないようなごちそうばかりです。3びきは、歩いて歩いて、3年もかかって、やっと森へつきました……。
投稿日:2017年07月03日(月) 05:57

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)