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2017年版 7月10日はこんな日


● 今日(7月10日)の主なできごと

1821年 大日本沿海輿地全図……伊能忠敬が中心となって制作した日本全土の実測地図「大日本沿海輿地(よち)全図」が完成し、江戸幕府に献上された。

1927年 「岩波文庫」創刊……この日、岩波書店から、日本初の文庫本シリーズとして『新訓万葉集』などの「岩波文庫」が創刊された。ドイツのレクラム文庫をモデルに、文芸・社会科学・自然科学など広い分野の書物を安価に流通させ、より多くの人々が手軽に学術的な著作を読めるようになることを目的とした。

1947年 「登呂遺蹟」の発掘開始……この日、静岡市にある「登呂遺蹟」の本格的な発掘調査が開始された。弥生時代の竪穴式住居や高床倉庫、水田跡、木製農具、土器、火おこし道具や骨など、貴重な史料が多数発見され、国の特別史跡に指定されている。


● 今日の主な記念日・恒例日

納豆の日……「七(なっ)十(とお)」の語呂合せから、関西納豆工業協同組合が1981年に制定した。全国納豆協同組合連合会が1992年に、改めて全国の記念日として制定。

ウルトラマンの日……1966年のこの日、TBSテレビで『ウルトラマン』の放映が開始されたことを記念して制定。

その他の記念日……指笛の日・潤滑油の日などがある。


● 今日生まれた人

1509年 カルバン……フランスの神学者・宗教改革者。「カルバン派」は、オランダ・イギリス・フランスなどに広まる。

1830年 ピサロ……フランスの画家。代表作『りんごの収穫』『赤い屋根』『エラニーの干草収穫』など。
 
1834年 ホイッスラー……アメリカの画家。代表作『白の少女』『母の肖像』『落下する花火』など。

1871年 プルースト……フランスの小説家。代表作『失われた時を求めて』『楽しみと日々』など。

1888年 賀川豊彦……大正・昭和期の社会運動家・政治家。

1888年 キリコ……イタリアの画家。「形而上絵画」創始。代表作『通りの神秘と憂愁』『ヘクトールとアンドロマケの別れ』など。

1901年 円谷英二……昭和期の特撮監督・映画監督・撮影技師・発明家。代表作『ハワイ・マレー沖海戦』『ゴジラ』(特殊技術)『ウルトラマン』(監修)など。


● 今日亡くなった人

1913年 林董……明治期の外交官・政治家。駐英大使(初代)歴任。「日英同盟」「日仏・日露協商」締結。

1987年 羽仁説子……昭和期の教育評論家・婦人運動家。羽仁五郎の妻、羽仁進の母。

1993年 井伏鱒二……昭和期の小説家。代表作『山椒魚』『黒い雨』『ジョン万次郎漂流記』『本日休診』など。


● 過去のマイブログ「7月10日」のテーマ

2015年 「日英同盟」 と林董
日英同盟、日仏・日露協商の締結、初代駐英大使など外交官として活躍した林董(はやし ただす)が、1913年に亡くなった日です。1850年、下総国佐倉藩(今の千葉県佐倉市)の優れた蘭医佐藤泰然の5男として生まれた董は、1862年に一家で横浜へ移り、宣教師のヘボン夫妻の設立したヘボン塾(のちの明治学院大)で、ヘボン夫人から英語を学び、1866年17歳で幕府御典医林洞海の養子となると、幕府の留学生としてイギリスへ留学……。

2014年 「特撮の神様」 円谷英二
特殊撮影技術の第1人者として、怪獣SF映画『ゴジラ』など50本もの劇場映画作品を送り出し、テレビ映画「ウルトラマンシリーズ」などで怪獣ブームを巻き起こした円谷英二(つぶらや えいじ)が、1901年に生まれた日です。福島県須賀川市の商家に生まれた円谷英二(本名・英一)は、幼いころに両親と死別したために祖母に育てられ、飛行機に強いあこがれ……。

2013年  [おもしろ民話集 91] 泥ぼう名人
むかし、あるところに、とても金持ちの男がいました。ある日、この男があるカフェで、友だちとコーヒーを飲みながら、世間ばなしをしていました。「きのう、わしは泥(どろ)ぼうに入られてな、しこたま持っていかれたんだ」「そうか、おれも、このあいだやられたよ」ともうひとりの友だちがいいました。それを聞いた金持ち男は、「君たちは、どうして、そんなに盗まれてばかりいるんだ……。

2012年 「貧民街の聖者」 賀川豊彦
大正・昭和期に活躍したキリスト教社会運動家の賀川豊彦(かがわ とよひこ)が、1888年に生まれた日です。回漕業者の父と、正妻でない芸妓の子として神戸市に生まれた賀川豊彦は、幼少期に相次いで父母と死別して、5歳の時、徳島の本家に引き取られました。しかし、15歳の時に賀川家は破産してしまい、叔父の家に移りました。旧制徳島中学時代にキリスト教に入信……。

2009年  日本全図をこしらえた伊能忠敬
1821年に、江戸時代後期の測量家 伊能忠敬(いのう ただたか)が中心となって制作した日本全土の実測地図「大日本沿海輿地全図(だいにほんえんかいよちぜんず)」が完成し、江戸幕府に献上した日です。忠敬は1745年に、上総国小関村(現千葉県九十九里町小関)の名主の家に生まれましたが、18歳のときに造り酒屋の伊能家に養子に行き、傾きかけた家業を立て直すのが……。

2008年  [おもしろ民話集 47] うぐいすの里
昔むかし、ある暖かな春の日のことです。ひとりの商人が山里を歩いているうち、道にまよってしまいました。よわった商人は、家がないかとあちこち歩きまわるうち、森の中に入ってしまいました。そのうち、遠くにすばらしく立派なお屋敷が見えてきました。ひと休みさせてもらおうと、喜びいさんで屋敷に立ち寄りました。するとそこに、とても美しい女の人が……。

2007年 「思いやりの心」を自然に育てる
親と子の会話をとおして、子どもに、他人への思いやりの心を育てる方法があります。親が思いやりの心の大切さを口で説くのではありません。親子の会話をとおして、子どもをいつのまにか聞き上手にして、他人の考えをやさしく受け入れる心を育てていくのです。概して、子どもは自己中心的ですから、人と話をするときも自分の言いたいことだけ言うと……。
投稿日:2017年07月10日(月) 05:47

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)