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最新記事【2017年01月24日】


● 今日(1月24日)の主なできごと

1848年 ゴールドラッシュ……アメリカのカリフォルニア州の大工が偶然に金鉱を発見、歴史に残るゴールドラッシュのきっかけとなった。わずか1年間で、一獲千金をねらう8万人もの人々が、西部カリフォルニアをめざした。そのためこの日は、「金の日/ゴールドラッシュデー」という記念日となっている。

1972年 横井庄一発見……太平洋戦争の時の日本兵・横井庄一が、この日グアム島で発見された。1944年に上陸してきたアメリカ軍に追われ、島の奥地のジャングルに隠れ、自給自足のくらしを28年も送っていた。降伏を恥とする旧日本軍の教えを忠実に守って帰国した横井の第一声は「恥ずかしながら生きながらえて帰ってきました」だった。


● 今日の主な記念日・恒例日

法律扶助の日……1952年のこの日、法律扶助制度を行っている法律扶助協会が設立したことにちなみ、1993年に制定。この日を中心に、全国の指定された弁護士事務所で無料法律相談が実施されている。

郵便制度施行記念日……1871年のこの日、前島密の建議により郵便制度が定められ、まもなく東京・京都・大阪間で郵便業務が開始された。


● 今日生まれた人

1732年 ボーマルシェ……フランスの劇作家・実業家。代表作『フィガロの結婚』(モーツァルトのオペラ原作)『セビリアの理髪師』(ロッシーニのオペラ原作)など。

1776年 ホフマン……ドイツの小説家・作曲家・画家。代表作『黄金の壺』『悪魔の霊薬』(小説) バレエ『くるみ割り人形』(楽曲)など。

1869年 大町桂月……明治・大正期の詩人・随筆家・評論家。代表作 処世訓集『人の運』など。

1902年 五所平之助……昭和期の映画監督。代表作『マダムと女房』(国産初のトーキー映画)『伊豆の踊子』『煙突の見える場所』など。


● 今日亡くなった人

1632年 徳川秀忠……江戸幕府第2代将軍。

1911年 幸徳秋水……明治・大正期の社会主義者。「大逆事件」で処刑。

1920年 モディリアーニ……フランスの画家・彫刻家。代表作『赤い裸婦』『新郎と新婦』『小さな百姓』など。

1960年 火野葦平……昭和期の小説家。代表作『麦と兵隊』『土と兵隊』『花と兵隊』(兵隊3部作)『糞尿譚』など。

1965年 チャーチル……イギリスの政治家。第2次世界大戦時の英首相として連合国勝利に貢献。『大戦回顧録』でノーベル文学賞受賞。

1977年 神吉晴夫……昭和期の出版人。「光文社」社長として「カッパ・ブックス」創始。


● 過去のマイブログ「1月24日」のテーマ

2014年 『花と竜』 の火野葦平
『糞尿譚』『麦と兵隊』『花と竜』など、ぼう大な小説を著した作家の火野葦平(ひの あしへい)が、1960年に亡くなった日です。1907年、福岡県・北九州市に石炭運搬業を営む「玉井組」組長玉井金五郎の長男として生まれた火野(本名・玉井勝則)は、旧制小倉中学時代から文学を志して創作活動をはじめ、第一高等学院に入学すると、童話集を自費出版しました。1926年に早稲田大英文科入学後……。

2013年  [おもしろ民話集 70] わにとめんどり
むかし、ある川の近くに1羽のめんどりがすんでいました。めんどりは、毎朝のように、えさをひろいに川に下りていきます。この川には、大きなわにが住んでいて、「なかなかうまそうな、めんどりだ。そのうち、あいつを食べてやろう」と思っていました。ある朝、わには、河原のしげみに隠れて、めんどりがやってくるのを待っていると、そんなこととは知らないめんどりがやってきて……。

2012年 『くるみ割り人形』 のホフマン
後期ロマン派を代表する幻想文学の奇才として知られているドイツの作家ホフマンが、1776年に生まれた日です。東プロイセンのケーニヒスベルクの法律家の家系に生まれたエルンスト・テオドール・アマデウス(モーツァルトが好きでその名を名のる)・ホフマンは、幼いころからピアノや絵や読書に親しむ少年でした。親類のだれもが法律家だったため、17歳で法律を学び裁判官見習いとして……。

2011年 「大逆事件」 と幸徳秋水
明治時代の社会主義者で、天皇の暗殺を企てたという疑いにかけられた幸徳秋水が処刑された日です。「資本家だけが自由で豊かな生活を楽しみ、働く人びとは不自由で貧しい生活に苦しむ世の中のしくみは、まちがっている。人間は、みんな平等でなければいけない」明治時代の中ごろから、このように考える社会主義が起こりました。1871年に高知県で生まれた幸徳秋水は、この考えを、日本で初めて……。

2008年 「ブリヂストン美術館」 との出会い
たまたま神保町の古本屋で 「セザンヌとブリヂストン美術館」(1982年・朝日新聞社刊) という本を見つけ、購入しました。この本は、購入したいと思っているうち買いそびれてしまったものでした。ブリヂストン美術館は、東京駅から徒歩5分ほどのところにあるので、いつでもいけると思っていたために、気になりながらも一度も訪れたことがありませんでした……。

2007年 言うことを聞かない子ども
子どもが言うことを聞いてくれない、親の期待するように行動してくれない、親の困るようなことばかりする。こんなとき、大きなためいきをついて「お母さん、こんなに心配しているのに、どうしてわかってくれないの」「お母さん、こんなに苦労しているのに、あなたはそんなことばかりしていいの?」など、グチをこぼしていませんか。そして、子どもがまた同じことをしたら、「まだわからないの?」「このまえ言ったこと、もう忘れたの?」「あなたは何度おなじこと言わせるの」……と。

2006年 スイスのロビンソン一家
スイスの牧師夫妻と3人の男の子、フリッツ、エルネスト、ジャック、末娘フランシスの一家6人が航海の途中で嵐にあい、無人島でくらすウィース作の冒険物語。一家の船が座礁したのは、無人島に近いところだった。船には6人の家族のほか、2匹の犬、羊と乳牛とヤギが数頭、メンドリが数羽、ブタが一匹、そして工具と、銃、大砲などがあった。6人は、たるを切っていかだを作り……。
投稿日:2017年01月24日(火) 05:26

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)