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2016年版 8月8日はこんな日


● 今日(8月8日)の主なできごと

1945年 ソ連が日本に宣戦布告……ソ連は宣戦通告の数十分後の9日未明に一斉に進撃を開始。ソ連軍は終戦後も侵攻を続け、アメリカ政府からの抗議を受けながらも、降伏文書調印後の9月4日まで侵攻をやめなかった。この結果、千島列島と南樺太および歯舞諸島、色丹島を占領。また、戦闘において満州や南樺太などで捕虜となった旧日本軍兵士や在満州民間人、満蒙開拓移民団など約65万人の軍人・軍属が連行され、シベリアの強制収容所に抑留された。彼らは過酷な環境下で強制労働に従事させられ、6万人以上の死者を出した。この行為は、明白なポツダム宣言違反で、ソ連崩壊後のロシア・エリツィン大統領は、1993年10月に訪日した際、「非人間的な行為に対して謝罪の意を表する」と言明した。

1967年 東南アジア諸国連合設立……タイ、インドネシア、フィリピン、シンガポール、マレーシアの5か国が、この日東南アジア諸国連合(ASEAN)の設立を宣言した。のちにブルネイ、ベトナム、カンボジア、ミャンマー、ラオスが加わり、東南アジア10か国の経済・社会・政治・安全保障・文化に関する地域協力機構となった。

1973年 金大中事件……韓国の政治家で、後に第15代韓国大統領となる金大中が、宿泊している東京のホテルから拉致される事件がおこり、5日後、ソウル市内の自宅前で発見された。


● 今日の主な記念日・恒例日

そろばんの日/笑いの日……そろばんを弾く音が「パチ(8)パチ(8)」、笑い声「ハ(8)ハ(8)ハ」の語呂合せから、全国珠算教育連盟が1968年に、「笑いの日を作る会」が1994年に制定。

その他、蛸の足の数が8本であることから「タコの日」、漢字の八が髭の形に似ていることから「ヒゲの日」、八が屋根の形に似ていることから「屋根の日」などがある。


● 今日生まれた人

1750年 谷風梶之助 (2代目)……江戸時代中期の力士。第4代横綱、63連勝記録。

1854年 下田歌子……明治・大正期の教育家・歌人。

1862年 新渡戸稲造……明治・大正・昭和期の農政学者・教育者・思想家。国際連盟事務次長、東京女子大学初代総長を歴任。主著『武士道』など。

1879年 サパタ……メキシコ革命の農民軍指導者。

1900年 ヤング……アメリカの映画音楽作曲家。代表作『八十日間世界一周』『誰が為に鐘は鳴る』『シェーン』など。


● 今日亡くなった人

1506年 雪舟……室町・戦国時代の画僧。日本水墨画の大成者。

1916年 山葉寅楠……明治・大正期の実業家。日本楽器製造創業。

1962年 柳田国男……明治・大正・昭和期の民俗学者。代表作『遠野物語』『雪国の春』『海南小記』など。日本民俗学を樹立。

1974年 いわさきちひろ……昭和期の童画家・絵本作家。


● 過去のマイブログ「8月8日」のテーマ

2014年ブログ  「ヤマハ」 の山葉寅楠
日本楽器製造(現・ヤマハ)を創業し、洋楽器の国産化に尽くした山葉寅楠(やまは とらくす)が、1916年に亡くなった日です。1851年、紀州(和歌山)藩士の子として和歌山城下に生まれ山葉寅楠は、父が天文係を務めていたこともあり、幼少のころから父の器具や機械に触れたことで機械に関心を持つようになりました。明治維新後の1871年、長崎に出て英国人のもとで時計の修繕法を学び……。

2013年ブログ  [おもしろ民話集 95] たからさがし
昔、3人の王子をもつ王さまがいました。となりの国には女王がいて、女王にはひとりの美しい王女がいました。3人の王子は、3人ともこの王女をお嫁にもらいたいと思っていました。そこで、王子たちは王さまのところへいって、だれも、文句はいわないので、だれが王女をお嫁さんとするのにふさわしいかを、決めてくれるようにたのみました。王さまは、しばらく考えていましたが、これから3人とも旅に出て、世界でいちばん尊いと思うものをさがしてくるようにいいました……。

2012年ブログ 「子どもの水彩画」いわさきちひろ
「子どもの幸せと平和」をテーマに、にじみやぼかしを生かした水彩画を描きつづけた画家・絵本作家のいわさきちひろが、1974年に亡くなった日です。1918年、福井県武生市(現・越前市)に生まれたちひろ(本名・知弘)は、翌年東京に移り住みました。幼少のころから絵を描くのが得意で、小学校の学芸会では舞台の上で即興で絵を描くほどでした……。

2011年ブログ 女子教育の先覚者・下田歌子
明治から大正にかけ、女性に教養を授け品性を磨かせ、女性の地位向上・生活改善をはかるために奮闘した教育家・歌人の下田歌子(しもだ うたこ)が、1854年に生まれた日です。岩村藩(現・岐阜県恵那市)の藩士の家に生まれた歌子(本名・平尾鉐[せき])は、祖母から読み書きを、父から中国古典を学び、5歳で俳句や和歌や漢詩を作ったり、絵にも才能を発揮するなど「神童」と呼ばれました……。

2008年ブログ 日本の水墨画の完成者・雪舟
水墨画の大成者として知られる室町時代の画僧・雪舟(せっしゅう)が、1506年に亡くなった日です。水墨画というのは、色をいっさい使わずに墨の濃淡で表現する手法でありながら、あっさりした中にも力強く風景をえがくことが可能です。雪舟が日本の風景をえがくまでは、ほとんど中国の風景でした。それを、日本人の心情にマッチした水墨画をえがいたところに、雪舟の真骨頂があります……。

2007年ブログ 「どうして」と叱るのは動物の調教と同じ
「どうしてそんなことするの」 「どうして泣くの」 「どうしてそんないたずらするの」 「どうしてわからないの」 「どうして言うことをきかないの」 「どうしてそんなバ力なことするの」 「どうしておとなしくできないの」 「どうしてすききらいするの」 「どうしてそんなにぐずなの」 「どうしてちゃんとできないの」 「どうしてこんなこともできないの」 ──お母さんが2・3歳から5・6歳の子どもを叱るのを聞いていると……。

2006年ブログ 動物文学の楽しさ
「うちの子は、マンガか、ごくみじかい物語の本しか読まない。なんとか、もっと本を読むようにならないだろうか」 ──小学校中・高学年の子どもを持つ母親から、こんな相談をよく受けます。ほんとうのところを言えば、やや手おくれです。子どもが、本を読む楽しさを知った少年、少女として成長していくかどうかは、ふつう、3〜5歳の幼児期に決まってしまうからです……。
投稿日:2016年08月08日(月) 05:25

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)