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最新記事【2017年10月09日】


● 今日(10月9日)の主なできごと

1874年 万国郵便連合スタート……さまざまな国の人々が、国際交流や協力ができるように、世界の加盟国間に安い料金で郵便が送れる「万国郵便連合」(UPU)ができた。日本は1877年2月に加盟。

1946年 男女共学の実施……文部省(現・文部科学省)は、「国民学校令」の一部を改め、男女共学の実施を指示し、その日のうちに実施した。それまでは別々にされていた男子と女子の授業は、同じ教室で受けるようになった。


● 今日の主な記念日・恒例日

体育の日……「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」ことを趣旨とする国民の祝日の一つ。日付はハッピーマンデー法により、10月の第2月曜日となった。

トラックの日……「ト(10)ラック(9)」の語呂合せから、全日本トラック協会(全ト協)が1992年に制定。

その他の記念日……塾の日・道具の日・東急の日など。


● 今日生まれた人

1547年 セルバンテス……スペインの作家。代表作『ドン・キホーテ』。

1827年 山内豊信(容堂)……江戸時代後期の土佐藩主(15代)。「大政奉還」を15代将軍徳川慶喜に建白。

1834年 近藤勇……江戸時代後期の武士。「新選組」局長。

1835年 サン=サーンス……フランスの作曲家。代表作『動物の謝肉祭』(14曲のうち13曲目が「白鳥」)『アルジェリア組曲』など。

1838年 安田善次郎……明治・大正期の実業家。「安田財閥」創始者。

1892年 水原秋桜子……大正・昭和期の俳人・医学者。「馬酔木」を主宰し、「新興俳句運動」のきっかけを作る。

1897年 大仏次郎……大正・昭和期の小説家。代表作『鞍馬天狗シリーズ』、『パリ燃ゆ』『天皇の世紀』(ノンフィクション)など。

1917年 角川源義……昭和期の出版人・民俗学者・俳人。「角川書店」創業。

1924年 春日八郎……昭和期の歌手。代表曲『赤いランプの終列車』『お富さん』『別れの一本杉』『あん時ゃどしゃ降り』など。


● 今日亡くなった人

1945年 薄田泣菫……明治・大正期の詩人・随筆家。代表作『暮笛集』『白羊宮』(詩集)『茶話』(随筆集)など。

1950年 池田成彬……明治・大正・昭和期の銀行家・政治家。「三井財閥」指導者。蔵相・商工相歴任。

1967年 ゲバラ……アルゼンチン生まれの政治家・革命家。「キューバ革命」に貢献。代表著作『ゲリラ戦争』『ゲバラ日記』。

1969年 正力松太郎……大正・昭和期の実業家・政治家。「読売新聞」社主・「読売巨人軍」「日本テレビ」設立。科技庁長官・国家公安委員長歴任。

1975年 林房雄……昭和期の小説家・評論家。代表作『大東亜戦争肯定論』『都会双曲線』『対話・日本人論』(三島由紀夫との対談)など。

1994年 飯沢匡……昭和・平成期の劇作家・放送作家・演出家。代表作『ヤン坊ニン坊トン坊』『ブーフーウー』『とんでけブッチー』など。


● 過去のマイブログ「10月9日」のテーマ

2015年 「ラテンアメリカ革命」 とゲバラ
アルゼンチン生まれの政治家・革命家で、キューバ革命のゲリラ戦を指導して革命を成功させ、『ゲリラ戦争』『ゲバラ日記』などを著して中南米ばかりでなく世界に大きな影響を及ぼしたゲバラが、1967年に亡くなった日です。1928年、アルゼンチン第2の都市ロサリオの中流家庭に未熟児として生まれたエルネスト・ゲバラは、幼少のころから喘息に苦しみ、生涯苦しみ……。

2014年  明治後期の詩壇をリードした薄田泣菫
詩集『暮笛集』『白羊宮』など文語定型詩を確立した詩人として、「茶話」などの随筆家として知られる薄田泣菫(すすきだ きゅうきん)が、1945年に亡くなった日です。1877年、今の岡山県倉敷市に村役場の書記の子として生れた薄田泣菫(本名・淳介)は、旧制第一岡山中学を中退してからは独学し1894年に18歳で上京。塾の教師をしながら上野図書館に日参して内外の古典……。

2013年 「読売」 の正力松太郎
経営不振にあった読売新聞を名実ともにわが国有数の大新聞に育て上げ、日本テレビ網を築きあげた正力松太郎(しょうりき まつたろう)が、1969年に亡くなった日です。1885年、現在の富山県射水市の土建業者の子として生まれた正力松太郎は、高岡中学、金沢の第四高校をへて、1911年東京帝国大学独法科を卒業後、内務省の役人となりました……。

2012年 『動物の謝肉祭』 のサン=サーンス
フランスの新古典派の作曲家で、さまざまな分野でその能力を発揮したサン=サーンスが、1835年に生れた日です。パリの官吏の家に生まれたカミーユ・サン=サーンスは、幼いころから音楽の天分をあらわし、2歳でピアノを弾き、3歳で作曲をしたといわれるほどの神童でした。1846年の初の演奏会では、バッハ、モーツァルト、ベートーベンらの作品を暗譜で弾いて……。

2008年  盲犬モカの楽しみ発見 その1
モカは今年の8月で8歳になり、そろそろ高齢者の仲間入りということなのでしょう。昨年1月に左眼の瞳が白くなって白内障のきざしが表れ、4か月後のゴールデンウィーク明けには右目も同じようになって、まもなく失明してしまいました。それでも、犬の感覚というのは大したもので、視覚がなくなっても、鼻(臭覚)と耳(聴覚)と、ひげやしっぽ、体毛や皮膚の触覚だけ……。

2007年  「ドン・キホーテ」 のセルバンテス
ユーモア、風刺、空想に満ちた作品「ドン・キホーテ」を著したスペインの作家セルバンテスが、1547年に生まれた日です。騎士道物語を読みふけっていたドン・キホーテは、いつしか自分が物語の主人公になってしまいました。よろいかぶとに身をかため、やりを持ち、よぼよぼのやせ馬にまたがって、武者修業にでかけました。けらいは、ロバにのった小作人のサンチョ・パンサ……。
投稿日:2017年10月09日(月) 05:34

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)