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2016年版 9月16日はこんな日


● 今日(9月16日)の主なできごと

1620年 メイフラワー号出帆……アメリカ建国のきっかけをつくった102人のピュリタン(清教徒)が、イギリスのプリマス港を出港した。

1877年 大森貝塚発掘開始……アメリカの動物学者モースは、縄文時代の貝塚「大森貝塚」の発掘を開始した。この発掘がきっかけとなって、日本に近代科学としての考古学がスタートする。

1923年 甘粕(大杉)事件……憲兵大尉の甘粕真彦らが、無政府主義者の大杉栄・伊藤野枝夫妻と6歳の甥を強制的に連行して虐殺。


● 今日の主な記念日・恒例日

国際オゾン層保護デー……1987年のこの日、「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」が採択された。1994年の国連総会で「この日を国際オゾンデーとする」ことを決議した国際デーの一つ。なお、地上から20〜25kmを中心に地球を取り囲むオゾン層は、人体に害のある紫外線を吸収したり気候を左右する働きを持つ。

マッチの日……1948年のこの日、配給制だったマッチの自由販売が認められたことにちなみ、「戦後文明開化の日」ともいわれる。


● 今日生まれた人

1793年 渡辺崋山……江戸時代後期の画家・洋学者。著書『慎機論』の中で幕政を批判したとして「蛮社の獄」に倒れた。

1865年 小村寿太郎……明治期の外交官。日英同盟、日韓併合の立役者で、日露戦争終結後のポーツマス講和会議の全権大使。

1884年 竹久夢二……明治・大正期の画家・詩人。『長崎十二景』『宵待草』など、「大正ロマン」を代表する画家。

1928年 古橋広之進……戦後の水泳選手・JOC会長。「フジヤマのトビウオ」


● 今日亡くなった人

1682年 山崎闇斎……江戸時代前期の儒学者・神道家。「垂加神道」を創始。

1701年 ジェームズ2世……イングランド王。「名誉革命」により王位を追われる。

1736年 ファーレンハイト……ドイツの物理学者。水銀温度計発明。華氏度(ファーレンハイト度)の名の由来。

1911年 菱田春草……明治期の日本画家。代表作『賢首菩薩』『黒き猫』など。

1923年 大杉栄……大正期の評論家・社会主義運動家。

1923年 伊藤野枝……大正期の婦人解放運動家・作家。

1977年 マリア・カラス……ギリシャ系アメリカ人のオペラ歌手。

1980年 ピアジェ……スイスの心理学者。発生的認識論を提唱。


● 過去のマイブログ「9月16日」のテーマ

2015年ブログ  「恋と革命に生きた」伊藤野枝
婦人解放運動家・作家・無政府主義者の伊藤野枝(いとう のえ)が、1923年に、大杉栄とともに憲兵に虐殺された日です。1895年、今の福岡市西区に生まれた伊藤野枝は、瓦職人の父が放蕩者でろくに仕事をしないため、母が塩田の日雇いや農家の手伝いなどをして暮しを立てていました。小学2年生のときには、口減らしのために一時叔母の家に預けられるほどでした。1909年高等小学校を卒業すると、家計を助けるため地元の郵便局に勤務しながら……。

2014年ブログ 「世界を魅了した」マリア・カラス
ギリシャ系アメリカ人のソプラノ歌手で、「20世紀最大のオペラ歌手」といわれたマリア・カラスが、1977年に亡くなった日です。1923年、ギリシャ系移民の子としてニューヨークで生まれたマリア・カラスは、1936年に母や姉とともにギリシャに移り住み、アテネ音楽院でスペイン人のソプラノ歌手エルビーラ・デ・イダルゴに師事して本格的に声楽を学びました。1941年アテネ王立歌劇場でプッチーニの『トスカ』でデビューすると……。

2011年ブログ 「おもしろ古典落語」39回目 『お血脈(けちみゃく)』
「牛にひかれて善光寺まいり」なんてことをいいます。むかしから、信心深い人がおまいりをする信州信濃(長野県)の善光寺で、[お血脈のご印] というのを売り出しました。これは、額(ひたい)のところにペタリと「南無阿弥陀仏」の印を押してもらえば、どんな罪を犯しても極楽往生間違いなしという、ありがたい代物です。なにしろ、わずか一文をお寺に納めれば、どんなに悪いことをしている者も、仏さまのお助けによって極楽浄土へ行けるというのですから、われもわれもと人が押しかけ、死んだ者はみんな極楽へ行ってしまいます……。

2010年ブログ 幕末の先覚者・渡辺崋山
江戸時代後期の画家・洋学者で、著書『慎機論』で幕政批判をしたとして「蛮社の獄」に倒れた渡辺崋山(わたなべ かざん)が、1793年に生まれた日です。渡辺崋山は、田原藩(愛知県)の江戸藩邸で、武士の長男として生まれました。11人もの家族がいる渡辺家はとても貧しく、幼い弟妹たちを奉公に出さなければならないほどでした。そのため崋山も、貧しさとたたかいながらも、朱子学や、陽明学などの学問に励みました……。

2008年ブログ みずみずしい心の泉を枯らさないために
「読み聞かせ」 のすばらしさ、大切さが広く口にされるようになったのは、いまから40年近く前、昭和40年代後半のころからです。おとなが子どもに本を読む──ただ、これだけのことですが、では、なぜその頃から、その実践が全国にひろまったのでしょうか。その理由は、生活の中にテレビとマンガがどんどん入っていって、子どもたちがそれにおぼれはじめていたからです。このままでは、子どもの心の泉が枯れてしまう……。

2005年ブログ イスラエルとアラブ諸国の対立の根源とは?
「子どもワールド図書館」(38巻)の中で、もっとも評価が高かった一つは、「西アジア」(1)(2)であった。特に、2巻目に17ページ分をさいて「イスラエル」を紹介した部分は、中学校の社会科の教師(東京・杉並 山本絵美先生)から、次のような賛辞の手紙をいただいた。「子ども向の地理の本だとタカをくくっていたら大間違い。イスラエルとイスラム諸国の対立事情を旧約聖書までさかのぼって掘り下げたり、国や民族のあゆみを、ふんだんなイラストと簡潔な記述でわかりやすく紹介している……。
投稿日:2016年09月16日(金) 05:19

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)