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2016年版 9月2日はこんな日


● 今日(9月2日)の主なできごと

BC31年 アクチュームの海戦……シーザーの暗殺後、ローマではオクタビアヌスとアントニウスと権力争いが始まっていた。この日アクチュームの海戦がおこり、両軍1000隻の軍船が槍、火矢、投石で交戦し、オクタビアヌスが勝利した。アントニウスはクレオパトラと共にエジプトにもどったが、翌年アントニウスは剣で、クレオパトラは毒蛇に胸を咬ませて自殺した。

1945年 日本の降伏……東京湾上に浮かんだアメリカの軍艦ミズリー号の艦上で、連合国側に対する日本の降伏文書の調印式が行なわれた。日本全権団は重光葵外相他11名、連合国軍は9か国それぞれの代表とマッカーサー最高司令官が署名し、ここに満州事変から15年にわたる日本の戦争に終止符が打たれた。


● 今日の主な記念日・恒例日

宝くじの日/くつの日……「く(9)じ(2)」の語呂合せから第一勧業銀行(今のみずほ銀行)宝くじ部が1967年に制定し、「く(9)つ(2)」の語呂合せから銀座の婦人靴専門店が1992年に制定。


● 今日生まれた人

1641年 吉良義央……江戸時代前・中期の幕府高家(儀式や典礼を司る役)。

1828年 松平慶永(春嶽)……幕末から明治初期にかけての越前藩主・政治家。

1841年 伊藤博文……幕末の長州藩士・明治期の政治家。初代・5・7・10代首相。

1871年 高野岩三郎……明治・大正・昭和期の社会統計学者・社会運動家。


● 今日亡くなった人

1877年 和宮……幕末から明治前期の皇族。孝明天皇の義妹で公武合体により江戸幕府14代将軍徳川家茂に嫁ぐ。

1907年 陸羯南……明治期の新聞記者・政治評論家。日本新聞主筆兼社長。

1910年 アンリ・ルソー……フランスの画家。代表作『私自身の肖像=風景』『眠るジプシー女』など。

1913年 岡倉天心……明治期の美術評論家・美術史家・教育者。

1937年 クーベルタン……フランスの体育指導者。「近代オリンピックの父」

1969年 ホー・チ・ミン……ベトナムの革命家・政治家。ベトナム民主共和国初代主席。

1973年 トールキン……イギリスの小説家・言語学者。代表作『指輪物語』など。

1997年 フランクル……オーストリアの精神医学者。代表作『夜と霧』など。


● 過去のマイブログ「9月2日」のテーマ

2015年ブログ  『夜と霧』 のフランクル
ドイツ強制収容所の体験記録『夜と霧』をはじめ、『死と愛─実存分析入門』などを著したオーストリアの精神科医・心理学者のフランクルが、1997年に亡くなった日です。1905年、ユダヤ人家系の子としてウィーンに生まれたビクトール・フランクルは、ウィーン大学在学中に、精神分析学を創始したフロイトやその弟子のアドラーに、精神医学を学びました。卒業後は同大学医学部精神科教授となり、ウィーン市立病院神経科部長を兼任しました……。

2014年ブログ 幕末政局をリードした松平春嶽
第16代越前福井藩主で、一橋慶喜を将軍に推したり、公武合体策の推進、政事総裁職に当るなど、幕末に本家徳川家の中心となって活躍した松平春嶽(まつだいら しゅんがく)が、1828年に生まれた日です。江戸城内の御三卿のひとつ田安家に生まれた慶永(春嶽=号)は、1838年に親藩である越前福井藩主・松平家の養子となり、わずか11歳で32万石の福井藩主となり……。

2013年ブログ 「公武合体策」 と和宮
孝明天皇の妹でありながら、公武合体政策により江戸幕府第14代将軍・徳川家茂(いえもち)の正室となった和宮(かずのみや)が、1877年に亡くなった日です。1846年、仁孝天皇の第八皇女(おうじょ)として、京都御所に隣接する橋本邸に生まれた和宮は、6歳のとき、異母兄である孝明天皇の命で、有栖川宮熾仁親王(ありすがわのみや たるひとしんのう)と婚約をしました……。

2011年ブログ 「おもしろ古典落語」37回目 『子別れ』
「大変だね、棟梁。ちょっと出かけるのにも、隣に頼まなくちゃならないってのは」「へぇー、どうもね、ひとりじゃしょうがありませんで。女やもめに花が咲き、男やもめにウジがわくっていいますが、どうもいくじがございません」「そういっちゃなんだが、あの二番目のおかみさんてぇのは、よほどひどかったらしいな」「へぇ、どうしてあんなばかな女に迷ったかと思うようですが……。

2010年ブログ 『茶の本』 の岡倉天心
明治期に活躍した美術家、美術評論家で、茶道をとおして日本人の心や日本の文化を外国に紹介した名著『茶の本』を遺した岡倉天心が、1913年に亡くなった日です。明治時代の日本の文化や文明の発展に大きな功績を残した教育者でもありました。岡倉天心は、江戸時代があと数年で終わろうとする1862年年末に、横浜に生まれ、本名を覚三といいました。天心は号です……。

2008年ブログ 近代オリンピックの父クーベルタン
フランスの教育者で、イギリス留学中にスポーツの重要性を認識し、古代オリンピア遺跡の発掘に刺激されてオリンピックの復活を提唱、1896年ギリシアのアテネで近代オリンピックの開催を実現したクーベルタン男爵が、1937年に亡くなった日です。古代ギリシアのオリンピアで、およそ1000年にわたって行なわれた古代オリンピックは、393年の293回を最後にすがたを消してしまいました。それから約1500年ののち、このスポーツの祭典にふたたび火をともしたのがクーベルタンです……。

2005年ブログ 言葉の発達とテレビの問題点
人間の赤ちゃんは、1歳代では同じ年令のチンパンジーより知能が低い。動作の面はもちろんのこと、記憶したり考えたりする面でも劣る。ところが2歳代になると、たちまちチンパンジーを追い抜く。言葉を使えるようになるかららしい。それほど、言葉の発達と思考力には密接な関係があるということなのだろう。ところが最近、子どもたちはお母さんから豊かな言葉を聞くチャンスか少なくなっている。子守りはいっさいテレビにおまかせという家庭が多くなっているのだ。もちろん、テレビの影響がみんな悪いとはいわない……。
投稿日:2016年09月02日(金) 05:27

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)