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2016年版 9月7日はこんな日


● 今日(9月7日)の主なできごと

1180年 源義仲が挙兵……この日、源(木曽)義仲が、以仁王の平氏追討の命を受け、信濃(長野県)の木曽で平家討伐の兵を挙げた。その後義仲は、平氏勢力を次々に破って北陸を制覇し、1183年には京都から平氏一門を西国に追いやった。

1858年 「安政の大獄」本格化……この年の4月、江戸幕府大老の井伊直弼は、反対派で一橋慶喜の将軍擁立に動いた者と、幕府の開国政策に反対する勤王攘夷派の弾圧に乗り出す「安政の大獄」をはじめたが、この日尊攘派の梅田雲浜を京都で捕縛した。この弾圧は、年末までに吉田松陰・橋本左内・頼三樹三郎・梅田雲浜ら10名以上を斬首・切腹・獄死させた。


● 今日の主な記念日・恒例日

クリーナーの日……「ク(9)リーナ(7)ー」の語呂合せから、メガネクリーナーの製造会社が制定。

CMソングの日……1951年のこの日、初めてCMソングを使ったラジオCMがオンエアされたことにちなんで制定。


● 今日生まれた人

786年 嵯峨天皇……平安時代前期の第52代天皇。空海・橘 逸勢(はやなり)とともに「三筆」の一人。

1533年 エリザベス一世……イギリス(チューダー朝5代)国王。絶対王政の全盛期を築く。

1903年 島木健作……昭和期の小説家。代表作『生活の探求』『赤蛙』など。

1909年 エリア・カザン……アメリカの映画監督・演出家。代表作『エデンの東』『波止場』『欲望という名の電車』など。


● 今日亡くなった人

1816年 山東京伝……江戸時代中・後期の戯作家。代表作『江戸生艶気樺焼』『吉原楊枝』など。

1939年 泉鏡花……明治・大正・昭和期の小説家。代表作『高野聖』『婦系図』『歌行灯』など。

1962年 吉川英治……大正・昭和期の小説家。代表作『宮本武蔵』『新・平家物語』『新書太閤記』など。

2014年 山口淑子(李香蘭)……昭和・平成期の女優・歌手・司会者・政治家。


● 過去のマイブログ「9月7日」のテーマ

2015年ブログ  「李香蘭」 の山口淑子
戦前の中国・満州・日本において、中国人歌手・女優の李香蘭(り こうらん)として知られ、戦後は日本人として、歌手・女優・司会者・政治家で活躍した山口淑子(やまぐち よしこ)が、2014年に亡くなった日です。1920年、今の中国東北部の奉天(今の瀋陽)に、満鉄(南満州鉄道)に勤務しながら中国語を教えていた佐賀県出身の父のもとで生まれた山口淑子は、生まれてまもなく父の友人瀋陽銀行総裁李際春と養子縁組を結び、1933年に李香蘭の名で「満州新歌曲」を歌いました……。

2012年ブログ 「おもしろ古典落語」84回目 『蚊戦(かいくさ)』
「ごめんください、剣道の先生」「これはこれは八百屋の久六さん。最前、稽古を終えて帰られたばかりなのに、また出張ってまいったか?」「じつは先生、しばらくの間、稽古を休ませてもらいたいんです」「稽古は毎日続けるからこそ、実になる。一日休むと身体はなまってしまうぞ」「あっしもつづけたいんですが、夜な夜な蚊がでますもんで」「おかしなことを申すのう。なんで『蚊が出るから稽古を休む』のじゃ」「じつは蚊帳(かや)を質屋に……。

2011年ブログ 職業作家の元祖・山東京伝
江戸時代後期を代表する戯作(げさく)者の山東京伝(さんとう きょうでん)が、1816年に亡くなった日です。「戯作」とは、18世紀後半から江戸でおこった洒落(しゃれ)や風刺を織りまぜながらユーモラスに語る読物の総称で、洒落本、滑稽本、談義本、人情本、読本、草双紙(赤本、黒本、青本、黄表紙、合巻)などがあります。京伝は、浮世絵師・北尾政演(きたおまさのぶ)としても活躍しました……。

2010年ブログ 幻想文学の泉鏡花
明治後期から昭和初期にかけて活躍した作家で、幻想と怪奇とロマンを綾なす『高野聖』『眉かくしの霊』などの作品や、新派の舞台でおなじみの『婦系図』『滝の白糸』などを著し、谷崎潤一郎、川端康成、三島由紀夫らたくさんの作家に影響を与えた泉鏡花が、1939年に亡くなった日です。1873年に鏡花は、彫金細工師の名工を父に、能楽の鼓の名流の娘を母に、金沢市に生まれました。両親から芸と神仏にたいする信仰をうけて育ちました……。

2007年ブログ 国民的小説家・吉川英治
「宮本武蔵」「新・平家物語」など人生を深く見つめる大衆文芸作品を数多く生み出して、国民的作家として高く評価されている吉川英治が、1962年に亡くなった日です。『鳴門秘帖』や『宮本武蔵』は、今も若い人から老人まで、はば広い人気があります。その作者吉川英治は、1892年神奈川県に生まれました。父は会社を経営していたので、小さいときには家も豊かでしたが、英治が11歳のとき、父は事業に失敗しました……。

2006年ブログ 「ニュートン」 のこども時代
ニュートンは、孤独でした。ニュートンがうまれる前に父が亡くなり、まもなく母も、2歳のニュートンを置いて再婚してしまったのです。祖母に育てられたニュートンは、いつも家にばかりいる、ひよわな子どもでした。6歳で村の小学校へあがってからも、少しいじめられると、すぐ涙をながし、みんなに 「泣きむしニュートン」 と、からかわれました。学校の成績も、クラスでおしまいのほうでした。でも、工作だけは、だれよりもじょうずでした。友だちとはあまり遊ばず、毎日、日時計や水車や風車などのもけいを作って、すごしました……。

2005年ブログ 親子の対話を深めるために
「こども科学図書館」の基本方針を、具体例をあげて説明してみよう。先にふれたように、子どもたちは自分の身近なものには何でも新鮮な関心をもち、わかろうとする知的好奇心を持っている。そして、未熟な体験ながらも、さまざまなイメージをつくりあげている。たとえば「いぬ」という言葉を聞いたとき、近所にいるよくほえる犬、公園でじゃれついてきた可愛い犬、テレビで見たかしこい犬というふうに、体験から知り得た情報をもとに、犬のイメージを頭にえがくことになる。ところが情報量が少ないと、それ以上犬に対するイメージは広がらないし、深まらない……。
投稿日:2016年09月07日(水) 05:00

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)