2018年版 2月5日はこんな日
● 今日(2月5日)の主なできごと
1597年 26聖人の殉死……豊臣秀吉の命令により、カトリック信徒26名が長崎で磔(はりつけ)の刑に処された。キリスト教の信仰を理由に最高権力者の指令による処刑が行われたのはこれが初めてで、26人は後にカトリック教会によって聖人の列に加えられ、「日本二十六聖人」と呼ばれている。
1869年 小学校設置の奨励……明治政府は、小学校設置令を公布して小学校を設置するように全国に働きかけた。翌年に学制が発布され、1873年1月設置の東京師範学校附属小学校を皮切りに、1875年には約2万4千校の小学校が全国各地に設置された。
1901年 八幡製鉄所操業……日清戦争の賠償金を資金に、官営の八幡製鉄所が建設され、第1溶鉱炉に火が入って操業を開始。東洋一の規模で、筑豊炭田から鉄道や水運で石炭を大量・迅速に調達できるメリットが大きく、第一次世界大戦で大幅に増えた鉄鋼需要に応えてさらに拡張、国内の大半の需要をまかなうようになっていった。
1936年 プロ野球誕生……全日本職業野球連盟が結成されて、プロ野球が誕生した。加盟チームは、東京巨人軍、東京セネターズ、大東京軍、名古屋金鯱軍、名古屋軍、大阪タイガース、阪急の7球団。
● 今日の主な記念日・恒例日
プロ野球の日……プロ野球が誕生した日にちなんで制定。
● 今日生まれた人
1776年 調所広郷……江戸時代後期に活躍した薩摩藩の財政家。
1840年 ダンロップ……イギリスの空気タイヤ発明家。
1852年 寺内正毅……明治・大正期の陸軍軍人・政治家。初代朝鮮総督、第18代内閣総理大臣歴任。
1866年 若槻礼次カ……大正・昭和期の政治家。第25・28代内閣総理大臣。
1894年 槇有恒……大正・昭和期の登山家。日本隊のマナスル初登頂に成功。
1898年 尾崎士郎……大正・昭和期の小説家。代表作『人生劇場』など。
● 今日亡くなった人
664年 玄奘……中国唐代の高僧。旅行記に『大唐西域記』があり、『西遊記』の三蔵法師のモデル。
1881年 カーライル……イギリスの著述・歴史家。代表作に『フランス革命』。英雄や天才を讃える人生観。
1896年 末広鉄腸……明治期のジャーナリスト・小説家・政治家。「国会新聞」主宰。
● 過去のマイブログ「2月5日」のテーマ
2015年 「平和愛好者」 若槻礼次カ
官僚政治家として大蔵大臣・内務大臣を歴任し、日本の難局に2度の内閣総理大臣を務めるものの総辞職に追い込まれた若槻礼次カ(わかつき れいじろう)が、1866年に生まれた日です。松江藩(島根県)の下級藩士奥村家の次男として生まれた礼次カは、3歳のときに母を失い、小学校を出てから漢学塾へ通うものの貧しさのために退学、生計をたてるため3年間小学校の代用教員となりました……。
2014年 「政治文学の先駆者」 末広鉄腸
明治期に政論家・新聞記者・政治小説家・衆議院議員として多彩な活動をした末広鉄腸(すえひろ てっちょう)が、1896年に亡くなった日です。1849年、伊予国宇和島藩(愛媛県)の勘定役の子として、城下に生まれた末広鉄腸(本名・重恭)は、幼いころから優秀で、1861年藩校の『明倫館』に入って朱子学を修めると、わずか20歳で母校の教授になり、藩政にも……。
2013年 『人生劇場』 の尾崎士郎
雄大な自伝的シリーズで、映画や歌謡曲でも知られている『人生劇場』を著した尾崎士郎(おざき しろう)が、1898年に生れた日です。愛知県吉良町(現西尾市)に彫り職人の子として生まれた尾崎士郎は、5歳で母を亡くしたことで、母方の祖父母に育てられました。旧制の岡崎中学時代から、夏目漱石やロシア文学を愛読するいっぽう、政治に関心を持ち、雄弁家として……。
2010年 26聖人の殉死
豊臣秀吉の命令により、カトリック信徒26名が、1597年に長崎で処刑された日です。1549年、キリスト教イエズス会の宣教師 フランシスコ・ザビエルによって日本にもたらされた「キリスト教」は、スペインやポルトガルからやってきた多くの宣教師たちが、初等教育のセミナリヨや高等教育のコレジオと呼ばれる学校、病院、孤児院をこしらえるなど、地道な努力や布教活動が実って、信者を増やしていきました……。
2009年 三蔵法師の玄奘
中国・唐の時代の高僧で、中国の仏教を発展させた玄奘(げんじょう)が、664年に亡くなった日です。玄奘三蔵の著した旅行記「大唐西域記」は、のちの民の時代に、三蔵法師が、孫悟空、猪八戒、沙悟浄をしたがえて、さまざまな苦難を乗り越えて天竺へ経を取りに行く物語『西遊記』として描かれ、世界的に有名になりました。仏教は、紀元前6世紀ころ、インドのシャカが開いた宗教です。中国にも伝わり、唐の時代には……。
2008年 [おもしろ民話集 32] 寿限無 (じゅげむ)
昔、あるところに男の子が生まれたばかりの夫婦がいました。何しろはじめての子なので、縁起のよい、長生きしそうな名前をつけようといろいろ考えましたが、これはという名が思いつきません。そこで、お寺の和尚さんに相談しようということになり、亭主がお寺に出向きました……。
2007年 親に相談を持ちかける子に
子どもとのコミュニケーションが、きちんと成り立つための障害の最たるものは、話さないことではなく、聴かないことなのです。子どもが現に語りかけていることを聴けるようになるのは、なかなか、むずかしいものです。子どもの言いまちがいを訂正したり、知識優越者であるように振舞うことを親自身が卒業し、子どもの言葉をさえぎらずに、子どもが胸のうちをさらけだすのを見守るのは……。
投稿日:2018年02月05日(月) 05:24