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2017年版 4月30日はこんな日


● 今日(4月30日)の主なできごと

1189年 義経衣川で自害……一の谷・屋島・壇ノ浦の戦いに勝利して、平氏を滅ぼした源義経は、兄源頼朝と対立し、この日奥州藤原氏当主の藤原泰衡(やすひら)の率いる500騎の兵に、衣川の館を襲われた。泰衡の父秀衡(ひでひら)は、義経をかくまうよう遺言を残していたが、頼朝からのおどしに泰衡が屈したためで、義経はいっさい戦わず、妻子を殺害して自害した。

1945年 ヒトラー自決……ドイツの独裁者ヒトラーは、1933年から12年間ドイツを支配した。1939年にポーランドに侵入、ソ連に戦争をしかけたことで、第2次世界大戦を引き起こした。当初は、連戦連勝の勢いだったが、やがてソ連の反撃にあい、1945年4月に入ると、首都ベルリン陥落まで追いつめられ、この日、前日結婚したばかりの妻エバァとともに自殺した。1週間後の5月7日にドイツは降伏し、ヨーロッパに平和がもどった。


● 今日の主な記念日・恒例日

図書館記念日……1950年のこの日、「図書館法」が公布されたことにちなみ、1971年の全国図書館大会で制定された。


● 今日生まれた人

1769年 ウェリントン……イギリスの軍人・政治家。ナポレオン戦争で軍功を重ね、1815年のワーテルローの戦いでも勝利。イギリス第25代首相。

1777年 ガウス……ドイツの数学者・物理学者・天文学者。19世紀最大の数学者で、「ガウス関数・積分・記号・曲率」などガウスの名が付いた法則、記号、単位が多数存在する。

1924年 伊藤雅俊……昭和期の実業家。「イトーヨーカ堂」設立。

1926年 河野多惠子……昭和・平成期の小説家。代表作『蟹』『不意の声』『一年の牧歌』『みいら採り猟奇譚』など。


● 今日亡くなった人

1189年 源義経……平安時代末期の武将で、鎌倉幕府を開いた源頼朝の異母弟。一ノ谷・屋島・壇ノ浦の合戦を経て平氏を滅ぼした最大の功労者でありながら、頼朝の追及を受けた藤原泰衡に攻められ、郎党の武蔵坊弁慶らと自刃。

1358年 足利尊氏……鎌倉時代後期から南北朝時代の武将。室町幕府初代将軍。

1855年 ビショップ……イギリスの作曲家。代表作『埴生の宿』。

1883年 マネ……フランスの画家。代表作『草上の昼食』『オランピア』『笛を吹く少年』『フォリー・ベルジェール』など。

1945年 ヒトラー……ドイツの軍人・政治家・独裁者。「ナチス党」総帥。ポーランド侵攻に始まる第二次世界大戦を引き起こし、敗戦を目前に自殺。

1956年 宇垣一成……大正・昭和期の陸軍軍人・政治家。東京裁判の主席検察官キーナンは、米内光政・若槻礼次郎・岡田啓介とともに「軍部に抵抗した平和主義者」と宇垣を賞賛。

1959年 永井荷風……明治・大正・昭和期の小説家・随筆家。代表作『濹東綺譚』『腕くらべ』『断腸亭日乗』など。

1973年 大仏次カ……大正・昭和期の小説家。代表作『鞍馬天狗』『赤穂浪士』(小説)『天皇の世紀』『パリ燃ゆ』(ノンフィクション)

1994年 スキャーリー……アメリカの小説家・童話画家。代表作『ビジィ・ワールド』。

2014年 渡辺淳一……昭和・平成期の小説家。代表作『光と影』『遠き落日』『化身』『失楽園』など。


● 過去のマイブログ「4月30日」のテーマ
 
2014年  軍縮を実現した宇垣一成
大正末期から昭和初期にかけて陸軍の実権を握り、5次にわたる内閣の陸軍大臣をつとめた宇垣一成(うがき かずしげ)が、1956年に亡くなった日です。1868年、いまの岡山市に農家の子として生まれた宇垣一成は、小学校を卒業後に代用教員となるものの、軍人を志して上京。1888年に陸軍士官学校に入学し、1900年には陸軍大学校を優等で卒業すると、陸軍将校としての道を歩みはじめ、1902年から2年間ドイツ留学……。

2013年 「本格的大衆作家」 大仏次カ
『鞍馬天狗』シリーズなど、大衆文学の質の向上に大きな貢献をした大仏次カ(おさらぎ じろう)が、 1973年に亡くなった日です。1897年、横浜市に生まれた大仏次カ(本名・野尻清彦[はるひこ])は、東京府立一中を経て、府立一高在学時代に『一高ロマンス』を刊行するなど文学に傾倒しました。東京帝国大政治科を卒業しますが、その前後に、ロマン・ロランの反戦小説を翻訳出版をするほどで……。

2009年  図書館記念日
1950年に「図書館法」ができたことがきっかけとなって、1971年からこの日を「図書館記念日」としました。さらに、明日からはじまる5月を「図書館振興の月」として、全国各地の公共図書館では、さまざまな催しが開かれるようです。だれでも利用できる図書館が、はじめて日本にできたのは、1872年のことでした。現在、日本の公立図書館は3000以上もありますが、図書館の数は、他の先進諸国に比べるとまだ低いようで……。

2008年  初の海外旅行・泣き笑い
いずみ書房を創業してから12年目、念願だった英国レディバード社とタイアップが実現して、レディバードブックスの日本語版 「レディバード図書館」(27巻・別巻7) を皮切りに、初心者向け英語入門シリーズ 「キーワード英語教室」(12巻)、「レディバードブックス特選100点セット」 を刊行しました。でも、思ったほど売上が伸びずに苦戦していたため、 「ロンドン・ローマ・マドリッド観光とレディバード社工場見学コンテスト」 と銘打った、6か月間の売上を競うコンテスト……。
投稿日:2017年04月30日(日) 05:52

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)