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2017年版 4月11日はこんな日


● 今日(4月11日)の主なできごと

1814年  ナポレオン退位……1804年にフランス皇帝となり、ヨーロッパ征服をもくろんだナポレオンだったが、この日、パリ郊外のフォンテーヌブロー宮殿で退位宣言に署名、イタリア半島に近いエルバ島へ流された。事実上のフランス追放となったが、1年後にパリに舞いもどって皇帝に復帰し、「百日天下」をとるものの、セントヘレナ島(アフリカ大陸から2800km離れた孤島)に流されて亡くなった。

1868年 江戸城開城……この日、徳川15代将軍だった徳川慶喜が水戸へ退去し、江戸城が明治新政府の手にわたった。前月行われた、旧幕府代表の勝海舟と、新政府代表西郷隆盛の会談により、江戸城の無血開城が実現。

1921年 メートル法の公布……欧米との交流がさかんになり、わが国でこれまで使われてきた尺貫法では不便なことが多く、この日メートル法の採用を決めた。しかし、根強い反対運動により施行は無期延期となり、メートル法への完全移行は1951年の新「計量法」施行からとなった。いっぽう、なじんできた尺貫法は、業種により、今も使用されている。

1951年 マッカーサー解任……太平洋戦争で降伏した日本は、連合国軍総司令部(GHQ)に占領され、アメリカのマッカーサー元帥が5年半近く総司令官として君臨してきたが、「老兵は死なず消え去るのみ」という名文句を残して解任された。


● 今日の主な記念日・恒例日

メートル法公布記念日……1921年のこの日、改正「度量衡法」が公布されたことで制定された。


● 今日生まれた人

1597年 千姫……江戸幕府第2代将軍・徳川秀忠の長女で豊臣秀頼の妻。大坂夏の陣で落城する大坂城から救出される。

1755年 パーキンソン……イギリスの外科医・古生物学者。パーキンソン病を発見。

1782年 広瀬淡窓……江戸時代後期の儒者・漢学者。

1865年 石井十次……明治期の社会事業家。岡山孤児院・孤児教育会開設。

1885年 正力松太郎……大正・昭和期の実業家・政治家。読売新聞社主。

1900年 中村汀女……昭和期を代表する女流俳人。

1902年 小林秀雄……昭和期の文芸評論家。代表著作『考へるヒント』『無常といふ事』『近代絵画』『本居宣長』など。

1903年 金子みすゞ……大正期から昭和初期にかけて活躍した童謡詩人。

1908年 井深大……昭和・平成期の電子技術者・実業家・幼児教育家。ソニー社長。幼児開発協会設立。

1908年 田中澄江……昭和・平成期の劇作家・随筆家・小説家。代表作『花の百名山』など。


● 今日亡くなった人

1514年 ブラマンテ……イタリア・ルネサンス期を代表する建築家・画家。

1962年 中谷宇吉郎……大正・昭和期の物理学者・随筆家。雪の結晶の研究、人工雪の開発、中谷ダイヤクラムの提唱などの業績。


● 過去のマイブログ「4月11日」のテーマ

2013年  [おもしろ民話集 80] 力太郎
むかしあるところに、子どものいない、ものぐさなじいさまとばあさまが住んでいました。二人は、めんどうくさいので、お風呂にも入りません。そのため、いつもあかだらけでした。ある日のこと、あんまりたいくつなので、あかをこすってみようということになりました……。

2012年  夭折した童謡詩人・金子みすゞ
大正末期から昭和初期に512編の詩を遺すものの、すい星のようにあらわれて消えた童謡詩人の金子みすゞが、1903年に生まれた日です。山口県の現・長門市に3人兄弟の長女に生まれたみすゞは、幼い頃に父を亡くしたため、弟の正祐は書店を営む叔父上山松蔵と母の妹夫妻の養子となり、みずゞと母と兄は叔父夫妻の世話になりました……。

2011年 「おもしろ古典落語」19回目 『そば清(せい)』
世間にはよく「そば好き」という人がいます。ちょっとそばを食べても、5、6枚は食べないと食べたような気がしないなんていう、大変なそば好きもいます。江戸に、清兵衛さんという旅商人(あきんど)がいました。小間物なんぞを持って旅に出て売るのが仕事ですが、この人は「そば清」といわれるほどそばが好き。10枚でも、20枚でも食べられるものですから、食べ比べのかけに誘われても負けたことがありません……。

2008年  複利は人類最大の発見か
「今あなたは1円持っていたとします。この1円が翌日に2倍の2円、3日目が2円の2倍で4円、4日目は4円の2倍で8円、5日目は8円の2倍で16円という具合で増えていくとします。初日の1円が1億円を越えるのは何日目だと思いますか?」 ちなみに10日目が512円、15日目ではじめて1万円を越えます。こんな問題が出題されたとします。当てずっぽうでもよいので回答してみてください……。

2007年 「東南アジア (1)」 巻末解説
25年ほど前に初版を刊行した「子どもワールド図書館」(38巻) 第14巻「東南アジア(1)」の巻末解説を記します。インドシナ半島には、北方のヒマラヤ山脈からまるで指をひろげたように、いくつかの山系が南下しています。その山と山の間の険しい谷間を、イラワジ、サルウィン、メナム、メコン、ソンコイなどの大きな川が流れ、下流に広大なデルタ地帯を作っています。そのデルタに住みつき、米づくりをはじめた人々が、この半島の祖先です……。

2006年  かたあしだちょうのエルフ
動物の子どものすきなエルフは、ある日、子どもを守るためにライオンとたたかって片足を失い、自分で、えさもさがせなくなってしまいます。ところが、ほかの動物たちは、エルフを助けてやろうとはしません。しかし、エルフは、またも、くろひょうとたたかい、ついにいのちをおとして、大きな木に生まれかわります。木の下には、エルフのなみだでできた池が……。
投稿日:2017年04月11日(火) 05:59

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)