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最新記事【2018年01月31日】


● 今日(1月31日)の主なできごと

1947年 ゼネスト中止命令……激しいインフレを背景に生活を脅かされた労働者たちは、共産党の呼びかけで2月1日にゼネスト決行を計画したが、マッカーサーGHQ総司令官は、ゼネストは日本経済を破滅においやると、中止を指令した。

1958年 アメリカ初の人工衛星……前年にソ連に先を越されたアメリカは、初の人工衛星エクスプローラ1号の打ち上げに成功した。

1976年 五つ子誕生……この日、鹿児島市立病院で日本初の五つ子が誕生した。男2人女3人の赤ちゃんは体重990〜1800gと小さかったが、その後すくすく成長。


● 今日の主な記念日・恒例日

生命保険の日……1881年7月に日本初の保険会社「明治生命」が設立され、1882年のこの日、初めて保険金が支払われたことにちなんで制定された記念日。この年の1月20日に心臓病で急死した警部長で、遺族に支払われた保険金は1000円、当人が払った保険料はわずか30円だったという。

愛妻家の日……1月の1をアルファベットのIとし、「あい(I)さい(31)」の語呂合わせから日本愛妻家協会が制定。


● 今日生まれた人

1797年 シューベルト……オーストリアの作曲家。『ぼだい樹』『野ばら』他600曲以上の歌曲、『未完成交響曲』他の交響曲や室内楽曲、ピアノ曲などの名曲。

1923年 ノーマン・メイラー……アメリカの小説家。代表作『裸者と死者』『夜の軍隊』『死刑執行人の歌』など。ノンフィクション小説の革新者。

1935年 大江健三郎……昭和・平成期の小説家。代表作『万延元年のフットボール』『飼育』『同時代ゲーム』など。1994年ノーベル文学賞受賞。


● 今日亡くなった人

1897年 西周……幕末から明治期の哲学者・啓蒙思想家。代表著作『百学連環』『百一新論』『致知啓蒙』など。

1905年 副島種臣……幕末から明治初期の佐賀藩士・外務卿。

1956年 ミルン……イギリスの児童文学作家。代表作『くまのプーさん』シリーズ。

1985年 石川達三……昭和期の小説家。代表作『蒼氓』『生きてゐる兵隊』など。

1989年 芥川也寸志……昭和期の作曲家・指揮者。代表作『交響三章』『交響管弦楽のための音楽』『弦楽のための三楽章』、童謡『小鳥の歌』など。

1999年 ジャイアント馬場……昭和・平成期のプロレスラー。力道山・アントニオ猪木と並ぶビッグネーム。


● 過去のマイブログ「1月31日」のテーマ

2014年 「マリア・ルス号事件」 と副島種臣
明治時代初期、外務卿として外交に力をつくした副島種臣(そえじま たねおみ)が、1905年に亡くなった日です。1828年、佐賀藩士枝吉家の次男として生まれた種臣(通称・二郎)でしたが、長じてから副島家の養子となりました。幼いころから藩校・弘道館の教諭をつとめる父、藩学の指導的な立場にあった兄の影響を強く受けて育ちました。やがて、大隈重信、江藤新平、大木喬任らと尊皇攘夷運動に加わり……。

2013年 「社会派作家」 石川達三
第1回芥川賞を受賞した『蒼氓(そうぼう)』、発禁となった『生きてゐる兵隊』、映画化された『人間の壁』『金環蝕』の原作を著すなど、社会に眼をむけた作品を多く残した石川達三(いしかわ たつぞう)が、1985年に亡くなった日です。1905年秋田県横手町(現・横手市)に中学教師の子として生まれた石川達三は、父の転勤や転職により、東京や岡山などで育ち……。

2012年 「日本近代哲学の父」 西周
明治の開明期に啓蒙思想家・教育者として活躍した西周(にし あまね)が、1897年に亡くなった日です。1829年、津和野藩(今の島根県津和野)の藩医の子として生まれた西周は、幼少の頃から漢学の手ほどきを受け、12歳のとき藩校の養老館で朱子学を学びました。1849年には藩から儒学を深く研究することを命じられ、大坂や岡山に留学したのち、藩校の教官……。

2011年 『クマのプーさん』 のミルン
世界じゅうの子どもたちや大人に大人気の『クマのプーさん』シリーズを著したイギリスの児童文学者・詩人のミルンが、1956年に亡くなった日です。1882年にロンドンで生まれたアラン・アレクサンダー・ミルンは、子どもの頃に『透明人間』などの作品で「SFの父」といわれたウェルズの教えを受けて、啓蒙され……。

2008年 セザンヌの自画像
先のブログに [ブリヂストン美術館] のことを記しましたが、この美術館の収集作品のいくつかをを描いたセザンヌは 「20世紀の美術はすべてセザンヌから出発している」 といわれるほど、後世に大きな影響を遺した画家です。でも、生きている間はほとんど認められず、注目もされなかったのはゴッホに似ている……。

2007年 自己主張のできる子に
このごろの子どもは、学校でも、外でみんなと遊んでいるときでも、けんかをすることが少なくなったといわれています。これは、一見、すばらしいことのようです。しかし、けんかをすることが少なくなったということの裏側に、悲しいことが秘められていることを、よく知っておかなければいけません。けんかは、しかけるにしても、しかけられたものを受けて立つにしても 「自己を主張」 しようとするから……。

2006年 「レディバードブックス特選100点セット」 を推す
上智大学外国語学部英語学科の菅原勉教授は、次のような推薦文を寄せてくれた。「いま、全世界で最も広く親しまれているというレディバードブックスが日本に本格的にお目見えすることになったことは大変喜ばしいことだ。しかも美しい絵が満載されている原書ばかりでなく、カセットがほとんどの本についていて、最も洗練された英語として定評のあるBBC放送の俳優たちによる語りが、バックに流れるクラシック音楽と相まって聞いていて実に心地よく……。
投稿日:2018年01月31日(水) 05:00

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)