« 2017年05月17日 | 児童英語・図書出版社 創業者のこだわりブログ Top2017年05月19日 »

最新記事【2017年05月18日】


● 今日(5月18日)の主なできごと

1869年 戊辰戦争終結……明治維新で江戸城無血開城後、旧幕府軍をひきいて箱館(函館)の五稜郭を拠点に、蝦夷(えぞ)共和国を樹立した榎本武揚らが降伏し、戊辰(ぼしん)戦争が終結した。

1936年 阿部定事件……この日、東京尾久の待合で阿部定が愛人の石田吉蔵を殺害、局部を切断し逃走した事件がおきた。この事件をもとにした映画や小説は多く、特に1976年の大島渚監督『愛のコリーダ』は有名で、カンヌ国際映画祭で上映され、世界各国で公開されたことで大きな話題となった。しかし、日本では大幅修正されて上映された。(2000年にノーカット版公開)。

1965年 日本人初の世界バンタム級王座……この日、2年前にフライ級世界王座を失ったファイティング原田がプロボクシング世界バンタム級チャンピオンのジョフレ(ブラジル)に勝利。これにより、原田は2階級制覇をなしとげた。

2007年 憲法の改正手続に関する法律(国民投票法)公布……日本国憲法第96条第1項は、憲法の改正のためには、「各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行われる投票において、その過半数の賛成を必要とする」とあるものの、具体的な手続については規定がなかった。そのため、投票権者は18歳以上の日本国民、国会発議後は60〜180日間ほどの期間を経た後に国民投票、国民投票は憲法改正案ごとに1人1票の投票を行うなどを法律にしたもの。


● 今日の主な記念日・恒例日

国際親善デー……1899年のこの日、ロシア皇帝ニコライ2世の提唱によりオランダのハーグで第1回平和会議が開催された。日本を含む26か国が参加し、ダムダム弾の使用禁止、国際紛争が起きた際にその処理を武力に頼らず平和的に解決することを目的とした「国際紛争平和的処理条約」や、国際仲裁裁判を行う常設仲裁裁判所の設置などが規定された。当時としては画期的な会議だったことから、この会議を記念して制定された。


● 今日生まれた人

1265年 ダンテ……イタリアの詩人・哲学者・政治家。代表作『神曲』『新生』など。ルネサンスの先駆者。

1868年 ニコライ2世……帝政ロシア最後の皇帝。第1回平和会議を提唱。

1872年 ラッセル……イギリスの哲学者・論理学者・数学者。原水爆禁止や平和運動に力をつくす。

1899年 広沢虎造 (2代目)……昭和期の浪曲師。代表作『清水次郎長伝』など。

1920年 ヨハネ・パウロ2世……ローマ教皇(264代)。多数の国を訪問し「空飛ぶ教皇」といわれる。


● 今日亡くなった人

945年 紀貫之……平安時代中期の歌人・作家。代表作『土佐日記』。三十六歌仙の1人。

1911年 マーラー……オーストリアの作曲家・指揮者。代表作『交響曲第5番嬰ハ短調』など10の交響曲。

1981年 サローヤン……アメリカの小説家。代表作『君が人生の時』『ヒューマン・コメディ(人間喜劇)』など。


● 過去のマイブログ「5月18日」のテーマ

2015年 「庶民の哀歓を描いた」 サローヤン
『君が人生の時』『ヒューマン・コメディ(人間喜劇)』など、底抜けに明るく生きる庶民の姿を自由奔放に描いたアメリカの小説家・劇作家のサローヤンが、1981年に亡くなった日です。1908年、アルメニア系移民の子としてカリフォルニア州フレズノに生まれたウイリアム・サローヤンは、1歳半のとき父を亡くしたため、4人の兄姉とともにオークランドの孤児院に入りました……。

2012年 「おもしろ古典落語」69回目 『佐々木政談(ささきせいだん)』
江戸時代の終わりころ、名奉行で知られた南町奉行・佐々木信濃守(しなのかみ)という方がいらっしゃいました。非番のときはいつも、めだたないかっこうをして、三蔵というお供をつけて町のようすを見てまいります。すると、子どもたちが「お奉行ごっこ」をやってるところに出くわしました……。

2011年  大人気の作曲家マーラー
ウィーンで活躍した作曲家、指揮者として知られるマーラーが、1911年に亡くなった日です。グスタフ・マーラーは、1860年に当時オーストリア領だった現・チェコにあるボヘミア地方カリントの酒造業を営む家に生まれました。幼い頃から音楽的能力の高かったマーラーは、1875年にウィーンに出て本格的にピアノと作曲法を学び、ウィーン大学ではブルックナーから直接指導を受け……。

2010年 『土佐日記』 の紀貫之
平安時代の中期に活躍した歌人で、三十六歌仙の1人といわれた紀貫之(きのつらゆき)が、945年に亡くなった日です。「男の書く日記というものを書いてみた」と女の立場で書かれた日記『土佐日記』を書いたことでも知られています。天皇、または天皇の位をゆずった上皇、あるいは位をゆずったのちに出家した法皇たちの命令で作られた和歌集が、平安時代から室町時代にいたるまでのあいだに21あります。これが勅撰和歌集とよばれる……。

2009年  戊辰戦争の終結
明治維新で江戸城無血開城後、旧幕府軍をひきいて箱館(函館)の五稜郭を拠点に、蝦夷(えぞ)共和国を樹立した榎本武揚(えのもと たけあき)らが、1869年のこの日に降伏、戊辰(ぼしん)戦争が終結した日です。戊辰戦争とは、1868年から1869年にかけて、明治新政府と、旧徳川幕府勢力との間におきた内戦で、明治元年の干支(えと)が戊辰だったことからこう呼ばれています……。
投稿日:2017年05月18日(木) 05:38

2017年05月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

月別アーカイブ

 

Mobile

児童英語・図書出版社 社長のこだわりプログmobile ver. http://mt.izumishobo.co.jp/plugins/Mobile/mtm.cgi?b=6

プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)