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2016年版 3月8日はこんな日


● 今日(3月8日)の主なできごと

702年 度量衡の統一……前年制定された「大宝律令」による税の徴収のため、文武天皇が、長さ1尺を10寸とするなど、統一された計量単位(度量衡)を、全国的に初めて定めた。

1917年 ロシア革命……1914年に第1次世界大戦が始まると、経済的な基盤の弱かったロシア帝国は、深刻な食糧危機に陥っていた。この日、首都ペトログラードで窮状に耐えかねた女性労働者たちのデモがストライキを敢行、兵士たちもこれを支持し、事態を収拾できなくなったニコライ2世が退位して、ロシア帝国は崩壊。この「2月革命」により、新しく生まれた臨時政府と各地に設置されたソビエトが対立することになった。こうして10月に、ソビエトが臨時政府を倒して政権を樹立し、世界で初めての社会主義国家が誕生した。

1935年 忠犬ハチ公死去……飼い主が亡くなった後も、渋谷駅で主人の帰りを待ち続けたという「忠犬ハチ公」が死亡。渋谷駅前にあるハチ公の銅像前は、待ち合わせ場所としていまも有名。


● 今日の主な記念日・恒例日

国際女性デー……国際的な婦人解放の記念日のひとつ。1904年のこの日、ニューヨークの女性労働者が参政権を求めて集会を開いたことから、1910年に国際社会党同盟が制定。日本では1923年、社会主義婦人団体・赤瀾会が中心となり、東京神田のキリスト教青年会館で婦人の政治的・社会的・経済的自由を訴える演説会が開催されたのが最初。

エスカレーターの日……1914年、東京上野の大正博覧会の会場に日本初のエスカレーターが設置され、この日運転試験が行われた。


● 今日生まれた人

1859年 グレアム……イギリスの小説家。代表作『たのしい川辺』など。

1879年 オットー・ハーン……ドイツの物理化学者。原子核分裂を発見。

1886年 松井須磨子……明治・大正期の女優。

1919年 水上勉……昭和・平成期の小説家。代表作『雁の寺』『越前竹人形』など。

1922年 水木しげる……昭和・平成期の漫画家。代表作『ゲゲゲの鬼太郎』など。


● 今日亡くなった人

1859年 大原幽学……江戸時代後期の農政学者。農民指導者。

1869年 ベルリオーズ……フランスの作曲家。代表作『幻想交響曲』など。

1995年 五味川純平……昭和・平成期の小説家。代表作『人間の条件』『戦争と人間』『御前会議』『ノモンハン』『ガダルカナル』など。

1997年 池田満寿夫……昭和・平成期の版画家・小説家。代表作『エーゲ海に捧ぐ』など。

2015年  塩月弥栄子……大正・昭和期の茶道家。代表作『冠婚葬祭入門』シリーズ。


● 過去のマイブログ「3月8日」のテーマ

2013年ブログ 「おもしろ古典落語」109回目  笑い茸
生まれてから笑ったことのないという人がありました。仏具屋の頂兵衛、つめて「仏頂」さんという人で、年が四十五歳。無愛想な顔とか、ふくれっ面なんかを仏頂面(ぶっちょうづら)というのは、この人から始まったそうで……。おかみさんも、仏頂さんと連れ添って十五年になりますが、一度もご主人の笑い顔を見たことがないので、いろいろ心配しまして……。

2012年ブログ  『ひきがえるの冒険』 のグレアム
児童文学の名作として知られる『ひきがえるの冒険』(邦題「たのしい川辺」)を著わしたイギリスの作家グレアムが、1859年に生まれた日です。スコットランドのエディンバラに生まれたケネス・グレアムは、5歳のときに母を亡くし、ほどなく父親は4人の子を捨てて家を出てしまいました。孤児になったグレアムは祖母に引き取られ、テムズ川に近い田舎で少年時代をすごしました……。

2011年ブログ  悲劇の農事改革者・大原幽学
江戸時代後期の農民指導者で、「先祖株組合」という世界初の産業組合をこしらえた大原幽学(おおはら ゆうがく)が、1858年に幕府の弾圧に屈して自害した日です。幽学は、1797年尾張藩に仕える身分の高い武士の次男として生まれました。しかし、18歳のときに父から勘当され、近畿・中国・四国を長く放浪しました……。

2010年ブログ 忠犬ハチ公
飼い主が亡くなった後も、渋谷駅で主人の帰りを待ち続けたという「忠犬ハチ公」が、1935年に亡くなった日です。渋谷駅前にある「忠犬ハチ公」の銅像の前は、待ち合わせ場所として有名です。1923年に大館で生まれた秋田犬のハチ公は、翌年から東京帝国大学(現・東京大学)の上野英三郎農学部教授に飼われることになりました……。

2007年ブログ ワールド図書館(2)「ドイツ」 巻末解説
25年ほど前に初版を刊行した「子どもワールド図書館」(38巻) 第2巻「ドイツ」の巻末解説と、その後の変化を記した補足事項を記します……。

2006年ブログ 学習事典の使い方
「日本読書クラブカタログ(本の価値と楽しみ)」の第2章「学習事典」の項を紹介してみよう。「使いかたできまる価値」学習のための事典という性格から、全15巻、20巻、25巻など、どの事典も、「文部省(現文部科学省)の学習指導要領に準拠」 し 「教科書の内容にあわせて」 「子どもの学習の展開に役だつ」 ように編集されています……。
投稿日:2016年03月08日(火) 05:33

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)