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2016年版 2月19日はこんな日


● 今日(2月19日)の主なできごと

1185年 屋島の戦い……源義経ひきいる源氏軍は、平氏のたてこもる屋島(現・高松市)が、干潮時には騎馬でわたれることを知ってわずかな兵で強襲を決意。周辺の民家に火をかけて大軍の襲来と見せかけ一気に攻めこむと、平氏軍はろうばいして海上へ逃げ出した。こうして、平氏は瀬戸内海の制圧権を失い、一ノ谷、壇ノ浦の戦いを経て、源平合戦の大勢は決した。

1837年 大塩平八郎の乱……大坂(現大阪)で大坂町奉行所の元与力の大塩平八郎とその門人は、「幕府の役人の悪政や富商の莫大なもうけを攻撃する」と檄文をまき、多数の富商に火をつけ、大坂の2割を消失させた。乱そのものは小規模だったが、江戸幕府の弱体ぶりを示した大事件だった。

1972年 あさま山荘事件……連合赤軍のメンバー5人が、この日河合楽器の保養寮「浅間山荘」に押し入り、管理人の妻を人質に10日間にわたって立てこもった。


● 今日の主な記念日・恒例日

万国郵便連合加盟記念日……1877年、日本が、郵便の国際機関である「万国郵便連合(UPU)」に加盟したことにちなんだ記念日。万国郵便連合ができたのは1874年で、日本はアジアでは初、世界で23番目の加盟国だった。
 

● 今日生まれた人

1473年 コペルニクス……ポーランドの天文学者。代表作『天体軌道の回転について』。「地動説」提唱。

1835年 有栖川宮熾仁(たるひと)親王……幕末から明治期の皇族・参謀総長。戊辰戦争の東征総督。

1865年 ヘディン……スウェーデンの地理学者・中央アジア探検家。楼蘭遺跡を発掘。

1917年 峠三吉……昭和期の詩人。代表作『原爆詩集』。

1924年 長崎源之助……昭和期の児童文学作家。代表作『ヒョコタンの山羊』『トンネル山の子どもたち』
『ゲンのいた谷』など。


● 今日亡くなった人

1704年 市川団十郎 (初代)……江戸時代前・中期の歌舞伎役者・作者。元禄歌舞伎を代表する荒事師。

1934年 伊東巳代治……明治・大正・昭和期の官僚政治家。

1951年 アンドレ・ジッド……フランスの小説家・評論家。代表作『狭き門』『田園交響曲』『贋金つかい』など。

1964年 尾崎士郎……大正・昭和期の小説家。代表作『人生劇場』『石田三成』など。

1996年 武満徹……昭和・平成期の作曲家・随筆家。代表作『弦楽のためのレクイエム』など。映画音楽も多数手がける。

1997年 ケ小平……中国の政治家。2度の失脚を乗り越え、市場経済の導入はかって急成長させた。

1997年 埴谷雄高……昭和・平成期の小説家。代表作『死霊』『闇のなかの黒い馬』など。


● 過去のマイブログ「2月19日」のテーマ

2015ブログ 「中国発展の礎を築いた」 ケ小平
現代中国で最も重要な役割を演じた政治家のひとりで、毛沢東が発動した文化大革命によって疲弊した中国の再建に取り組み、2度の失脚を乗り越えて市場経済の導入をはかって急成長させたことで知られるケ小平(とう しょうへい)が、1997年に亡くなった日です。1904年、四川省の裕福な地主の子に生まれたケ小平は、16歳のときに「勤工倹学」(働きながら学ぶ)に参加してフランスに渡り、鉄鋼工場員、レストランのボーイ、清掃夫など、職を転々としながら資金をたくわえます……。

2014年ブログ 「国際的作曲家」 武満徹
『ノベンバー・ステップス』『弦楽のためのレクイエム』などの純音楽、数かずの映画音楽の作曲で話題を集め、エッセイストとしても知られる武満徹(たけみつ とおる)が、1996年に亡くなった日です。1930年、東京・本郷で生まれた武満徹は、生後1か月で父の勤務先である満州の大連に渡りました。1937年に単身帰国すると、7年間にわたって叔父の家ですごし、叔母が箏(そう)曲の師匠だったことから琴の音に親しむものの、古典的なクラシック音楽には興味を示すことなく、戦時中は、典型的な軍国少年としてすごしました……。

2013年ブログ 「憲法の番人」 伊東巳代治
「明治憲法」の起草に参画し、明治・大正・昭和初期の官僚政治家として活躍した伊東巳代治(いとう みよじ)が、1934年に亡くなった日です。1857年、肥前国(長崎県)町役人の子として生れた伊東巳代治は、幼いころから英語を学び、1873年に兵庫県の通訳官になりました……。

2010年ブログ 良心の作家アンドレ・ジッド
『狭き門』『田園交響曲』『贋金つかい』などを著し、ノーベル賞を受賞したフランスの作家アンドレ・ジッドが、1951年に亡くなった日です。「キリスト教の教えや、これまで人間が守ってきた社会の道徳は、ほんとうに、どれほど正しいのだろうか」定められた神の教えや道徳よりも、自分の良心をたいせつにして、自分に正直に生きようとする、人間の心の苦しみを考えつづけたアンドレ・ジッドは、1869年、大学教授で心の広い父と、信仰心が深く厳格な母のあいだに生まれました……。

2009年ブログ 地動説のコペルニクス
宇宙が太陽を中心として回転していると唱えた天文学者コペルニクスが、1473年に生まれた日です。地球は宇宙のまんなかにあって動かず、太陽もほかの星も、みんな地球を中心にまわっている、というのが「天動説」です。16世紀はじめころまでは、そのように信じられていました。はんたいに「地動説」は、太陽が中心にあって、そのまわりを惑星がまわっているというものです。これをはっきり証明したのが、ポーランドの天文学者ニコラウス・コペルニクスです……。

2008年ブログ  [おもしろ民話集 34] 老人を捨てる国
ある国に、70歳になると、男も女も捨てるならわしがありました。70歳の老人を、家の人が国ざかいまで送り、そのまま引き返してくるのです。さて、この国の大臣にも、70歳の母親がありました。大臣は母を捨てるなどしのびなく、ある決心をしました。家の召使いたちにも隠して、地下に隠れ部屋をこしらえて、よその人たちには、母を捨てたといいふらしたのです……。

2007年ブログ 東ヨーロッパ諸国の独立と民主化 (1)
「子どもワールド図書館」の初版が刊行されてから、25年以上が経過しましたが、この間の最大の変貌は、前々回に記した「東西ドイツの統一」前回の「ソビエト連邦(ソ連)崩壊」そして、ソ連に事実上支配されてきた東ヨーロッパ諸国の独立と民主化だといってよいでしょう。前回記したバルト3国をのぞいた東欧のそれぞれの国が、どのような経過をたどってきたかを記してみましょう……。
投稿日:2016年02月19日(金) 05:03

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)