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2016年版 2月18日はこんな日


● 今日(2月18日)の主なできごと

1207年 法然と親鸞流刑……「南無阿弥陀仏」と念仏をとなえれば、来世で極楽浄土に生まれかわることができると説く「浄土宗」を開いた法然と弟子の親鸞は、旧来の仏教宗派に念仏の中止を訴えられ、法然は土佐に、親鸞は越後に流された。

1796年 「ハルマ和解(わげ)」刊行……日本初のオランダ語辞典が、蘭学者の稲村三伯らによって完成。オランダの「ハルマ蘭仏辞典」を訳出したもので、約6万語を収録。

1930年 冥王星の発見……アメリカの天文学者トンボーは、存在が予測されていた冥王星を発見し、太陽系の一番外側を回る9番目の惑星とされた。しかし、2006年に国際天文学界は、惑星ではない「準惑星」に分類した。


● 今日の主な記念日・恒例日

嫌煙運動の日……1978年、東京四谷で「嫌煙権確立をめざす人々の会」が設立されたことから、「嫌煙権」という新語が全国に広まっていった。
 

● 今日生まれた人

1745年 ボルタ……イタリアの物理学者。ボルタ電池を発明。電圧の単位V(ボルト)の名に由来。

1852年 高村光雲……明治・大正・昭和期の彫刻家。代表作『老猿』『西郷隆盛像』など。

1853年 フェノロサ……アメリカの哲学者・日本美術研究家。

1868年 小川芋錢……明治・大正・昭和期の画家。代表画集『草汁漫画』『三愚集』など。

1889年 奥村土牛……大正・昭和期の日本画家。代表作『踊り子』『鳴門』など。

1911年 児玉誉士夫……昭和期の右翼運動家・実業家。ロッキード航空機会社の秘密代理人。

1924年 越路吹雪……昭和期のシャンソン歌手・女優。

1924年 陳舜臣……昭和期の小説家。代表作『青玉獅子香炉』『枯草の根』など。

1933年 オノ・ヨーコ……昭和・平成期の音楽家・前衛芸術家。ジョン・レノンの妻。


● 今日亡くなった人

1405年 ティムール……ティムール帝国の創建者。

1546年 ルター……ドイツの宗教改革者。

1564年 ミケランジェロ……イタリアの彫刻家・画家・建築家・詩人。レオナルド・ダ・ビンチ、ラファエロと並ぶ、ルネッサンスの3大巨匠のひとり。

1887年 中山みき……幕末から明治期の宗教家。

1891年 三条実美……幕末から明治期の公卿政治家。

1939年 岡本かな子……大正・昭和期の小説家・歌人。代表作『鶴は病みき』『老妓抄』など。岡本太郎の母。

1967年 オッペンハイマー……アメリカの理論物理学者。原爆製造指導者。


● 過去のマイブログ「2月18日」のテーマ

2015,ブログ 「天理教の開祖」 中山みき
封建制度下、苦難の末に平明で力強い救済観を展開する天理教を生み出し、新国家の弾圧にもめげず全国的に発展させた中山みきが、1887年に亡くなった日です。1798年、今の奈良県天理市に、地主前川家の長女に生まれた中山みき(本名・前川美伎)は、幼いころから両親の影響を受けて浄土宗の熱心な信者となりました……。

2014年ブログ 「原爆製造」とオッペンハイマー
理論物理学分野で国際的な業績をあげ、アメリカの原子爆弾開発プロジェクト「マンハッタン計画」を主導した物理学者のオッペンハイマーが、1967年に亡くなった日です。1904年、ドイツ移民で裕福な織物業者の子としてニューヨークで生まれたジュリアス・オッペンハイマーは、早熟な子どもで、早くから地質学、数学、化学、18世紀の詩や芸術に興味を持ち、数か国の言語をあやつるほどでした……。

2013年ブログ 緩衝的政治家・三条実美
公卿出身の急進派として明治維新の実現につくし、明治政府の最高首脳の一人となった三条実美(さんじょう さねとみ)が、1891年に亡くなった日です。1834年、三条実万(さねつむ)の4男として京都に生れた実美は、大老井伊直弼による「安政の大獄」で処分された父の遺志をついで、尊皇攘夷運動を主張する、急進派公卿の中心となっていきました……。

2011年ブログ 日本美術界の恩人フェノロサ
明治時代初期に来日したお雇い外国人の一人で、日本美術を高く評価し、紹介に努めたことで知られるアメリカの東洋美術史家フェノロサが、1853年に生まれた日です。ボストン郊外のセーラムに生まれたアーネスト・フェノロサは、ハーバード大学を卒業後、先に来日していたモースの紹介で、1878年に来日し、東京大学で政治学、哲学などを教えました。講義のかたわら、ボストン美術館付属の美術学校で油絵とデッサンを学んだ体験から、日本美術に深い関心を寄せるうち、助手の岡倉天心とともに、古寺の美術品を訪ね、その奥深さやスケールの大きさに感銘しました……。

2010年ブログ ルネッサンスの巨匠ミケランジェロ
レオナルド・ダ・ビンチ、ラファエロと並び、ルネッサンスの3大巨匠といわれる彫刻家・画家・建築家・詩人として活躍したミケランジェロが、1564年に89歳で亡くなった日です。ルネッサンスとは、14世紀から16世紀にかけて、イタリアを中心に西ヨーロッパでおこった古典文化を復興しようとする文化活動をいいます。古代ギリシアやローマなどに学び、自然や人間をありのままに見つめ、人間の感情や理性を尊重する「再生」運動でした……。

2009年ブログ 母子で感動の思い出は山ほども
ある新聞の投稿欄に、35歳の主婦という方の一文が掲載されていました。わたしが二人の子どもをもっていちばん良かったと思うのは、絵本をいっしょに読んできたこと。上の子どもが2歳になったころから毎晩1冊ずつ読みはじめて、今は毎晩3冊ずつ。図書館へいって本をたくさん借りてきた日は、夜、子どもを寝かしつけるのが楽しみ。はじめのうちは1冊読むとのどか痛かったが、今は何冊読んでも平気……。

2008年ブログ 「ありがとう」は魔法の言葉
作文教室の先生から伺った話です。はじめて教室に来るようになった小学1年生の女の子が、わずか1時間のうちに5回も、「ありがとう」 をいいました。わからない字や文の続けかたを教えてやった時、「ありがとうございました」。横の同じ1年生の子に、机から落とした鉛筆を拾ってもらった時 「ありがとう」。学年が上の4年生の子が 「その字、ちょっと違うよ、ほら、こう書くんだよ」 と教えてくれた時 「ありがとうございました」。そして、1時間が終わって帰る時、「ありがとうございました」。──これが、まったく嫌味がないのです……。
投稿日:2016年02月18日(木) 05:45

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)