児童英語・図書出版社 創業者のこだわりブログ Top >  2016年版 こんな日 >  2016年版 1月27日はこんな日

2016年版 1月27日はこんな日


● 今日(1月27日)の主なできごと

1945年 アウシュビッツ収容所解放……太平洋戦争末期のこの日、ソ連軍はナチスドイツの支配するポーランド南部のアウシュビッツ収容所を解放し、約7千人を救出。この収容所には、ヒトラーの命令で、ヨーロッパ各地から主にユダヤ人が集められ、120万人以上が虐殺された。

1926年 テレビジョン初の公開実験……イギリスの発明家ベアードは、テレビジョンを発明し、動く画像の公開実験に成功した。翌年には、カラーテレビ実験にも成功。

1983年 青函トンネル貫通……着工から19年目、本州と北海道が先進導坑で貫通。津軽半島の今別町から松前半島知内町間の53.85kmで、海底部分は23.3km、海面下140m前後。1988年3月からJR津軽海峡線として開通した。

1993年 外国人初の横綱……ハワイ出身の曙が外国人力士で初めて横綱に昇進。それまでも初の幕内力士高見山、初の大関小錦がいたものの、今一歩横綱にはなれなかった。その後、外国人横綱は武蔵丸、朝青龍、白鵬、日馬富士、鶴竜と続き、大相撲はいちやく国際的スポーツとなった。


● 今日の主な記念日・恒例日

国旗制定記念日……1870年、太政官布告の「商船規則」で、国旗のデザインや規格が定められたことにちなみ、国旗協会が制定した記念日。正式に「日の丸」が国旗となったのは、1999年8月に公布・施行された「国旗国歌法」に基づくもので、縦横の比率は、2対3、丸の直径は縦の長さの5分の3、丸は旗の中心と定められた。

ホロコースト犠牲者を想起する国際デー……アウシュビッツ収容所解放を記念して、2005年に国連総会が採択。ホロコーストとは、組織的大量虐殺のこと。
 

● 今日生まれた人

1756年 モーツァルト……オーストリアの作曲家。ハイドン、ベートーべンと並ぶウィーン古典派三大巨匠の一人。

1832年 キャロル(本名・ドジソン)……イギリスの数学者・児童文学者。代表作『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』 。

1885年 前田青邨……日本画家。小林古径,安田靫彦ともに院展の三羽烏として活躍。代表作『唐獅子』『洞窟の頼朝』など。

1893年 矢内原忠雄……大正・昭和期の経済学者。無教会派クリスチャンとして戦争に鋭く反対。代表作『帝国主義下の台湾』『聖書講義』など。


● 今日亡くなった人

1219年 源実朝……鎌倉幕府第3代将軍・歌人。兄の2代将軍頼家の子公暁に暗殺された。

1810年 小野嵐山……江戸時代前・中期の本草学者。代表作は、本草1882種を書きしるす大著『本草綱目啓蒙』(48巻) など。

1814年 フィヒテ……ドイツの実践哲学者。ナポレオン占領下の講演「ドイツ国民に告ぐ」で広く知られる。

1901年 ベルディ……イタリアの歌劇作曲者。代表作『リゴレット』『椿姫』『アイーダ』など。

1945年 野口雨情……詩人・童謡・歌謡作詞家。代表作『七つの子』『しゃぼんだま』(童謡)、『波浮の港』『船頭小唄』(歌謡)など。

1965年 三船久蔵……柔道家。小柄な体形ながら最高位の十段に昇進。

2010年 サリンジャー……アメリカの小説家。代表作『ライ麦畑でつかまえて』『九つの物語』など。


● 過去のマイブログ「1月27日」のテーマ

2015年ブログ 「日本のリンネ」 小野嵐山
薬用となる動・植・鉱物を研究する学問=本草(ほんぞう)学の学者で、わが国最大の本草学書を著した小野嵐山(おの らんざん)が、1810年に亡くなった日です。1729年、京都に生まれた小野嵐山(本姓・佐伯)は、幼少のころから草や木のことを調べるのが好きで、中国の本を書き写すほどでした……。

2014年ブログ 「柔道の神様」 三船久蔵
小柄な体型にもかかわらず、「空気投げ」など数々の新技をあみだし、最高位の十段(名人)に昇進した柔道家の三船久蔵(みふね きゅうぞう)が、1965年に亡くなった日です。1883年、現在の岩手県久慈市に生まれた三船久蔵は、「悪ガキ」とよばれるほどわんぱくな少年でした。みかねた父親は社会勉強をさせようと高等小学校を卒業後、役所勤めをさせましたが、わずか2週間で退職してしまいました。心を入れかえた三船は勉学に勤しみ、名門仙台二中に入学。ここで柔道に出会ったことが三船の将来を決定づけました……。

2012年ブログ イタリア歌劇最大の作曲家・ベルディ
オペラ『リゴレット』『椿姫』『アイーダ』などを作曲し、19世紀イタリア・ロマン派音楽の作曲家ベルディが、1901年に亡くなった日です。1813年、イタリアの中北部ロンコーレ近郊の村で農業を兼ねる宿屋の子として生まれたジュゼッペ・ベルディは、幼いころから音楽の才能をみせはじめ、7歳のころには村の教会のオルガニストに音楽を学びはじめました。12歳のころには先生をしのぐほどの腕前になりましたが、家が貧しいために働きに出なくてはなりません……。

2011年ブログ 童謡詩人・野口雨情
『十五夜お月さん』『七つの子』『しゃぼんだま』などの童謡や『波浮の港』『船頭小唄』などの歌謡の作詞家として、今も歌われる名品の数々を残した野口雨情が、1945年に亡くなった日です。1882年、今の北茨城市磯原町の廻船問屋を営む名家の長男として生まれた野口雨情は、東京専門学校(現・早稲田大学)に入学して、坪内逍遥の指導を受けました。また、同窓の三木露風らに刺激されて、詩を作りはじめます……。

2010年ブログ 大作曲家モーツァルト
ハイドンやベートーべンと並んでウィーン古典派三大巨匠の一人であるオーストリアの作曲家モーツァルトが、1756年に生まれた日です。「あらゆる音楽家の中で、一人だけ天才をあげるとすると誰を選びますか」という人気投票をクラシックファンに呼びかけたとしたら、間違いなくトップにあがるのは「モーツァルト」でしょう。わずか35年の生涯に交響曲41曲、ピアノ協奏曲27曲、バイオリン協奏曲7曲、弦楽四重奏曲23曲、歌劇20曲、ミサ曲20曲など等……そのどれもが高水準なのですから、驚き以外のなにものでもありません……。

2009年ブログ 小学校で英語が必修化
先日の日曜日、東京・一ツ橋にある日本教育会館で行なわれた「こどもシンポジュウム」という、子ども英語教育のカリスマ的実践指導者4氏(阿部フォード恵子、仲田利津子、中本幹子、松香洋子)、コーディネーター小川隆夫氏によるパネルディスカッションに参加してきました。

2006年ブログ 公立小学校の英語教育に新方針
2008年の4月から、「公立小学校で英語を正式科目として教えることができることを決めた」という新聞記事が掲載されていた。ただし、すべての小学校というわけでなく、自治体の判断でカリキュラムを柔軟に変更できる仕組みを設けてよいというものだ。政府の構造改革特区推進本部(本部長・小泉首相)の評価委員会が26日の午前の会議で決定したという……。
投稿日:2016年01月27日(水) 05:02

 <  前の記事 2016年版 1月26日はこんな日  |  トップページ  |  次の記事 2016年版 1月28日はこんな日  > 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://mt.izumishobo.co.jp/mt-tb.cgi/3760

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

         

2016年01月

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

月別アーカイブ

 

Mobile

児童英語・図書出版社 社長のこだわりプログmobile ver. http://mt.izumishobo.co.jp/plugins/Mobile/mtm.cgi?b=6

プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)