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2016年版 2月29日はこんな日


● 今日(2月29日)の主なできごと

1582年 グレゴリオ暦のはじまり……古代エジプトの時代から使われてきた太陽暦は1年が365日だった。そのため、少しずつ季節にずれが生じてきたため、古代ローマの皇帝ユリウス・シーザー は、紀元前46年を445日とさせ、その後は4年に1度、366日にすることにした。これが、シーザーの名をとった「ユリウス暦」で、今年2月29日があるのは、4年に一度ある閏年(うるうどし)にあたるためだ。ところが、年がたつにつれて、まだ日付と季節がずれてしまう。正確な1年は365.2422日であることがわかったためで、法王グレゴリウス13世は、1582年を10日間減らして355日とし、その後は各世紀の終わりの年は400で割れる年を除いて、閏年にしないことに決めた。つまり、1700年、1800年、1900年は閏年でなく、2000年は閏年となる。現在ほとんどの国で使われているこの暦は、グレゴリウスの名にちなんで、「グレゴリオ暦」とよばれている。

1772年 明和の大火……江戸時代中期、江戸・目黒行人坂の大円寺から出火し、強風により江戸じゅうに拡がり1/3を焼失、死者1万4千7百人。「明暦の大火」「お七大火」とともに、江戸三大火の一つといわれる。4月になって放火犯の僧が逮捕され、6月に火刑に処された。

2012年 東京スカイツリー竣工……都心部では超高層建築物が林立しているため、その影となる部分に電波が届きにくくなる問題を低減したり、ワンセグやマルチメディア放送といった携帯機器向けの放送をスムーズに視聴できるようにするために2008年7月から東京都墨田区に建設がはじまり、高さ634メートルとなる塔が落成。東京の新名所となった。


● 今日の主な記念日・恒例日

閏(うるう)日……英語では閏日のことをleap day(跳躍の日)と言う。曜日を1つ飛び越える(leap)からで、かつてイギリスでは、4年間のうちこの日だけ女性から男性へのプロポーズが公認され、男性はそれを断わることはできないとされていた。
 

● 今日生まれた人

1792年 ロッシーニ……イタリアの歌劇(オペラ)作曲家。

1850年 林董……明治期の外交官。初代駐英大使で、「日英同盟」成立に貢献。

1948年 赤川次郎……昭和・平成期の小説家。代表作『三毛猫ホームズ』『セーラー服と機関銃』など。


● 過去のマイブログ「2月29日」のテーマ

2012年ブログ 『セビリアの理髪師』 のロッシーニ
『セビリアの理髪師』や『ウィリアム・テル』などのオペラ作曲家として知られているイタリアのロッシーニが、1792年に生まれた日です。イタリアのアドリア海に面したペーザロに生まれたジョアキーノ・ロッシーニは、幼いころから音楽の才能を発揮して、少年の頃には教会の合唱やチェンバロの演奏で収入を得るほどでした……。

2008年ブログ  「どうして2月は、28日の年と29日の年があるの ?」 科学質問箱10
私たちがふだん使っているカレンダーは、太陽暦といって、太陽の動きをもとにして作られた暦です。地球が太陽のまわりを一回りする長さを1年とする考え方です。初めて1年の長さをかなり正確に計ったのは、6000年も昔の古代エジプト人でした。他の民族の人たちはたいてい、月の満ち欠けを基本に考える太陰暦をつかいましたが、季節にうまく合う便利な暦は、エジプトで考えられた太陽暦だといってよいでしょう……。


なお、現在の太陽暦では、2月は28日か29日しかないが、旧太陽暦(旧陰太陽暦)にはまれに30日があった。

● 2月30日に亡くなった人

1707年 宝井其角……江戸時代前期の俳諧師。蕉門十哲の一人。
投稿日:2016年02月29日(月) 05:02

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)