2016年版 10月4日はこんな日
● 今日(10月4日)の主なできごと
1872年 富岡製糸場が操業……群馬県富岡に、この日フランスの技術を導入して設立された官営富岡製糸場が操業を開始した。なお、この模範工場は、1893年に民間へ払い下げられてからも、1987年に操業を停止するまで、一貫して製糸工場として機能し続けた。2014年6月「日本の近代化遺産」として、初の「世界遺産」となった。
1957年 初の人工衛星……この日、ソ連が世界初となる人工衛星「スプートニク1号」の打ち上げに成功。これ以降、アメリカとソ連の宇宙開発競争が激しさを増していったことから「宇宙開発記念日」とされている。
● 今日の主な記念日・恒例日
都市景観の日……「と(10)しび(4日)」(都市美)の語呂合せから、都市の景観に対する意識を高めようと、建設省(今の国土交通省)が1990年に制定。
陶器の日……陶器の古称である陶瓷「とう(10)し(4)」の語呂合せから、日本陶磁器卸商業協同組合連合会が1984年に制定。
その他、証券投資の日・天使の日・いわしの日・徒歩の日・探し物の日などの記念日がある。
● 今日生まれた人
1472年 クラナハ……ドイツの画家。代表作『アダムとイヴ』『マルティン・ルターの肖像』など。
1814年 ミレー……フランスの画家。代表作『晩鐘』『落ち穂ひろい』など。
1876年 新村出……明治・大正・昭和期の言語学者。『広辞苑』編纂。
1895年 ゾルゲ……ドイツのジャーナリスト。ソ連のスパイ。
1902年 河盛好蔵……昭和・平成期の評論家・フランス文学者・随筆家。代表著作『フランス文壇史』『パリの憂愁』など。
1911年 日野原重明……昭和・平成期の現役医師。『戦争といのちと聖路加国際病院ものがたり』を2015年に出版。
1918年 福井謙一……昭和・平成期の理論化学者。フロンティア軌道理論提唱。1981年ノーベル化学賞。
● 今日亡くなった人
1669年 レンブラント……オランダの画家。代表作『夜警』『フローラ』『自画像』など。
1880年 オッフェンバック……フランスの作曲家。代表作『天国と地獄』など。
1904年 バルトルディ……フランスの彫刻家。代表作『自由の女神像』など。
1947年 プランク……ドイツの理論物理学者。量子仮説を提唱。
1972年 東海林太郎……昭和期の流行歌手。『赤城の子守唄』など。
● 過去のマイブログ「10月4日」のテーマ
2013年ブログ 「おもしろ古典落語」132回目 『勘定板(かんじょういた)』
「ところ変われば品変わる」というように、同じものでも、場所によってよび名が変わるということはよくあることです。東京で「坊ちゃん」というのを大阪では「ぼんぼん」、東京の「おじょうちゃん」が大阪では「いとはん」といいます。東北のほうへいきますと、「おりる」というのを「おちる」、ものごとが「済(す)んだ」というのを「しんだ」というところがあるそうです……。
2012年ブログ 「おもしろ古典落語」88回目 『やかん』
天地が開けて以来、この世に知らないものは何もないと豪語する隠居。長屋の八五郎は、一度は隠居をへこましてやろうと物の名の由来を次から次へと質問します。ところが隠居もさるもの、妙ちきりんなこじつけでケムにまきます。「魚ってのは、いろんな名前がついてますね。マグロってのは、どういうわけで?」「あの魚の皮は黒いだろう。だから、むかしは『まっ黒』っていったのを、だれか気の短いのがまちがえて、マグロになったんだ……。
2011年ブログ 『広辞苑』の 新村出
明治後半から大正・昭和の言語学者、文献学者で、日本を代表する辞典『広辞苑』を著わした新村出(しんむら いずる)が、1876年に生まれた日です。新村出は、長州藩の旧幕臣で山口県令を務めていた関口家の次男として山口県に生まれましたが、1889年に父が機関車事故で亡くなったのち、徳川15代将軍だった慶喜家に仕える新村猛雄の養子となりました。静岡の中学を卒業後……。
2010年ブログ 「量子論の父」 プランク
量子論の創始者として知られるドイツの理論物理学者プランクが、1947年に亡くなった日です。マックス・プランクは1858年、ドイツ北西部の町キールに生まれました。少年時代、母親の影響からピアノ演奏に関しては、プロ級の才能を示したといわれていますが、音楽家をめざすことなく、17歳でミュンヘン大学に進学しました。専攻は数学でしたが、次第に熱力学に興味を覚えるようになりました。しかし……。
2007年ブログ ミレー 「晩鐘」
ミレーの「晩鐘」は、レオナルド・ダ・ビンチの「モナリザ」と並んで、日本人に最も親しまれている絵といってよいかも知れません。その日の畑仕事を終えた農夫とその妻が、夕暮れの野に立って、神に祈りを捧げる敬虔な姿に、多くの人が感銘するためでしょう。ミレーは子どもの頃のことを考えながら、この絵を描いたそうです。夕方、村に教会の鐘が鳴り響くと、祖母は仕事の手をやすめ、少年ミレーに脱帽させて「哀れむべき死者たちのために……」という祈りの言葉をいわせました……。
2006年ブログ 「ミケランジェロ」 のこども時代
ミケランジェロは、フィレンツェの警察長官の子として生まれながらも、生後まもなく、親戚の石彫工の家へ里子に出されました。母のからだが弱く、すでにミケランジェロの上に、1歳半になる手のかかる子どもがいたからです。しかし、およそ4年のあいだ石彫工のもとへあずけられたことは、母親の愛にはめぐまれずに終わったとしても、その後のミケランジェロのためには幸いでした。里子に出されていた幼年時代に、大理石のかけらをおもちゃにして育ったことが、のちの大芸術家を生む契機となったのです……。
2005年ブログ 空前のスケールで描く伝記全集
「いずみ書房」が創業後に刊行した、ポケット絵本シリーズ第1期「せかい童話図書館」(40巻)、第2期「こども科学図書館」(40巻)、第3期「子どもワールド図書館」(38巻)につづく第4弾は、1982年に刊行した第4期「せかい伝記図書館」(36巻・別巻3)だった。企画を立ち上げてから丸3年、もっとも長い時間と労力をつぎこんだシリーズといえるかもしれない。おかげで、今もたくさんの人に受け入れていただき、ここ2、3年は「いずみ通販こどもカタログ」の一番人気を維持し続けている……。
投稿日:2016年10月04日(火) 05:22