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最新記事【2016年08月19日】


● 今日(8月19日)の主なできごと

1863年 七卿落ち……長州藩を中心とする尊王攘夷派が、薩摩藩・会津藩などの公武合体派に敗れた「8月18日の政変」で、三条実美ら公卿7人が京都を追われ、長州藩兵に付きそわれて長州へ逃れた。

1868年 榎本武揚が箱館に向け出航……江戸幕府海軍副総裁の榎本武揚は、幕府全艦隊8隻を率いて江戸から箱館(函館)に向けて、この日に出航。途中仙台で会津戦争で敗走した伝習隊、旧新選組や彰義隊の残党を吸収、五稜郭を攻略し、いちじ蝦夷地(北海道)全島を支配下に置いた。

1991年 ソ連「8月クーデター」……ソ連の改革を進めてきたゴルバチョフ大統領は、ソ連のヤナーエフ副大統領ら保守派に軟禁されて政権を掌握されたが、エリツィンロシア大統領の抵抗によりクーデターは失敗。同年12月までにソ連を構成していた共和国はすべて独立を宣言、ソ連は崩壊した。


● 今日の主な記念日・恒例日

バイクの日/俳句の日……「バ(8)イ(1)ク(9)」、「は(8)い(1)く(9)」のの語呂合せから、バイクによる交通事故の増加を防止するため総務庁交通対策本部が1989年に制定。いっぽう正岡子規の研究家らが夏休み中の子どもたちに俳句に親しんでもらおうと1991年に制定。


● 今日生まれた人

1871年 オービル・ライト……アメリカの飛行機発明家。ライト兄弟の弟。

1883年 ココ・シャネル……フランスの服飾デザイナー。


● 今日亡くなった人

1662年 パスカル……フランスの物理学者・哲学者。随想録『パンセ』の著者。

1680年 後水尾天皇……江戸時代前期の108代天皇。

1819年 ワット……スコットランドの技術者。蒸気機関を改良。電力単位W(ワット)の由来。

1832年 鼠小僧次郎吉……江戸時代後期の盗賊。

1937年 北一輝……大正・昭和期の社会活動家。「2.26事件」の理論的指導者として死刑。

1968年 ガモフ……ロシア出身アメリカの理論物理学者。ビッグバン宇宙論提唱。


● 過去のマイブログ「8月19日」のテーマ

2015年ブログ  幕府に抵抗した後水尾天皇
江戸幕府が朝廷の動きを統制する「禁中並公家諸法度」などに反発し、上皇となって51年間も院政を敷いた後水尾天皇(ごみずのおてんのう)が、1680年に亡くなった日です。江戸時代のはじまる少し前の1596年、後水尾天皇は、後陽成天皇の第3皇子政仁(ことひと)親王として生まれました。後陽成天皇はかねてから第2皇子を立てることを望んでいましたが、関ヶ原の戦いによって新たに権力の座を手に入れた徳川家康は……。

2014年ブログ 「義賊?」 鼠小僧次郎吉
鼠のように身軽に盗みを働いたことから鼠小僧(ねずみこぞう)といわれ、武家屋敷専門に荒らした次郎吉(じろきち)が、1832年に江戸小塚原で処刑された日です。1797年、歌舞伎・中村座の木戸番の子として、今の日本橋人形町に生まれた次郎吉は、10歳前後で建具職人の家へ奉公に上がり、16歳で鳶職となるものの長続きせず、職を転々としました。やがて博打をおぼえるうちに小遣い銭にも困り……。

2013年ブログ 「ファッション革命」 のシャネル
フランスの女性デザイナーで、洋服や帽子・靴、バッグや香水など、女性ファッション界をリードしてきたシャネルが、1883年に生まれた日です。フランス南西部ロアール河岸にあるソミュールの救済病院で生まれたココ(ガブリエル)・シャネルは、10歳のときに母が病死、行商人だった父が行方不明になったため、姉や妹と孤児院で育ちました。18歳で孤児院を出た後……。

2011年ブログ 陸軍中枢部に抹殺された北一輝
大正・昭和期の国家社会主義者で、「2.26事件」の理論的指導者といわれた北一輝(きた いっき)が、1937年に亡くなった日です。1883年、新潟県佐渡島の海産問屋の長男に生まれた北一輝(本名・輝次郎)は、中学時代から文芸に興味を持ち、「平民新聞」などを読んで、社会主義運動に共鳴するようになりました。1901年ごろから「佐渡新聞」に寄稿するようになり、対ロシアとの緊張関係にある国家は……。

2010年ブログ 帝政ローマの父・オクタビアヌス
こころざし半ばにして暗殺された養父シーザーの後をついで内乱を勝ちぬき、200年もの「ローマの平和」(パックス・ロマーナ)をきずいた大帝国・帝政ローマの初代皇帝となったオクタビアヌス(アウグスッス)が、紀元14年に亡くなった日です。古代ローマ共和国の英雄といわれる シーザー が、BC44年に反対派のブルータスらに暗殺されると、ローマの町はたちまち乱れてしまいました。この混乱を救ったのが……。

2008年ブログ 蒸気機関を完成させたワット
18世紀末頃からイギリスにおこった産業革命の原動力ともいえる、蒸気機関の改良をおしすすめたワットが、1819年に亡くなった日です。ワットの蒸気機関の発明は、イギリスの産業革命で、最大のできごとといわれます。蒸気機関の原理は、古くから考えられていました。でも、実用的なものができはじめたのは、17世紀のすえごろからです。セーバリやニューコメンらによって作られた単純な装置で……。

2005年ブログ フランチャイズ販売組織順調に拡大
いずみ書房独自のフランチャイズ販売組織の告知は、口コミによる他に、当時ダイヤモンド社が発行していた月刊雑誌「セールス」に1ページ広告を掲載して公募を開始した。手元に1977年の2月発売号の掲載広告があるが、次のようになっている。ただ今、全国60支社長募集中(募集地区を明記)。1976年11月募集開始、たちまち11地区の支社(神奈川・栃木・長野・宮城・南茨城・北茨城・東京多摩・東千葉・山口)……。
投稿日:2016年08月19日(金) 05:25

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)