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2016年版 5月31日はこんな日


● 今日(5月31日)の主なできごと

1902年 ボーア戦争終了……オランダ人の子孫ボーア人が植民地としていたダイヤモンドや金の豊富な南アフリカをめぐり、10数年も小競り合いをつづけてきたイギリスは、この地を奪い取ることに成功。8年後の1910年「南アフリカ連邦」を成立させた。

2002年 日韓ワールドカップ開幕……この日、アジアで初となる「日韓ワールドカップ」の開会式が韓国のソウルで行われた。史上初となる2か国の共同開催大会で、主催国の日本はベスト16、韓国はベスト8に残る健闘を見せ、日韓相互の応援を通じ両国の友好ムードが盛り上がった。


● 今日の主な記念日・恒例日

世界禁煙デー……世界保健機関(WHO)が1989年に制定した国際デーの一つ。1995年時点で世界の喫煙者は10億1000万人であり、約5人に1人の割合となっていた。毎年世界で300万人が喫煙が原因とみられるがんや心臓病で亡くなっており、このままでは2030年代初頭には喫煙による死亡者が年間1000万人に達するとWHOは警告。日本では1992年から、5月31日から6月6日までの1週間を禁煙週間としている。


● 今日生まれた人

1596年 デカルト……フランスの哲学者。「コギト・エルゴ・スム」(われ思う、ゆえにわれあり)という独自の哲学で「哲学の父」とよばれた。

1750年 ハルデンベルク……プロシアの政治家。宰相として自由主義的諸改革を実施し、プロシアの近代化に尽力。

1819年 ホイットマン……アメリカの詩人・随筆家・ジャーナリスト。代表作『草の葉』など、アメリカ文学で最も影響力の大きい作家の一人。「自由詩の父」

1914年 伊福部昭……昭和・平成期の作曲家。『日本狂想曲』でチェレプニン賞1席、『ゴジラ』『座頭市』などの映画音楽も手がける。


● 今日亡くなった人

1594年 チントレット……イタリア・ルネサンス期のベネチア派画家。

1809年 ハイドン……オーストリアの作曲家。104もの交響曲を作ったソナタ形式の確立者。


● 過去のマイブログ「5月31日」のテーマ

2013年ブログ 「おもしろ古典落語」119回目 夢屋
世の中が進むにしたがいまして、いろいろと珍しいものが出てきました。新幹線やジェット機なんて、昔の人には想像がつかないものだったにちがいありません。テレビなんていうのも、家にいたままで、世界じゅうのできごとを見ることができるのですから、考えてみれば、不思議なことですね。これからお話しますのは、「夢屋」というなんとも不思議な商売が出てきまして……。

2012年ブログ 奇想画家チントレット
イタリア・ルネサンス期にベネチア派のチチアーノと並ぶ代表画家チントレットが、1594年に亡くなった日です。1518年、水の都ベネチア(ベニス)の染物屋の子として生まれたヤーコポ・ロブスティは、「染物屋の息子」を意味する「チントレット」と呼ばれるようになりました。生涯のほとんどをベネチアで過ごし、そこで亡くなったきっすいのベネチア人でした……。

2011年ブログ 「アメリカ国民詩人」 ホイットマン
アメリカ文学において最も影響力の大きい人物のひとりで「自由詩の父」ともいわれるホイットマンが、1819年に生まれた日です。ウォルト・ホイットマンは、ニューヨーク州ロングアイランドに、貧しい大工の子として生まれました。短期間学校へ通っただけで、12歳ごろから印刷工、学校の見習い教師などさまざまな仕事についたのち、19歳で新聞を創刊、記者、印刷工、販売、配達まですべて自分で行いました……。

2010年ブログ ボーア戦争
南アフリカの地に、1910年「南アフリカ連邦」が成立した日です。南アフリカのケープ地方は、17世紀の中ごろからオランダ人が開拓したところでした。入植した子孫たちはボーア人とよばれ、そこへイギリス移民の人たちが流れこんできて、ボーア人を追い払うようになりました。北へ逃げたボーア人は、新天地を求めてアフリカ大陸内部へ植民を開始し、1852年にトランスバール共和国、1854年にオレンジ自由国を設立し、黒人たちを使って農場を作ったり、鉱山をひらいたりしていました……。

2007年ブログ 「アメリカ(2)」巻末解説
25年ほど前に初版を刊行した「子どもワールド図書館」(38巻) 第26巻「アメリカ(2)」 の改訂巻末解説と、その後の変化を記した補足事項を記します。アメリカ合衆国は、本土の48州とアラスカ、ハワイの2州を加えた50州、それに首都地区 (コロンビア区) とプエルトリコ、バージン諸島、グアム島などの海外領土から成る連邦共和国です。およそ936万平方キロメートルの国土に、2006年10月、人口3億人を突破しました……。

2006年ブログ しずかなおはなし
「しずかなおはなし」(サムイル・マルシャーク/文 ウラジミル・レーベデフ/絵 うちだいさこ/訳 福音館書店刊)は、3〜6歳くらいの子どもへの読み聞かせに適しているお話の一つです。それは、話のおもしろさが子どもをひきつけるというより、子どもを想像の世界に誘いこむものにあふれているからです……。

2005年ブログ 「せかい童話図書館」刊行の原点
文庫判上製のシリーズ「せかい童話図書館」を刊行することが、私のいずみ書房創業のキッカケだった。なぜ出版社を起こしてまで、童話のシリーズを刊行することになったのか、それにはいくつかの理由がある。そのひとつは、幼児・児童期の体験が原点としてあると思う。私は、7人兄弟の四男で下に3歳違いの妹がいる。私の父は、小学校の教師を長くやっていたせいか、幼児期の大切さがわかっていたのだろう。物心がついてから毎晩のように寝る前に、「学習室文庫」という1冊40〜50ページほどの薄い本を読んでくれた……。
投稿日:2016年05月31日(火) 05:31

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)