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最新記事【2016年05月09日】


● 今日(5月9日)の主なできごと

1873年 日本初の公園誕生……この日の太政官布告により、東京の上野公園、大阪の住吉公園と浜寺公園、広島の厳島、金沢の兼六園の5か所が公園に指定された。これらは江戸時代以来、花の名所、名園として知られてきたところばかりで、1876年までにはそれぞれ、市民のいこいの場所として一般公開されている。

1948年 「母の日大会」開催……この日、東京・日比谷公会堂で「母の日大会」が開催された。アメリカでは5月の第2日曜日に指定されていた「母の日」の習慣を日本にも採り入れようとしたもので、以降5月第2日曜日が「母の日」に定着した。

1994年 南アに初黒人大統領……アパルトヘイト(人種隔離)政策が長くすすめられてきた南アフリカ共和国に、国民全体が参加した選挙で、人種差別とたたかってきた黒人解放運動の闘士マンデラが大統領に選出された。


● 今日の主な記念日・恒例日

アイスクリームの日……アイスクリームのシーズンが始まる連休明けの1964年のこの日、東京アイスクリーム協会(今の日本アイスクリーム協会)が記念事業を行い、さまざまな施設へアイスクリームをプレゼントした。以後、この日を「アイスクリームの日」として、各種のイべントを実施。


● 今日生まれた人

1860年 バリー……イギリスの劇作家・小説家。代表作『ピーター・パン』『ピーターパンとウェンディ』など。

1874年 カーター……イギリスのエジプト考古学者。ツタンカーメン王墓を発見。

1920年 森光子……昭和・平成期の女優。代表作 テレビドラマ『時間ですよ』『渡る世間は鬼ばかり』舞台『放浪記』など。


● 今日亡くなった人

1724年 前田綱紀……江戸時代前・中期の大名。加賀藩の第5代藩主。

1805年 シラー……ドイツの詩人・劇作家。代表作、『群盗』『たくらみと恋』『フィエスコの反乱』『ドン・カルロス』など。ゲーテと並びドイツ古典主義の代表。

1920年 岩野泡鳴……明治・大正期の小説家・評論家。代表作『耽溺』『放浪』、評論『神秘的半獣主義』など。

1959年 梁田貞……大正・昭和期の作曲家・音楽教育家。代表作『城ヶ島の雨』『どんぐりころころ』など。


● 過去のマイブログ「5月9日」のテーマ

2014年ブログ  「名君」 前田綱紀
加賀前田家第5代藩主で80年近い優れた治世により、徳川光圀や池田光政と並び、江戸時代前期の名君として讃えられた前田綱紀(まえだ つなのり)が、1724年に亡くなった日です。1643年、第4代加賀(石川県)前田家藩主前田光高の子として江戸藩邸に生まれた前田綱紀(幼名・犬千代)は、3歳の時に父の死により家督を相続すると、幕命により、隠居していた祖父の利常が後見することになりました……。

2013年ブログ 「愛すべき楽天主義者」 岩野泡鳴
田山花袋、島村抱月らとともに自然主義文学者として活躍した岩野泡鳴(いわの ほうめい)が、 1920年に亡くなった日です。兵庫県淡路島の洲本市に生まれた岩野泡鳴(本名・美衛[よしえ])は、14歳のときキリスト教の洗礼を受け、宗教家を志して明治学院大学、仙台神学校に学ぶも中退、専修学校(のちの専修大学)で法律学と経済学を修めて……。

2012年ブログ 「おもしろ古典落語」68回目 こんにゃく問答
上州(今の群馬県)の安中にあるこんにゃく屋の六兵衛さんは、若いころ江戸で親分とか、兄ぃといわれた人でした。昔の縁で、江戸からやってきた者が顔を出します。もともと世話好きですから、ひと月でもふた月でも置いてやるので、居候がごろごろしています。「おい、八公、ちょいと来い。おめぇに話があるんだ、そこへ座れ……。

2011年ブログ 復活した旧ユーゴスラビア
4月20日からプライベートで阪急交通社が主催する 「クロアチア・スロベニア・ボスニア ヘルツェゴビナ・モンテネグロ」(旧ユーゴスラビア4か国) をめぐる10日間の旅を体験してまいりました。旧ユーゴスラビアといえば、ユーゴスラビアをまとめてきたチトー大統領が1980年に亡くなって以来、特に1990年代から今世紀初めまで、民族・国家・宗教のちがいによる内戦のため、国土が荒廃したことで有名です。そのため、そんな危険な国々へどうして行くのか……。

2008年ブログ 「ピーターパン」 の物語
児童文学の不朽の名作 「ピーターパン」 を創作したイギリスの作家・劇作家のジェームス・バリーが、1860年に生まれた日です。「ピーターパン」 は、イギリスの首都ロンドンにあるケンジントン公園で、乳母車から落ちて迷子となったことから年をとらなくなり、異世界ネバーランドに移り住み、妖精のティンカーベルと共に日々を送る永遠の少年。ネバーランドにはピーターと同じように親とはぐれて、年をとらなくなった子どもたち (ロストボーイ) がいて、ピーターは彼らのリーダー的存在です……。

2007年ブログ 言葉の発達を遅らせないために
幼児が、むずかりながら何かを要求しようとするとき、あるいは、不充分な片言を発しながら、からだで何かを表現しようとするとき、それを先取りして 「そう、あれがほしいの」 「これが、いやなの」 などと言いながら、その幼児の要求を満たしてやる親が少なくありません。また、孫のしたいことなら、なんでもわかるといわんばかりに手を貸して、満足する祖父母が少なくありません。しかし、これはどれも、まちがっています……。

2006年ブログ 花さき山
「花さき山」(斉藤隆介作・滝平二郎絵 岩崎書店刊)のあらすじは次の通りです。お祭りのごちそうに使う山菜を採りに、山へ行った少女のあやは、山奥でやまんばに出会いました。ふもとを見ると、あたり一面に、美しい花が咲きみだれています。やまんばは、あやに言いました。「この花は、山のふもとの人間が、やさしいことをひとつすると、ひとつ咲く。おまえの足もとの赤い花、それは、おまえが咲かせた花だ……。
投稿日:2016年05月09日(月) 05:21

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)