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最新記事【2016年05月06日】


● 今日(5月6日)の主なできごと

1607年 朝鮮使節(通信使)が江戸を訪問……豊臣秀吉の朝鮮出兵以来、途絶えていた国交を回復するため李氏朝鮮から派遣された朝鮮通信使507名が初めて江戸を訪問、2代将軍秀忠と会見した。その後も、将軍が代わるときの祝賀使節などに派遣され、江戸時代には計12回訪日した。

1970年 三浦雄一郎エベレスト滑降……プロスキーヤーで登山家の三浦雄一郎は、この日エベレストのサウスコル8000m地点からの滑降を成功させた。その映像が「エベレストを滑った男」のタイトルでドキュメンタリー映画化され、アカデミー賞記録映画部門で賞を獲得。最終的に、1985年に54歳で南アメリカ大陸最高峰アコンカグアからの滑降を成功させたことにより、世界七大陸最高峰全峰からの滑降を成功させた。

1994年 英仏海峡トンネル(ユーロトンネル)開通……イギリスとフランス間にあるドーバー海峡を結ぶ鉄道用海底トンネルは、8年前に工事が着工され、ついにこの日イギリスのフォークストンとフランスのカレーを結ぶユーロトンネル開通式となった。全長約50km、世界最長のトンネルで、ロンドンとパリ間が、直行特急では3時間で結ばれることになった。


● 今日の主な記念日・恒例日

ゴムの日……5(ご)6(む)の語呂合せから、身近なゴム製品を見直す日として制定。ゴムはもともと、ゴムの木から採った天然ゴムが中心だったが、最近ではガスや石油から作られる「合成ゴム」が多く用いられるようになった。弾性や強度が天然ゴムに似ているだけでなく、耐熱・耐油・耐薬品・耐摩耗性などにすぐれた性質をもつ。


● 今日生まれた人

973年 ハインリヒ2世……神聖ローマ皇帝(ザクセン朝最期のドイツ王)。「聖王」といわれる。

1758年 ロベスピエール……フランス革命の指導者。恐怖政治の中心人物。

1827年 楠本イネ……江戸時代後期から明治期の産科医。シーボルトの子。宮内庁御用掛。

1856年 フロイト……オーストリアの精神医学者。『夢判断』を著し、精神分析学を創始。

1856年 ピアリー……アメリカの探検家。初の北極点到達。
 
1868年 ガストン・ルルー……フランスの小説家。代表作『黄色い部屋の秘密』『オペラ座の怪人』など。

1885年 野上弥生子……明治・大正・昭和期の小説家・翻訳家。代表作『迷路』『秀吉と利休』など。

1907年 井上靖……昭和・平成期の小説家。代表作『闘牛』『敦煌』『氷壁』『天平の甍』など。


● 今日亡くなった人

763年 鑑真……飛鳥・奈良時代の唐からの帰化僧。日本律宗開祖。

1408年 足利義満……室町幕府第3代将軍。金閣寺建立など、「北山文化」を開花させる。

1612年  有馬晴信……安土桃山・江戸時代初期のキリシタン大名。

1694年 三井高利……江戸時代前期の豪商。三井家の祖。

1919年 バウム……アメリカの児童小説家。代表作『オズの魔法使い』シリーズ。

1941年 九鬼周造……大正・昭和期の哲学者。代表著作『いきの構造』『人間と実存』など。

1949年 メーテルリンク……ベルギーの劇作家・詩人・思想家。代表作『青い鳥』など。

1963年 久保田万太郎……大正・昭和期の小説家・劇作家・演出家・俳人。代表作『末枯』『大寺学校』『うしろかげ』『三の酉』など。

1964年 佐藤春夫……大正・昭和期の詩人・小説家・評論家。代表作『田園の憂鬱』『晶子曼陀羅』など。

1999年 東山魁夷……昭和・平成期の日本画家・著述家。代表作『白馬の森』『残照』など。昭和を代表する画家の一人。

2006年 萱野茂……昭和・平成期のアイヌ文化研究家・政治家。
投稿日:2016年05月06日(金) 05:33

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)