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最新記事【2018年04月10日】


● 今日(4月10日)の主なできごと

1946年 初の女性議員……この日、日本ではじめて女性が参加した衆議院議員選挙が行なわれた。この選挙の女性投票率は67パーセントをこえ、女性立候補者82名のうち39名が当選をはたした。これにちなみ、この日は「婦人参政記念日」にもなっている。

1952年 「君の名は」放送開始……NHKは、連続ラジオ放送劇「君の名は」(菊田一夫作)を、この日からスタートさせた。放送開始から爆発的な人気を呼び、銭湯の女湯がガラ空きになるほどの社会現象をひきおこした。

1959年 皇太子の結婚……皇太子明仁親王(現在の天皇)がこの日結婚。皇太子妃となる正田美智子さんが、民間から初の妃ということで慶祝熱が高まり、ご成婚パレードには美智子妃を一目みようと沿道に53万もの人がつめかけるなど、日本じゅうが「ミッチーブーム」にわきたった。


● 今日の主な記念日・恒例日

女性の日(婦人の日)……労働省(今の厚生労働省)が1949年に「婦人の日」として制定し、1998年に「女性の日」に改称。「女性週間」の始まりの日でもある。

瀬戸大橋開通記念日……1988年のこの日、瀬戸大橋が開通し、本州と四国が橋で結ばれた。瀬戸大橋は、岡山県倉敷市と香川県坂出市との間の9.4kmの海峡部を結ぶ橋で、道路・鉄道併用の6つの橋から構成されている。

その他の記念日……駅弁の日、インテリアを考える日、ヨットの日、建具の日、教科書の日、四万十の日、ステンレスボトルの日、仕入れの日など。


● 今日生まれた人

1583年 グロティウス……オランダの法学者。代表著作『海洋自由論』『戦争と平和の法』など。「国際法の父」

1794年 ぺリー……アメリカ海軍軍人。「黒船」で江戸幕府に開国をせまり、「日米和親条約」締結。

1847年 ピューリツァー……アメリカの新聞経営者・ジャーナリスト。「ピューリツァー賞」は氏の功績にちなむ。

1909年 淀川長治……昭和・平成期の映画評論家。「サヨナラおじさん」

1933年 永六輔……昭和・平成期の放送作家・作詞家・タレント。代表作『黒い花びら』『上を向いて歩こう』『帰ろかな』『見上げてごらん夜の星を』『いい湯だな』『こんにちは赤ちゃん』(作詞)『大往生』など。


● 今日亡くなった人

1919年 サパタ……メキシコの革命家。「農民軍」を指導。

1954年 オーギュスト・リュミエール……フランスの発明家。「映写機」を発明したリュミエール兄弟の兄。

1955年 シャルダン……フランスの古生物学者・哲学者。「北京原人」発掘。

1966年 川端龍子……大正・昭和期の日本画家。代表作『火生』『鳴門』『潮騒』『水雷神』『草炎』など。

1988年 桑原武夫……昭和期のフランス文学者・文芸評論家。先駆的な共同研究システムを推進し『フランス百科全書の研究』『ルソー研究』などを著す。

1989年 色川武大(阿佐田哲也) ……昭和期の小説家。代表作『離婚』『麻雀放浪記』『狂人日記』など。

1992年 扇谷正造……昭和・平成期の評論家・編集者。戦後『週刊朝日』編集長に就任、部数を十数年のうち10万部から100万部以上に急伸させた「週刊誌の鬼」

1997年 黛敏郎……昭和・平成期の作曲家。代表作『涅槃交響曲』オペラ『金閣寺』など。映画音楽も多数あり、『題名のない音楽会』の司会でも知られた。


● 過去のマイブログ「4月10日」のテーマ

2014年 「伝説的英雄」 サパタ
メキシコ革命動乱期に、農民運動を指導したことで知られるサパタが、1919年に暗殺された日です。1879年、比較的裕福なインディオ系農民の子として南部モレロス州の小村に生まれたエミリアーノ・サパタでしたが、17歳で小さな弟や妹とともにみなし子となるものの、村人たちからの人望は厚く、1909年に村の防衛委員長に選出されるなど、村のスポークスマンとして働きました。当時のメキシコは、1876年に権力を握ったディアスの独裁政治による支配下に……。

2013年 「会場芸術」 の川端龍子
洋画から日本画に転向し、ダンナミックな「会場芸術」とよばれる大作を多く描いた日本画家の川端龍子(かわばた りゅうし)が、1966年に亡くなった日です。1885年、和歌山市の呉服商の子として生まれた川端龍子(本名・昇太郎)は、実家の没落によって、10歳のころに家族とともに東京へ移り住み、府立1中に進学、やがて1中から分れた3中に移籍しました。この中学在学中の1903年、読売新聞社の一般募集……。

2012年 「国際法の父」 グロティウス
『海洋自由論』『戦争と平和の法』などを著わし、国際法の基礎を作ったことで知られるオランダの法学者グロティウスが、1583年に生まれた日です。スペイン・ポルトガル連合とオランダが交戦していた時代(八十年戦争)、陶器で有名になるオランダ南西部デルフトの名門の家に生れたフーゴー・グローティウスは、幼年期に父からヒューマニズムとアリストテレス的な教育を受けて育ちました……。

2009年  黒船のペリー
アメリカ海軍の軍人で、1853年に軍艦をひきいて浦賀沖に来航、江戸幕府に開国をせまったペリーが、1794年に誕生した日です。1853年7月、江戸(東京)に近い浦賀沖を走る4せきの船を見て、人びとはびっくりしました。まっ黒なけむりをはき、大きな水車のような輪をぐるぐるまわしながら、波しぶきをあげて走ってきたからです。「黒船きたる!」。とどろく砲声に、江戸の町は大さわぎに……。

2007年  多磨霊園めぐり
1ヶ月ほど前、書店で「東京さわやか散歩」(山と渓谷社刊) というガイドブックを立ち読みしているうち、41コースのうちの36番目、武蔵野の川と雑木林の自然に親しむ「野川公園から浅間山公園」のところに目がうつりました。以前の住居が三鷹市深大寺だったために、野川公園や武蔵野公園には、休日によく散歩したものでした。所要時間2時間30分というこのコースは……。

2006年 「坊ちゃん」と「みにくいあひるのこ」
夏目漱石の作品のなかで、子どもにも、おとなにも、もっとも広く愛読されているものに 「坊っちゃん」 があります。四国の中学校へ赴任した、正直で正義感のつよい竹を割ったような性格の坊っちゃんが、教頭の赤シャツを代表とする悪がしこい教師たちと対立して不正とたたかい、やがて、みずから、この不浄の地をはなれて、やさしい清(奉公人) の待つ東京へ帰るまでをえがいた中編です……。
投稿日:2018年04月10日(火) 05:27

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)