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最新記事【2018年01月11日】


● 今日(1月11日)の主なできごと

708年 「和銅」に改元……武蔵国秩父郡から朝廷に銅が献上されたことを記念し、この日「和銅」に改元された。同年8月には、日本初の流通貨幣「和同開珎(わどうかいちん/わどうかいほう)」が鋳造・発行された。

1851年 太平天国の乱……清(中国)のキリスト教徒である洪秀全が「太平天国」を組織して反乱をおこした。4、5年後には数十万人もの兵力にふくれあがり、水陸両軍を編成するまでに至ったが、1864年に鎮圧された。


● 今日の主な記念日・恒例日

鏡開き……正月に年神様に供えた鏡餅を雑煮や汁粉にして食べ、一家の円満を願う行事。もともとは、武家社会の風習だったものが一般化しため、刃物で切るのは切腹を連想させるので、餅を手や木鎚で割ったり、砕いたりする上、「切る」という言葉をさけて「開く」という縁起の良い言葉を使っている。また、樽酒の蓋を割って開けることも「鏡開き」ということから、この日は「樽酒の日」記念日にもなっている。

蔵開き……商売をする家では、新年初めて蔵を開いて商売繁盛を祈る。

塩の日……1569年、武田信玄と交戦中の上杉謙信が、武田方の領民が今川氏によって塩を絶たれていることを知り、この日、越後の塩を送ったといわれている。この伝説が「敵に塩を送る」という言葉のもととなり、「塩の日」記念日として制定された。


● 今日生まれた人

1745年 伊能忠敬……江戸時代後期の地理学者・測量家。1800年から17年かけて全国を測量し『大日本沿海輿地全図』を完成。

1755年 ハミルトン……アメリカの政治家・哲学者。アメリカ合衆国憲法を起草。

1888年 キーナン……アメリカの法律家。「極東国際軍事裁判(東京裁判)」の主席検察官。

1907年 山岡荘八……昭和期の小説家。代表作『徳川家康』『春の坂道』『伊達政宗』など。


● 今日亡くなった人

1881年 田中久重(田中儀右衞門)……幕末から明治期の発明家。田中製作所(東芝の前身)創業。「東洋のエジソン」「からくり儀右衛門」

1966年 ジャコメッティ……スイスの彫刻家・画家。針金のように長く引き伸ばされた人物彫刻で知られる。

1974年 山本有三……大正・昭和期の小説家・戯曲家。代表作『路傍の石』『女の一生』 『米百俵』 など。

1982年 堀越二郎……昭和期の航空機設計者。「零戦」設計。


● 過去のマイブログ「1月16日」のテーマ1

2013年 「おもしろ古典落語」101回 『かつぎ屋(や)』
呉服屋の旦那は、度をこした縁起かつぎ屋です。目をさませば寝て見た夢を気に病み、朝茶に茶柱が立てばきげんを直し、歩きだして下駄の鼻緒が切れれば、そのまま外出をとりやめるほど。「凶は吉に返ると申します」と番頭にいわれれば、思い直して出かけますが、道でカラスが鳴いたのを聞くと、真っ青になるという具合です……。

2012年 「おもしろ古典落語」55回目 『浮世寝問(うきよねどい)』
「ご隠居さん、いるかい?」「八っつぁんか、相変わらず壮健で何よりだ」「あの、おもて通りの伊勢屋ですけどね」「何だ、唐突に?」「今晩、婚礼があります。『嫁入り』だって騒いでますけど、女が来るんだから、女入りとか、娘入りとかいえばいいのに、何だって、嫁入りなんです?」「男にも女にも目が二つずつある。合わせると4つの目、四目(嫁)入りだ……。

2011年 『スイスのロビンソン』 のウィース
このお話をこしらえたスイスの児童文学者で牧師のウィースが、1818年に生まれた日です。1742年、スイスのベルンに生まれたヨハン・ダビット・ウィースは、ベルン大学で神学と哲学を学んだのちに牧師となりました。長男ルドルフら4人の息子をもうけ、デフォーの『ロビンソン・クルーソー』をヒントに、自分の一家が同じような遭難をしたことを想定したお話『スイスのロビンソン』を書いて、息子たちに話して聞かせました……。

2008年 「セーターをぬぐとき、どうしてパチパチするの ?」  
[おもしろ科学質問箱 3]  どんな物(物質)も「原子」とよばれる小さな粒からできています。一つ一つの原子も、もっと小さな粒からできていて、その中にはプラスの電気をもった粒子(陽子)と、マイナスをもった粒子(電子)がたくさんあります。ほおっておくと、それらが平均してまじっているため、電気がないようにみえます。ところが、毛糸のセーターの下に化学せんいの下着をきていると、それをぬぐとき、くっついてパチパチ音がします。こういう現象を科学では、セーターと下着が「帯電した」といいます……。

2007年 わがままな子に育てるには
子どもは3、4歳にもなると、いろいろなことを手伝いたがります。食事の準備、あとかたづけ、おつかいでも「あなたは、そんなことをしなくてもいいの」と言い聞かせ、手伝わせないようにします。もし、手伝わせて失敗でもしたら「だからいったでしょ」「できもしないのに、でしゃばったことするんじゃないの」と、しかってやりましょう。子どもは、人の喜ぶことなどに、手を貸さない人間になってくれます……。

2006年 めんどりと むぎ
この話もイギリスの昔ばなしです。「働かざるもの食うべからず」ということわざがありますが、このテーマを幼児にもわかりやすく描いた物語です。このような教訓的なテーマは、とかく堅苦しい話になりがちですが、幼児に身近な動物と日常生活の実感を通して展開されているので、説得力があります。ある日、めんどりが、麦の落ち穂を拾います……。
投稿日:2018年01月11日(木) 05:36

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)