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最新記事【2018年01月04日】


● 今日(1月4日)の主なできごと

1877年 地租の引き下げ……この日、地租(土地にかかる税金)が、地価の3%から2.5%に引き下げられた。前年に「伊勢暴動」「真壁一揆」(茨城)など、地租の軽減を求める一揆が頻発したためで、「竹槍でどんと突き出す二分五厘」という標語が流行した。

1882年 軍人勅諭発布……明治天皇が陸海軍の軍人に下賜した勅諭で、正式には『陸海軍軍人に賜はりたる敕諭』。天皇が直接軍を統帥するとし、忠節・礼儀・武勇・信義・質素の5つの徳目を説く、軍人の精神的な規範となった。西周が起草、福地源一郎・井上毅・山縣有朋によって加筆修正されたという。

1946年 公職追放開始……GHQが、軍国主義者・超国家主義者の公職追放を指令した。これを受けて政府は、2月28日に公職追放令を公布。その結果、1948年5月までに20万人以上が公職につけなくなった。ただし、多くの者が1951年の第一次追放解除により、残りも1952年の「公職追放令廃止法」により復帰した。


● 今日の主な記念日・恒例日

官公庁御用始め……1873年から、官公庁は12月29日から1月3日までを休暇とすることが法律で定められており、この日が仕事始めとなる。なお、通常は1月4日であるが、土・日曜日の場合は直後の月曜日となる。

取引所大発会……証券取引所での新年初めての立ち会いが行われる。かつてはこの日は午前中(前場)で取引を終了していたが、2010年以降は終日取引となった。なお、この日が土・日曜日の場合は、その直後の営業日となる。

石の日/ストーンズデー……「い(1)し(4)」の語呂合せにちなむ記念日。この日、地蔵・狛犬・墓石などの石に触れると、願いが叶うと言われている。


● 今日生まれた人

1785年 ヤーコプ・グリム……ドイツの言語・文献学者。グリム兄弟の兄で『グリム童話』を収集。

1809年 ブライユ……フランスの教育者。世界初の盲人用点字「6点点字」を考案。

1889年 夢野久作……大正・昭和期の小説家。代表作『ドグラ・マグラ』(日本探偵小説三大奇書の一つ)『犬神博士』など。

1922年 山田風太郎……昭和・平成期の小説家。代表作『魔界転生』『甲賀忍法帖』など「忍法帖」シリーズ。

1933年 市川昭介……昭和・平成期の作曲家。代表作『恋は神代の昔から』『アンコ椿は恋の花』『涙の連絡船』『好きになった人』『大阪しぐれ』など。


● 今日亡くなった人

1940年 根津嘉一郎(初代)……明治・大正・昭和期の実業家・政治家。「東武鉄道」「南海鉄道」などを再建。「鉄道王」

1960年 カミュ……フランスの小説家・評論家。代表作『異邦人』『カリギュラ』『ペスト』など。

1965年 エリオット……イギリスの詩人・批評家・劇作家。代表作『荒地』(長詩)『寺院の殺人』(詩劇)など。
投稿日:2018年01月04日(木) 05:45

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)