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最新記事【2017年09月24日】


● 今日(9月24日)の主なできごと

1877年 西郷隆盛自刃……木戸孝允と大久保利通とともに倒幕・維新に尽力し「維新の三傑」の一人とうたわれた西郷隆盛は、士族(もと武士)たちの不満を解消させるために征韓論を主張したが、木戸、大久保らに反対されたため、明治政府の要職をすてて郷里鹿児島へ帰った。私塾を開いているうち、やがて下級士族たちにかつがれて8か月にわたる「西南戦争」をおこした。西郷軍は政府軍と奮闘したが、最新式武装をした政府軍の力に及ばす、最期をさとった西郷はこの日、たてこもった城山で腹心に介錯を頼み自刃した。

1965年 みどりの窓口開設……国鉄(いまのJR)は、コンピューターを使った指定券発売の窓口「みどりの窓口」を全国152の主要駅と日本交通公社の83営業所に設置した。これにより、長い時間待たされたり、ダブルブッキングがほとんど解消された。


● 今日の主な記念日・恒例日

清掃の日……1971年のこの日、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(廃棄物処理法、廃掃法)が施行されたことから制定。

歯科技工士記念日……1955年のこの日、日本歯科技工士会が発足したのにちなみ、日本歯科技工士会が2005年に制定。


● 今日生まれた人

1564年 ウィリアム・アダムス(三浦按針)……イギリスの航海士。リーフデ号の豊後・黒島に漂着後、徳川家康の外交顧問。

1837年 大倉喜八郎……明治・大正期の実業家。「大原財閥」創始。教育・文化事業にも貢献。

1902年 ホメイニ師……イランの宗教家。「イラン・イスラム革命」指導者。

1925年 辻邦生……昭和・平成期の小説家。代表作『廻廊にて』『安土往還記』『背教者ユリアヌス』『西行花伝』など。

1927年 加山又造……昭和・平成期の日本画家。代表作『春秋波濤』『黄山霖雨・黄山湧雲』『雲龍図』など。

1927年 長新太……昭和・平成期の絵本作家。代表作『おしゃべりなたまごやき』『キャベツくん』『さかさまライオン』『ぼくのくれよん』など。


● 今日亡くなった人

1724年 西川如見……江戸時代中期の天文・地理学者。代表著作『長崎夜話草』。

1744年 石田梅岩……江戸時代中期の学者。「心学」(石門心学)創始。

1758年 市川団十郎(二代目)……江戸時代中期の歌舞伎役者。

1877年 西郷隆盛……幕末から明治初期の政治家・軍人。「明治維新」の元勲。

1945年 ガイガー……ドイツの実験物理学者。「ガイガー=ミュラー計数管」発明。

1998年 太田薫……昭和期の労働運動家。「総評議長」歴任。「春闘方式」生みの親。

2004年 サガン……フランスの小説家。代表作『悲しみよ今日は』『ブラームスはお好き』など。

2006年 丹波哲郎……昭和・平成期の俳優。『二百三高地』など、映画・テレビドラマ作品300作品以上に出演。


● 過去のマイブログ「9月24日」のテーマ

2015年  「千両役者」 二代目市川団十郎
江戸時代中期に江戸っ子の絶大な人気を博し、現在にいたる市川団十郎(いちかわ だんじゅうろう)家の基礎を築いた歌舞伎役者の市川団十郎二代目が、1758年に亡くなった日です。初代市川団十郎は、坂田金時や曽我五郎のような勇猛な人物を演ずる「荒事」を得意とする歌舞伎役者として人気を誇りましたが、1688年、その初代を父に、母(初代市川翠扇)との長男……。

2014年 『おしゃべりなたまごやき』 の長新太
絵本作家・漫画家・エッセイストとしてユニークな作品を数多く発表し、「ナンセンスの神様」の異名を持った長新太(ちょう しんた)が、1927年に生まれた日です。東京羽田に生まれた長新太(本名・鈴木しゅう治)は、蒲田に育ち、東京市立蒲田工業(今の都立一橋高)を卒業後に、空襲被害を受け、横浜市に移り住みました。戦後は、映画が好きだったことで……。

2013年  ガイガー計数管
宇宙線、人工放射能、核分裂などの研究や、放射線量を測定するときに欠かせないガイガー=ミュラー計数管を発明したドイツの実験物理学者ガイガーが、1945年に亡くなった日です。1882年、ドイツ西部のノイシュタットに、インドの大学につとめる学者の子として生まれたハンス・ガイガーは、ミュンヘン大学をへて、1902年からエアランゲン大学で物理学と数学……。

2012年 「大倉財閥」 築いた大倉喜八郎
明治・大正期に実業家として活躍した大倉喜八郎(おおくら きはちろう) が、1837年に生れた日です。越後国(現・新潟県)新発田の名主の家に生れた大倉は、18歳のとき商売で身を立てようと江戸に出て鰹節店に奉公し、3年後に乾物店を開業しました。1867年に鉄砲商に転業すると、幕末から維新の動乱期だったために大当たり、官軍、幕府軍の双方から注文……。

2010年 「じゃがたらお春」 と西川如見
江戸時代中期の天文・地理学者 西川如見(にしかわ じょけん)が、1724年に亡くなった日です。如見は、著書の『長崎夜話草』に、1639年に幕府はオランダ系混血児11名をジャガタラ(現・ジャカルタ)へ流したこと、その中のひとり14歳の「お春」のことなどを紹介しています。如見は、1648年、長崎の生糸の鑑定を行なう地役人の家に生まれました。20歳をすぎてから学問を……。

2008年 「心学」 の祖・石田梅岩
正直、倹約、堪忍という徳目をわかりやすく示し、町人の道を教える 「心学」 をはじめて説いた江戸時代中期の学者 石田梅岩(ばいがん)が、1744年に亡くなった日です。1685年、丹波国(京都府)の農家に生まれた梅岩は、10歳のとき京都の商家に奉公にだされ、一時は、奉公先がおちぶれて帰郷しましたが、22歳の年に、ふたたび京へでて呉服商にやとわれました……。
投稿日:2017年09月24日(日) 05:26

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)