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最新記事【2017年08月26日】


● 今日(8月26日)の主なできごと

1789年 フランス人権宣言の採択……フランス革命で、バスティーユ牢獄の襲撃やその後の動乱が落ち着いたこの日、国民議会は憲法の前文にあたる「人間と市民の権利宣言」(人間宣言)を採択した。アメリカの独立宣言を範としたこの宣言は17条からなり、権利の平等、人間が当然の権利として持つ自由、主権在民、思想・言論の自由、所有権、安全、圧政に対する抵抗権の確認などの原則が示されている。この民主主義の考え方は、新しい市民社会の原理となった。これにちなみ、8月26日は、「人権宣言記念日」とされている。


● 今日の主な記念日・恒例日

シルマンデー/ユースホステルの日……ユースホステルの創始者リヒャルト・シルマンを記念する日。ドイツの小学校教師だったシルマンは、1909年のこの日、児童たちと遠足に出かけたところ、突然の大雨のために小学校で雨宿りをした。夜になっても雨は止まず、翌朝までその小学校で過ごすことになった。この経験から、旅行中の青少年が何かあった時に、安い料金で安心して宿泊のできる施設の必要性を感じ、ユースホステルを創設した。


● 今日生まれた人

1451年 コロンブス……イタリアの航海者。アメリカ大陸の発見者。

1676年 ウォルポール……イギリス議会内閣制による初代「首相」。20年に及ぶ長期安定政権を築き、商業国家として躍進する土台を築く。

1740年 モンゴルフィエ兄弟 (兄)……フランスの発明家。兄弟で熱気球を発明、世界初の有人飛行。

1743年 ラボアジエ……フランスの化学者。質量保存の法則を発見。「近代化学の父」

1880年 アポリネール……イタリア出身フランスの詩人。代表作『腐ってゆく魔術師』『ミラボー橋』など。

1910年 マザー・テレサ……カトリックの修道女。修道会「神の愛の宣教者会」創立。


● 今日亡くなった人

1617年 後陽成天皇……安土・桃山・江戸初期の第107代天皇。

1723年 レーウェンフック……オランダの生物学者。史上はじめて顕微鏡を使って微生物を観察。「微生物学の父」

1850年 ルイ・フィリップ……フランスの国王。「市民の王」

1910年 ウィリアム・ジェームズ……アメリカの哲学者・心理学者。パースやデューイと並ぶプラグマティストの代表。

1929年 アーネスト・サトウ……イギリスの外交官・駐日公使館書記官。代表作『一外交官のみた明治維新』『日本旅行日記』『アーネスト・サトウ公使日記』など。

1931年 浜口雄幸……大正・昭和期の財政家・政治家。第27代首相。

1974年 リンドバーグ……アメリカの飛行士。単独大西洋無着陸横断。

1998年 田村隆一……昭和・平成期の詩人・翻訳家・エッセイスト。代表作『四千の日と夜』『言葉のない世界』など。

2007年 サイデンステッカー……アメリカの日本文学研究者。『雪国』(川端康成作)の英訳など、日本文化を広く紹介。

2014年 米倉斉加年……昭和・平成期の俳優・演出家・絵本作家。代表作『魔法おしえます』『多毛留』(絵本)。


● 過去のマイブログ「8月26日」のテーマ

2015年  「初の印刷」 と後陽成天皇
安土桃山時代から江戸時代初期の天皇で、皇室の尊厳回復に努力し、古典文化研究の新しい潮流を生み出した後陽成天皇(ごようぜいてんのう)が、1617年に亡くなった日です。1571年、正親町(おおぎまち)天皇の皇子の誠仁(さねひと)親王の第1子として生まれた和仁親王は、1586年に父の急死により、祖父にあたる正親町天皇に譲位されて後陽成天皇として即位しました。当時は、織田信長の後継者として……。

2014年 「市民の王」 ルイ・フィリップ
1830年フランス「七月革命」後に即位し、1848年の「二月革命」まで、イギリス型立憲君主制「七月王政」をおこなったルイ・フィリップが、1850年に亡くなった日です。1773年、オルレアン地方に公領を有する貴族「オルレアン家」のフィリップ・エガリテ [平等公] の長男として生まれたルイ・フィリップは、文筆家で教育者のジャンリス夫人から自由主義教育を受け……。

2013年  雷が落ちたところがどれだけ離れているのか、なぜわかるの?
「おもしろ科学質問箱 26」 雷は、光った瞬間にドカン、バリバリという激しい音をたてて落ちます。それを離れたところで聞くと、ゴロゴロという音が、あとから聞こえてきます。光は、1秒間に30万km、地球を7まわり半もまわるほど速く進みます。ですから、10kmも離れたところで雷が落ちたとしても、落ちた瞬間に光は見えます。ところが、音は1秒間におよそ340mしか進みません……。

2011年 「おもしろ古典落語」36回目 『たがや』
江戸名物のひとつに、両国の川開きがありました。両国橋の上は花火の見物人でごったがえします。むかしは、鍵屋(かぎや)と、玉屋(たまや)と2軒の花火屋がありましたが、玉屋が火事を出したために取りつぶしになり、鍵屋だけになりました。ところが、どういうわけか花火をほめる言葉は「たァまァ屋ァ!」というのが相場になって、「玉屋」の声ばかりあちこちで聞こえる夕ぐれのこと……。

2010年  近代化学の父・ラボアジエ
従来の化学理論を次々と正し、実験で証明したフランスの偉大な科学者ラボアジエが、1743年に生まれた日です。しかし1789年にはじまったフランス革命によって命を奪われた悲劇の人でした。アントワーヌ・ローラン・ラボアジエは、パリの恵まれた家庭に生まれました。父は弁護士で、母も弁護士の家に育った人です。幼いころから名門校に通い、すぐれた教育をうけたラボアジエは、勉強が何よりもすきだという少年時代を過ごし、やがて大学にすすんで、法律を学びます……。

2008年  よその子と比較しない
「○○ちゃんを見なさい。ちゃんとやってるじゃないの」 「みんなができるのに、どうしてできないの」 「そんなことじゃ、みんなに笑われるわよ」……。子どもを叱ったり、いましめたりする母親をよく見かけます。よその子と比較しながらわが子を見、よその子より劣っていると思えば案じ、よその子より優れていると思えば安心する。「♪ ナンバー1にならなくても もともとは特別なオンリー1」……。

2005年  全国の4割の地区に販売網
手元に1977年4月発売号の「月刊・セールス」(ダイヤモンド社刊)に掲載の1ページ広告がある。全国42支社の募集とあるから、わずか2ヶ月で18地区が決定し、全国29地区と、一気に販売組織が拡大している様子が見てとれる。ただし、どの地区も順調にいったわけでなく、大半が意気込みだけで終わってしまった。F商事が茨城支社の契約を交わしたが、業績が伴わずにやがて脱落していったように……。
投稿日:2017年08月26日(土) 05:40

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プロフィール

酒井 義夫(さかい よしお)
酒井 義夫(さかい よしお)

略歴
1942年 東京・足立区生まれ
1961年 東京都立白鴎高校卒
1966年 上智大学文学部新聞学科卒
1966年 社会思想社入社
1973年 独立、編集プロダクション設立
1974年 いずみ書房創業、取締役編集長
1988年 いずみ書房代表取締役社長
2013年 いずみ書房取締役会長
現在に至る

昭和41年、大学を卒業してから50年近くの年月が経った。卒業後すぐに 「社会思想社」という出版社へ入り、昭和48年に独立、翌49年に「いずみ書房」を興して40年目に入ったから、出版界に足を踏み入れて早くも半世紀になったことになる。何を好んで、こんなにも長くこの業界にい続けるのかと考えてみると、それだけ出版界が自分にとって魅力のある業界であることと、なにか魔力が出版界に存在するような気がしてならない。
それから、自分でいうのもなんだが、何もないところから独立、スタートして、生き馬の目をぬくといわれるほどの厳しい世界にあって、40年以上も生きつづけることができたこと、ここが一番スゴイことだと思う。
とにかくその30余年間には、山あり谷あり、やめようかと思ったことも2度や3度ではない。なんとかくぐりぬけてきただけでなく、ユニークな出版社群の一角を担っていると自負している。
このあたりのことを、折にふれて書きつづるのも意味のあることかもしれない。ブログというのは、少しずつ、気が向いた時に、好きなだけ書けばいいので、これは自分に合っているかなとも思う。できるかぎり、続けたいと考えている。「継続は力なり」という格言があるが、これはホントだと思う。すこしばかりヘタでも、続けていると注目されることもあるし、その蓄積は迫力さえ生み出す。(2013.8記)